
“たるみ老け顔”は、筋肉のコリをほぐして撃退
たるみ老け顔の原因となるのが顔や頭皮のコリ。顔の筋肉や頭皮をほぐして、若々しい“若返り顔”になりませんか?顔のコリがたるみにつながる理由や、コリほぐしのポイントをご紹介します。
目次
シワや二重あご、たるみ対策にはコリをほぐしましょう!
ほうれい線や二重あごの対策をしようとして、顔をゴリゴリと必死で押し上げていませんか? 「顔のコリ固まりをほぐせば、たるみやシワは緩和できます。このとき、気持ちよさを感じるくらいの力で行うのがポイントです」と、顔筋(がんきん)専門家のKatsuyoさん。
顔や頭の筋肉は、体の筋肉同様に使えばコリが生じて硬くなります。気づかないうちにたまったコリをほぐせば、筋肉が弾力を取り戻し、たるんだ顔を引き上げる効果が期待できます。
その一方で顔の筋肉は、使わなすぎても固まってしまいます。顔を動かす機会が減ってしまうと、顔のコリが蓄積した状態に。顔のコリを感じたときこそ、セルフケアが欠かせません。
顔のコリがたるみにつながる理由
顔の筋肉も、体と同じようにコリが生じます。コリを放置すると筋肉が弾力を失い、たるみの原因になってしまいます。
疲労物質がたまってコリを引き起こす

顔の筋肉がこわばったり、緊張して血流が悪化したりすると、疲労物質がたまってコリが生じやすくなります。顔の筋肉は体より細いため痛みはなく、気づかない間にコリが進行してしまうかも。コリ固まった筋肉は顔を支えられなくなって、たるみの原因に。
表情グセでコリが固定すると筋肉が下がってさらにたるむ

表情にはクセがつきやすく、使う筋肉は限られています。よく使う筋肉は働きどおしなので、常にこった状態に。こり固まった筋肉は本来の弾力を失い、顔を引き上げることができないため、たるみが定着してしまいます。
注意!マスクをすると顔全体がたるむ!

マスクをしていると、息苦しさから無意識に口が開きっぱなしになりがちです。顔の筋肉の緊張がなくなるため、顔全体のたるみが進行。マスクを使用しているときこそ、たるみ対策を!
たるみの原因をチェック!

目元のたるみ
スマホの見すぎや目を細めるクセは、目元のたるみにつながります。眼の疲れを癒やして若々しい目元を目指しましょう。
ほうれい線
食いしばりがちな人は、ほうれい線ができやすい状態。顔全体の筋肉に力が入りすぎているの
で、緩めることが若返りのカギです。
ほほのたるみ
あまり笑わずにいると筋肉が衰え、たるみが目立つように。顔や首のコリをほぐし、詰まった
老廃物を流せばスッキリ。
二重あご
デスクワークなどで前のめりの姿勢が続くと、ヤセている人でも二重あごになりがち。コリを
ほぐすほか、老廃物を流すのも◎。
顔全体が下がる
顔の土台となっている頭がこっていると、顔全体がたるみ気味に。頭皮をやわらかくほぐせば、
自然と顔も引き上がります。
“たるみ老け顔”には「気持ちいい」がベスト
コリほぐしのポイントは「気持ちよく続ける」こと。強い刺激は逆効果です。
NG 力まかせに押すと顔がゆがむ原因に

顔筋を「鍛えよう」とがんばりすぎると、エラが張って大顔になってしまったり、顔がゆがんだ
りすることも。さらに、強い力で顔を押す痛みに嫌気がさして、三日坊主になりがちに……。
OK 「気持ちいい」から毎日続けられる!

コリほぐしは、トレーニングではなくマッサージがベストです。自分が気持ちよく感じられる強さが◎。「気持ちよかった~、明日もやろう!」の積み重ねが、老け知らずの若顔の秘訣です。
「顔や頭は、その人の心や性格を映すもの。暗い顔ばかりしていると、その表情によるコリが定着し、たるみだらけの不幸顔に。大変なことが多い今こそ、コリをしっかりほぐし、若々しい“愛され顔”を作って!」
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/渋沢あき
(からだにいいこと2021年4月号より)
[ 監修者 ]