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自分もみんなもハッピーになれるのが、最高のおしゃれ|蛯原友里さん心にいい習慣(3)

『からだにいいこと』の表紙モデル・蛯原友里さんの輝く笑顔の秘訣とは? 実践している“心にいい習慣”を紹介し、アラフォー世代にエールを送ります。

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蛯原友里さん

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1979年、宮崎県生まれ。2003年、ファッション誌『CanCam』の専属モデルとして活動を開始。“エビちゃん”の愛称で親しまれ、その人気は社会現象に。現在も『Marisol』ほか、多くの雑誌や広告で活躍を続ける。私生活では一児の母。

年齢や環境に応じてファッションも変化

第一線で活躍するトップモデルとして、20年近くキャリアを重ねてきた蛯原さん。仕事柄、流行にふれる機会が多いものの、年齢を重ねて生活環境も変化する中で、トレンドとは異なる“自分軸”でファッションを楽しむようになったと言います。

「20代前半は、流行っていたミニ丈ボトムにヒールの高いサンダルを合わせたりして、今思えば派手だったな(笑)。当時は今よりもトレンドへの関心が高かったこともあり、何が似合うかよりも何を着たいかを優先していたのかもしれません。結婚や出産を経て、40代になった今は、いくら流行っているアイテムでも自分に似合わなければスパッと見送るようになりました。そうすることで心が楽になって、より自分のことを大切にできるようになった気がします」

その時どきの気持ちを素直にファッションに投影するようになったことも、ここ数年の変化のひとつ。

「最近は明るい黄色やこっくりしたブルーなどはっきりとした色合いの洋服を頻繁に着ています。自分の装いを明るくしたいということは、気持ちを上げていたいというマインドの表れなのでしょうね。その気持ちを受け止めて、心がときめくカラフルなコーディネートを楽しんでいます」

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家族と過ごす空間はとことんこだわる

“自宅のインテリアは家族のためのおしゃれ”と考える蛯原さんは、部屋の色使いにこだわりをのぞかせます。

「家族みんなが集まるリビングルームは、赤や黄色など元気が出る明るい色合いに。ソファやじゅうたんは、カラフルな色をあえて選び、自宅の中でもっとも彩りのある空間になっています。海外に行ったときや、素敵だなと思ったものは残しておいて参考にしたり、ゆっくり時間をかけて家族が楽しく過ごせる雰囲気にしました」

何もかもポップな色味にするのではなく、棚やテーブルは、落ち着いた深めのブラウンで統一。楽しいけれど、気持ちが落ち着く絶妙なバランスを心掛けたのもポイントだとか。

「おうち時間が増え、子供とリビングルームで過ごす時間も多くなりました。家族みんなが快適に過ごせる空間が、おしゃれだなと。洋服をコーディネートする時のように、インテリアも抜け感を大切しています」

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ものを大切にすることがおしゃれの原点

“ものを大切にする”ということも、蛯原流おしゃれの重要なポイント。家具の配置を替えたり、ソファのカバーをつけ替えるなど、ちょっとした工夫で気分転換。同じアイテムを大切に使いながら、快適なおうち時間を追求しています。

「テーブルやソファの位置を少し変えるだけでも、見え方が変わって部屋の雰囲気が新鮮になりますよね。今自宅にある家具はどれも長く大切に使っていきたいものばかり。リビングルームのソファは、10年以上前に購入したものです。生地を張り替えたりしながら、これからも大切に使っていきたいと思っています。ものを買うときは慎重に吟味して、大きなゴミが出るようなことがないよう心がけています」

着なくなった洋服もすぐに処分するのではなく、蛯原さん曰く「私よりスタイルがいい!」というお母さんや、妹さんに譲ることが多いのだとか。

「母が地元・宮崎から東京へ遊びに来るタイミングに合わせて似合いそうな洋服をいくつか選んでおいて、自宅で試着をしてもらうことが恒例になっています。母も私も同じぐらいの身長なので、私の洋服を上手に着こなしてくれるんです!」

おしゃれを愛する気持ちは母も娘も変わりはないのだそう。

「私と母が同じ洋服を着ることで、遠く離れて暮らしていても家族の絆が深まりますし、ものを大切にすることは地球のため、未来を担う子供たちのためでもあります。かつては、おしゃれと言えば“自分が楽しむこと”でしたが、みんながハッピーになれることが、最高のおしゃれなのかもしれませんね」

雑誌『からだにいいこと』では、蛯原さんが読者のお悩みに答えます!

雑誌『からだにいいこと』 では、蛯原さんが読者のお悩みに答える連載「蛯原友里 これが私の選ぶ道」を掲載中。日頃の美と健康のコツについてざっくばらんに語る「Ebi’s Talk Room」とあわせて2ページ、蛯原さんの素顔とグラビアをたっぷりお楽しみいただけます。

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撮影/黒沼 諭(aosora) 取材・文/岩附永子 スタイリスト/竹村はま子 ヘア/左右田実樹 メイク/佐々木貞江

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