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ヨガとピラティスの5つの違い|共通点や向いている人の特徴も解説

最近流行っているピラティス。ヨガとの違いがイマイチわからないといった方も少なくありません。本記事では、ヨガとピラティスの違いについて詳しく紹介します。気になる方は、ぜひ参考にしてください。

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ヨガ・ピラティス|それぞれの定義と共通点

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ヨガとピラティスは似たような印象を持たれがちですが、それぞれ大きな違いがあります。ここでは、それぞれの定義と共通点を解説します。

ヨガとは

ヨガとは、インドが発祥の総合的な健康法を指します。身体だけでなく心も鍛えられるのがヨガの特徴です。基本的にポーズ(アーサナ)・呼吸法(プラーナヤーマ)・瞑想(ダーナ)の3つで構成されています。

筋力向上やエネルギーや心を整えるなどさまざまな点に良い影響を与えてくれます。また個々の体力やニーズに合わせて実践できるため、幅広い年代やライフスタイルの方におすすめです。

ピラティスとは

ピラティスは、ジョセフ・ピラティス氏が考案したエクササイズ方法です。全身の筋力の向上や柔軟性アップなどを目的としています。また姿勢改善を期待できるのもポイント。

柔軟性や筋力向上効果以外にも、集中力や身体のバランスを整えられるため、一般の方のフィットネスとしても人気を集めています。

ヨガとピラティスの共通点

ヨガとピラティスに似たような印象を持っている方も少なくありません。実際にヨガとピラティスには共通点があり、似たような印象を持たれるのは自然な流れです。

主にヨガとピラティスの共通点は、下記があげられます。

  • 深い呼吸を行うことで心身ともにリラックスできる
  • 筋力と柔軟性を高めて心身ともに強化できる
  • 姿勢の歪みを改善できる

他にもヨガとピラティスは、長く続けることで心身を強化する効果を期待できます。そのため、短期間で効果を実感できるフィットネスではないことも共通点といえるでしょう。

ヨガとピラティスの違い(1)成り立ちと目的の違い

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ヨガとピラティスの違いを理解するためにも、まずは成り立ちと目的の違いを見ていきましょう。

ピラティスよりもヨガのほうが発祥が早く、ヨガは4,500年前の古代インドにルーツがあります。筋力トレーニングなどの目的ではなく、修行方法など精神の安定にフォーカスしているのが特徴です。そのため、筋力向上などよりも、心身の安定を目的としています。

一方ピラティスは、ジョセフ・ピラティスが戦争で傷を負った兵士のリハビリ目的で開発したエクササイズです。リハビリとして生み出されているため、体に負担をかけずに筋肉をつけるのが目的です。

ヨガは心身の安定を、ピラティスはインナーマッスルなどの筋力強化を目的としているのが大きな違いです。

ヨガとピラティスの違い(2)呼吸法の違い

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ヨガとピラティスは、呼吸方法が異なります。ヨガは腹式呼吸ですが、ピラティスは胸式呼吸です。

腹式呼吸とは、お腹を膨らませて行う呼吸方法を指します。息を吸うタイミングで横隔膜を下げるようにお腹を膨らませ、吐くときにお腹をへこませます。一般的には、鼻から息を吸い、口から吐くことが多いようです。ゆっくりと腹式呼吸に集中することで、休息時に優位になる副交感神経が働き、リラックス状態になります。

一方で胸式呼吸は、胸を膨らませて行う呼吸方法を指します。肋骨や背面を横に広げるように鼻から息を吸い、口から息を吐くのが胸式呼吸の特徴です。胸式呼吸は、体の動きが活発なときに働く交感神経が優位になります。

このようにヨガとピラティスは、呼吸方法が異なります。腹式呼吸では副交感神経が、胸式呼吸では交感神経が優位に働くのが特徴です。

ヨガとピラティスの違い(3)エクササイズの内容や動きの違い

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ヨガのエクササイズでは、ストレッチの効いたポーズを数秒間キープし、深い呼吸を行います。主に関節の可動域を広げたり、筋肉の柔軟性を高めたりするポーズがヨガでは多く見られます。

ヨガのポーズには、簡単なものから難易度が高いものなど様々あります。グループレッスンではレベル分けがされているため、自分に合ったエクササイズ内容を選ぶのが大切です。またヨガのレッスン後には、瞑想する時間が設けられています。心身ともに自分と向き合える時間があるので、リラックスしながら行えるのがヨガの特徴です。

一方でピラティスは、流動性を高めるエクササイズを行います。ヨガでは体制をキープすることが多くありますが、ピラティスは流れるように動きを続けるのが大きな違いです。

またピラティスは、マシンとマットの上で行う2種類があり、マットピラティスは高齢者の方でも受けやすい傾向があります。さまざまな動きに集中して脳が活性化されることで、仕事やスポーツなどのパフォーマンスが向上すると言われています。

ヨガとピラティスの違い(4)使用するマットや器具の違い

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ヨガとピラティスは、使用するマットや器具にも違いがあります。

一般的にヨガは、薄く滑り止めが付いたヨガ専用マットを使用します。ヨガはポーズを一定の時間キープするため、滑りにくいマットを使用することで、バランスを取りやすくします。ヨガマットを使用するのが主流ですが、ヨガベルトやヨガブロックなどを用いてヨガを行うこともあります。

一方でピラティスは、ヨガに比べると寝転んだり横になったりすることが多いため、厚みがありクッション性の高いピラティスマットを使用します。他にも、キャデラックやリフォーマーなどの専用マシンを使用するケースもあります。

このように、ヨガは道具を用いることはありますが、マシンを使いません。しかし、ピラティスはマットとマシンの2種類を使う事があるのが特徴です。両エクササイズともマット上で行えるため、高齢者や運動不足の方でも挑戦しやすいでしょう。

ヨガとピラティスの違い(5)効果の違い

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ヨガは、副交感神経が優位になる腹式呼吸によってリラックス効果や精神の安定効果が期待できます。根源に瞑想や悟りなどがあるため、精神統一を行いたい方や、リラックスしながらゆっくりトレーニングしたい方におすすめです。

また関節の可動域を広げたり、ストレッチの効いたポーズを取るため、高いストレッチ効果を得られます。日常生活で使わない筋肉が刺激されることで、血流が促進されるなどデトックス効果も期待できるのがヨガの特徴です。

一方でピラティスは、リハビリに用いられていることやインナーマッスルを刺激することから、体幹を鍛える効果が期待できます。インナーマッスルとは、体の中心部にある筋肉で、通常の筋力トレーニングで鍛えるのは難しいといわれています。

しかし、ピラティスのエクササイズでは、インナーマッスルを鍛え、背骨や骨盤を正しい位置に整える効果があり、姿勢の歪み改善が期待できます。

精神安定やリラックス効果をメインで効果を得たい方はヨガ、インナーマッスルや筋力向上を目指したい方はピラティスがおすすめです。

ヨガ・ピラティスの向き不向き|判断のポイントとは?

ヨガやピラティスが気になるけれど、どちらが自分に合っているかわからない方も多いのではないでしょうか。人によって向き不向きが異なるため、自分に合ったエクササイズを選ぶことが大切です。

ここからは、ヨガとピラティスの向き不向きを判断するポイントについて解説していきます。

ヨガが向いている人

ヨガが向いている人の特徴は、下記があげられます。

  • 運動や筋力トレーニングに苦手意識がある人
  • 心の調子を安定させたい人
  • 筋肉太りの傾向がある人

ヨガはストレッチの効いたポーズを、リラックスしながらゆっくり行います。筋力がなくても取り組みやすいため、運動や筋力トレーニングが苦手な方でも挑戦しやすいといえます。運動不足で体が凝り固まっていたり、老廃物がたまったりしている方が、ヨガを受けることで柔軟性が高まる上に、老廃物を流す効果を得られるのも特徴です。

またヨガには、心を安定させる効果も期待できます。体を動かしながら自分と向き合う時間を作れるため、ストレスや不安から開放され、スッキリとした気持ちになれるでしょう。

ピラティスが向いている人

ピラティスが向いている人の特徴は、下記があげられます。

  • 骨格の歪みや筋力の低下を改善したい人
  • インナーマッスルを鍛えたい人
  • ダイエット後リバウンドしづらい体になりたい人

ピラティスは、流動的に体を動かしながらインナーマッスルなどの筋力向上を目指します。ヨガよりも筋肉に負荷がかかるため、筋力の低下を改善したい方におすすめです。またインナーマッスルが鍛えられることで、背骨や骨盤が正しい位置に戻り、姿勢が改善されるといった効果もあります。

またダイエット目的でピラティスを受ける人も少なくありません。インナーマッスルを鍛えることでリバウンドしづらい体を目指すことができます。

ヨガもピラティスも不向きな人

ヨガとピラティスはそれぞれ目的や効果が異なるため、「どちらかは自分に合いそう」とイメージする方も多いのではないでしょうか。しかし、中には両方とも不向きな人もいます。

ヨガとピラティスの両方が不向きな人の特徴は、下記があげられます。

  • 短期間で効果を出したい人
  • 結果が出るまで継続できない人

ヨガやピラティスは、継続して効果を得られるエクササイズです。一度行ったからといってすぐに効果を実感できるわけではなく、最低でも半年程度継続する必要があります。そのため、短期間で効果を出したい人や継続できない人にはおすすめできません。

ヨガとピラティス、ダイエット目的ならどっちが痩せる?

コルセットダイエット_04

ヨガとピラティスは、有酸素運動のような脂肪燃焼効果は期待できないため、大幅な減量を目的としたダイエットにはおすすめできません。

しかし、長い期間継続することでダイエット効果を期待できます。ヨガとピラティスには、基礎代謝を上げたり、老廃物を流したりする働きがあるため、痩せやすい体質へと変化させることが可能です。

ヨガはダイエット中のメンタルケアや自律神経を整えたい方、ピラティスはインナーマッスルの強化やしなやかなボディラインを得たい方におすすめです。一度体験し、自分に合ったエクササイズを選ぶのも良いでしょう。

まとめ

ヨガとピラティスの違いは、効果や成り立ち、使用する器具などにあります。特に、ヨガは精神安定やリラックス効果、ピラティスはインナーマッスル強化など目的が異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。 自分に合った方法を選ぶためにも、ヨガとピラティスを一度体験するのも良いでしょう。

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