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立冬

「立冬」は冬が始まる合図。体を冷やさず寒さに備えよう

秋もぐっと深まり、立冬の声が聞こえたらそろそろ冬の始まりです。本格的な冬を迎えるにあたって、この時期にしておくべきことは? 寒さに負けないように、体の中から温まるほっこりレシピも紹介します。

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「立冬」っていつ?

立冬とは、1年を約15日ずつ分ける「二十四節気」のひとつで、暦の上では冬の始まりとされます。太陽の動きによるので日にちは固定されていませんが、毎年11月7日か8日頃。今年2022年は7日が立冬です。

また、その日だけでなく次の節気「小雪」までの15日間を「立冬」と呼ぶこともあります。ちなみに1年でいちばん日が短い「冬至」は冬の真ん中とされています。

冬を告げる冷たい北風「こがらし」

紅葉

10月半ばから11月末にかけ、冬型の気圧配置になった時に吹く風速8メートル以上の北風のことを「こがらし」といいます。

天気予報などで「こがらしが吹きました」と発表されたら、いよいよ冬の始まりですね。

「木枯らし」「凩」どちらの漢字も「こがらし」です。凩とは「木を枯らす風」という意味です。

「亥の子の日」には暖房の準備をしよう

炭

「亥の子の日」とは、主に西日本の風習で、旧暦の10月(亥の月)、現在の11月の最初の「亥の日」に、イノシシの子を模した「亥の子餅」を食べて、子孫繁栄や無病息災を祈願します。

この日に炉開き(ろびらき)をすると火事にならないとされ、囲炉裏(いろり)やこたつなどの暖房の準備を始めます。今年2022年の「亥の子の日」は11月6日です。

今のうちにエアコンのお手入れを

夏に冷房で使用したエアコン。そのままになっていませんか? 本格的に暖房を使う前に少しお手入れするだけで、暖房効果も上がり、節電にもつながります。

エアコン

エアコンの基本的なお手入れ方法は以下の通りです。

  • 3時間ほど送風運転をして内部を乾燥させましょう。冷房で結露した内部のカビの発生をおさえます。送風運転がないエアコンでは、冷房の最高温度に設定して稼働させます。
  • フィルターをはずし、ホコリを掃除機で吸って水洗いします。クリーン運転付きのエアコンでも、定期的に掃除しておきましょう。
  • 室外機の周りに枯れ葉がたまっていたり、雑草がはえていないかチェックしましょう。
  • 本体やルーバー(羽根)、および本体からはずせる部分ははずしてから、柔らかい布で拭きます。

食事でも体の中から温めよう

寒さから体を守るために、食事で体の内側から温めるのも効果的です。中でもスパイス類は手軽に体を温めてくれます。パウダー状のものは気軽に使えるので、いくつかキッチンに置いておくといいですね。

温活の味方・生姜は、カットして冷凍しておくといつでも使えて便利です。

寒い時期は、乾燥対策も必須。体を温めるドリンクや簡単レシピのほか、風邪予防になる手作りシロップも紹介します。

〈生姜紅茶〉
ティーパックで入れた紅茶に、すりおろした生姜とハチミツを入れるだけでできる簡単ドリンク。市販の黒糖生姜パウダーなどを使えば、もっとお手軽にできます。

冷えた時や風邪をひきそうな時に温まるのでオススメです。

生姜紅茶

〈葛湯〉
広く知られる漢方薬「葛根湯(かっこんとう)」にも使われる葛(くず)。

小鍋に葛粉と少量の水を入れてよく溶かし、葛粉1:水10〜15の割合で中火にかけます。透明になり、とろみがついたら、さらに1~2分混ぜていきます。お好みで黒糖、生姜などを入れると体がポカポカに。水のかわりにジュースで作れば、小さな子供でも飲みやすくなります。

葛は、血行促進に効果があると言われているので、常備しておくといいですね。

葛湯

〈ホットワイン〉
クリスマスマーケットなどで見かけるホットワイン。寒い屋外でも体を芯から温めてくれます。

鍋に少量の水と、八角、クローブ、シナモン、生姜、レモンやオレンジ等の柑橘類を入れて煮詰めたら、ワインを加えて再度温めます。甘味はお好みで。

使うワインは飲み残したものや、安いテーブルワインで十分です。スパイスが苦手な方は、耐熱のコップにワイン、レモン、ハチミツを入れて、電子レンジで加熱するだけでも簡単にできるのでお試しを。

香辛料
ホットワイン

〈ハチミツ大根〉
角切りにした大根をハチミツに漬ける、喉にいいシロップ。漬けて半日ほどたつと大根の水分が出てくるので、ハチミツの量は大根が半分つかる程度で大丈夫です。

ハチミツに大根のエキスが合わさったシロップは、喉が痛い時や、乾燥している時に飲むと、症状の緩和が期待できます。

また、エキスを出し切った大根はそのままでも食べられますが、お味噌汁に入れるほか、キムチの素などで漬ければ簡単カクテキキムチにも。

はちみつ大根

〈焼きりんご〉
洗って芯の部分をくり抜き、バター、レーズン、シナモン、砂糖やメープルシロップをたっぷり詰め、180〜200度のオーブンで30分ほど焼けば完成です。

焼きリンゴ

まだ暖かい日が残るこの時期に、冬の寝具を干したり、エアコンの掃除をするなど、本格的な冬が来る前に備えておくといいですね。

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