![疲れたら押して! 疲労に関係する「3大ツボ」の押し方](https://www.karakoto.com/wp-content/uploads/2021/06/3406238e-4b26-460a-8d53-d51d9eb999c6-1.jpg)
疲れたら押して!全身の疲労に関係する「3大ツボ」の押し方
ツボ押しはコリや痛み、不調に効くというイメージが強いかもしれませんが、実は疲労回復にも大いに役立ちます。 たまりきった疲労をなんとかしたい人におすすめの「疲れの特効ツボ」を紹介します。
目次
へこんでいて、押すと痛むところが疲れのツボ
全身に360以上あるといわれるツボ。ツボを刺激することで、血流を良くして、自律神経を整えることができ、弱った内臓を元気にし、さまざまな症状を和らげる効果もあります。
疲れきっているときの全身の疲労回復に効く「万能ツボ」は3つ。手の甲にある「合谷(ごうこく)」、足裏の「湧泉(ゆうせん)」、ひざ下の「足三里(あしさんり)」です。
気になるのはその場所ですが、人によっても、同じ人でも、体調や季節によってツボの位置は変わります。これから紹介する場所を手で探り、ボコッとへこんでいたり、痛みを感じたりするポイントがあったら、それがツボです。疲れているとき、この3つのツボを押すと痛いので、すぐわかります。
押すときはイタ気持ちいい程度の力でグイグイと。指で押すのもいいですが、端の丸いペンやマドラーで押すと初心者でもツボに入りやすいので、おすすめです。
弱った胃腸や肝臓の回復を助ける「足三里」
![足三里](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/779/medium/01626a0f-8cb4-4f94-a62b-3f3686df7346.jpg?1562923190)
足三里は、ひざ骨の下部外側のくぼみです。内臓の不調からくる疲れ、とくに胃腸の疲れに効果的で、食欲不振、便秘、むくみ、にきびを改善します。
脚の付け根をプッシュ
![脚の付け根をプッシュ](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/781/medium/32a06948-7c8d-45c0-8651-2b39baa3381a.jpg?1562923223)
まずは脚の付け根をほぐします。脚の付け根全体を押した後、イタい所を重点的にもみます。付け根がほぐれると、ツボ押し作用が内臓に伝わりやすくなります。
足三里のツボを押す
![足三里のツボを押す](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/783/medium/a54074db-e9a3-4eca-ba68-5cd398640d56.jpg?1562923251)
ペンの端を「足三里」のツボにあて、やや強めに押します。不調の際はもちろん、普段から押していると、内臓疲れの予防になります。
親指と人さし指の骨の間を押す
![親指と人さし指の骨の間を押す](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/012/767/medium/9564f9ab-753d-43bb-83c9-192aaa73c746.jpg?1566370113)
足の親指の骨と、人さし指の骨が交わるあたりにあるくぼみを押す。ストレスやお酒で弱る肝臓の働きを助ける効果があります。
足の疲れやだるさに効く「湧泉」
![湧泉](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/771/medium/21cf3080-3143-4c7a-87ed-5b0e5f394b6e.jpg?1562922921)
湧泉は足の裏の中ほどにあり、指を曲げたときにへこむ部分です。足の疲労回復にてきめんの効果があり、押すと命のエネルギーが泉のように湧き出すことが名の由来だとか。
足首を回して足裏をもむ
![足首を回して足裏をもむ](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/772/medium/ceccacd4-47f9-4c11-8a5f-a882a3cc16a5.jpg?1562922949)
まず、それぞれの足指の間に手の指を入れ、足首から10回程度回します。その後、足裏全体をもんで筋肉をほぐします。
湧泉のツボを押す
![湧泉のツボを押す](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/773/medium/208aa160-afc7-4ffd-8e92-72f8be4c1fb1.jpg?1562922994)
ペンの端を「湧泉」のツボに対して垂直に押し、グリグリともみほぐします。冷えやほてりの悩みも軽減。
すねの骨の内側を押す
![すねの骨の内側を押す](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/774/medium/08aa8917-b1a6-4167-be1d-c3f8dfd3bff9.jpg?1562923030)
内くるぶしから手の指を4本並べた上にあるくぼみを押す。足腰の冷え性や生理痛など、女性特有の症状を軽減。
首、背中、肩コリなど上半身の疲れに効く「合谷」
![合谷](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/788/medium/7da2db18-b526-49ce-8c94-4bc843a487f5.jpg?1562923519)
「合谷」は親指と人さし指の骨の付け根にあり、首、背中、肩など上半身のコリからくる疲れに効きます。骨のキワにあるツボなので、グイっと深く押して。
手をもむ、さする
![手をもむ、さする](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/790/medium/c11d78f3-c931-4f26-95dc-5eb916fba4b3.jpg?1562923785)
まず、手のひら、甲の両方が気持ちよいと感じる強さで1分ほどもみます。疲れて力が入らない時は、やさしくさするだけでも有効です。
合谷のツボを押す
![合谷のツボを押す](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/789/medium/7df88b6f-3034-4bb9-96fc-90e82f1a5a65.jpg?1562923745)
次にペンの端を「合谷」のツボにグイっと入れます。1分程押すとより効果的ですが、自分が心地いいと感じる時間でOK。
中指を押してイタイ箇所を刺激
![中指を押してイタイ箇所を刺激](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/010/792/medium/125dee76-81e1-4d4c-b81b-38c38ba08d0f.jpg?1562923838)
上半身疲れは顔の老化にも影響。顔の反射帯は中指の第一関節より上にあります。押すとイタイ箇所を押し、たるみやくまを撃退!
ついでに、もみもみ!疲れに効く手足の反射帯
ツボを押すついでに、手や足裏の反射帯を指で押したりもんだりしてみましょう。手足は全身の末梢神経につながっています。そのため、疲れを感じる部位の反射帯をもみほぐすと3大ツボ押しとの相乗効果で疲労回復が早まります。
手の反射帯
![手の反射帯](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/007/865/medium/fbbe6cae-154e-4bbf-85bc-7bed108936ce.jpg?1558511910)
手のひらはおなか側、甲は背中側を反映しています。両手とも同じ分布で、体の不調は両手のどちらかに現れます。例えば、手のひらの人差し指と薬指の付け根の下を押して痛かったら、肝臓が疲れている可能性が!
足の反射帯
![足の反射帯](https://cdn.clipkit.co/tenants/501/item_images/images/000/007/866/medium/8dcd4f42-3804-4264-8a0e-5d5fd1124cb5.png?1558511925)
足の裏は全身を反映。首や肩などの疲れやすいパーツの反射帯は指の付け根にあります。ただし、気を付けたいのは、目の反射帯は左右反対の足裏にあること。目の疲労が気になったら、左足に右目、右足に左目の反射帯をもんでみてください。
撮影/土肥裕司 モデル/神代ひまり
(からだにいいこと2014年1月号より)
![「疲労回復ワザ」22のコツ|すぐできる心と体の疲れ対処法](https://www.karakoto.com/wp-content/uploads/2021/06/31831e37-40af-469d-9e38-2a4b0badde86.jpg)
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[ 監修者 ]