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距骨ほぐし

全身の脂肉と疲労がスッキリ消える!足首の骨「距骨」ほぐし

足首の骨の「距骨(きょこつ)」がゆがむと姿勢が悪くなり、老廃物や疲労物質が流れにくい体に。足首を動かす「距骨ほぐし」でゆがみをリセットすれば、代謝が改善し消費カロリーがアップ。さらに疲労も改善します。

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足首の骨「距骨」のゆがみを今すぐチェック!

足首の動きをなめらかにする「距骨(きょこつ)」がゆがむと、さまざまな不調やクセが現れます。次のシートで「距骨のゆがみ」をチェックしてみてください。1つでも当てはまっていたら、今すぐゆがみをリセットする必要があります。

体の“土台”が整えば代謝はみるみる上がる!

「足首の動きが良くなれば、全身の筋肉までしなやかになります。脂肪が燃えて疲労が回復するなど、いいことずくめです」と話すのは、整体師の吉田佳代さん。

足は繊細な動きを可能にするため、片足につき28個の骨で複雑に構成されています。その分、少し重心がズレてバランスを崩すだけで、すぐに全身がゆがむのだとか。

「体の“土台”である足首がバランスを崩すと、全身がゆがみます。筋肉に偏った負荷がかかって硬くなり、老廃物や疲労物質などが蓄積し、血液やリンパの流れも悪化。むくみやすくなり、体が冷えて代謝が下がるなど、負のスパイラルに」

すねの下にある「距骨」は筋肉とつながっておらず、ゆがみやすい骨。ツボを押しながらゆらし、正しい位置に戻せば足首の動きがスムーズに!

「筋肉の柔軟性が上がって歩幅や腕の振りが大きくなるなど、日常動作での消費カロリーがアップします。負荷が改善されて疲れない体になるうえに、巡りも良くなって冷えや体の痛みも改善。まずは夜、お風呂上がりにやってみて!」

体のゆがみをリセットする「距骨ほぐし」のやり方

(1)足首のツボを押しながら足先を5回上下する

いすに座って脚を軽く組み、右足首を左脚に乗せる。足関節の正面にあるツボ「解谿(かいけい)」を右手の人さし指で押し、他の指は足に添える。左手を右足先に添えて、足先をしっかりと上下に5回動かす。

解谿(かいけい):足首正面の関節のくぼみにあるツボ。便秘やお腹の張りに効果が期待できる。

(2)くるぶしの前後2カ所をつまんで10秒ずつ揺らす

右くるぶしのアキレス腱側にあるツボ「太谿(たいけい)」と「崑崙(こんろん)」を左手の指でつまむように押さえ、10秒揺らす。

太谿(たいけい):内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにある、冷え改善のツボ。
崑崙(こんろん):外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみのツボ。頭痛・腰痛の改善に効果的。

次に、右くるぶしの足の甲側にあるツボ「中封(ちゅうほう)」と「丘墟(きゅうきょ)」も右手の指で同様に押さえ、10秒揺らす。左側も(1)(2)を同様に行う。

中封(ちゅうほう):内くるぶしの前側のくぼみにあるツボ。婦人科系疾患や頻尿に効果的。
丘墟(きゅうきょ):外くるぶし斜め下前方のくぼみにあるツボ。疲労や不眠対策に◎。

【+αテク 】いつでもどこでも距骨をリセット!

座りっぱなしで足首を1時間以上動かさないと、足首が固まりやすくなります。お手洗いに立ったときなど、気が付いたらやってみてください。

足首を動かしながら前に5~10回蹴る

足首を動かしながら前に5~10回蹴り上げる。股関節がほぐれるうえにふくらはぎまでしっかり動くので、脚のむくみや冷え対策にも最適。

「距骨ほぐし」で体も心も元気に!

足首が整って体がしっかり動くようになると、さまざまなお悩みまで改善! 気が付いたら体も心も元気になっていきますよ。

脳が活性化して集中力がアップ

足が刺激されると、脳の血流が増えて脳が活性化。集中力や記憶力、思考力がアップします。さらに、足首がしなやかになると歩幅も広がって自然と歩く速度も上がるため、より脳が元気になります。

イライラが落ち着きリラックス

体の“土台”が整うと、筋肉の緊張が解けて姿勢も良くなります。すると、自然と呼吸が深まって副交感神経が刺激され、心身がリラックス。イライラ改善にも最適です。

“なんとなく不調”がスッキリ!

「距骨ほぐし」は体の痛みや婦人科系の悩み、冷えなどに効くツボを押しながら行うマッサージ。さらに体が整うとお腹に力が入り、下腹部のツボ「丹田(たんでん)」に“気”と意識が集中。心身のバランスが整い、不調改善に◎。

新陳代謝が活性化し肌ツヤが良くなる

血液やリンパなど、全身の巡りが良くなると老廃物の排出がスムーズに! 細胞のすみずみまで栄養や酸素が行き渡り、新陳代謝が活性化します。透明感のある若々しい肌をゲット!

疲労が回復して疲れにくい体に変化

筋肉が正しく使われるようになると全身のゆがみが整い、首や肩、腰などへの負荷が軽減。倦怠感や疲労が改善するだけではなく、体のクセがとれて根本から疲れない体になります。

撮影/神尾典行 モデル/森蓉子
(からだにいいこと2022年8月号より)

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