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頬に手をあてる女性

表情筋を鍛えすぎるのはダメ?皮膚科医が教える注意点と正しい鍛え方

気になる顔のシワやたるみを改善しようと、表情筋を鍛えている人も多いのではないでしょうか。しかし「鍛えすぎるのはダメ」といった情報も。鍛えすぎによるデメリットと、正しい表情筋の鍛え方を解説します。

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表情筋を鍛えすぎるとどうなる?

年齢を重ねると気になり始めるのが、ほうれい線やシワ、顔のたるみ。原因は表情筋の衰えと知り、顔の筋トレをはじめてみたものの…なんだか逆に目立ってきている? と、不安に思っている女性も多いのではないでしょうか。

実は表情筋は、正しく鍛えれば若返りに効果的ですが、鍛えすぎると、ほうれい線やたるみの改善に逆効果となることも。表情筋を鍛えすぎると、どのような結果になるのかくわしく見ていきましょう。

ほうれい線やシワが定着する

見た目年齢の印象を決めるほうれい線は、女性なら誰しも目立たないようにしたいですよね。そもそもほうれい線やシワが目立ってしまう原因は、主に二つあります。

一つは、加齢によるコラーゲンやエラスチンの減少によるもの。同時に、コラーゲンやエラスチンの間を埋めているヒアルロン酸も次第に減り、肌の土台が崩れてハリや弾力を保てなくなります。

もう一つは、表情筋の衰え。顔を支えていた筋肉が加齢などの影響によって弱々しくなることで、皮膚や皮下脂肪を支えきれなくなります。

肌を気にする女性

表情筋を適切に鍛えることができれば、このような原因によるシワやたるみの改善効果が期待できます。しかし表情筋のすぐ上には、皮下脂肪が大部分を占める「皮下組織」と呼ばれる皮膚がつながっているため、過度に鍛えると伸び縮みによってダメージを受けることがあります。

間違えた方法で伸び縮みが繰り返されることにより、ダメージは蓄積。その結果、余計に肌にたるみができてしまい、ほうれい線やシワが定着するのです。

たるみが目立つようになる

表情筋の鍛えすぎは、顔のたるみも助長させてしまいます。たるみの原因もシワ同様に、肌の弾力低下と、表情筋の衰えによるものです。

年齢と共に肌のたるみが特に目立ってくるのは、口元や目の下、フェイスラインなど。たるみが進むと、いわゆる「ゴルゴ線」と呼ばれる目の下のシワや、口元には「マリオネットライン」が刻まれていきます。

また、フェイスラインがたるんでくると、顔と首の境界があいまいになり、シャープさがなくなってきます。このようにたるみは、見た目年齢に大きな影響を与えます。

しかし、たるみを改善したいからといって、やみくもに表情筋を鍛えるのはおすすめできません。体の筋肉は適度に使うことで引き締められますが、表情筋は過度に鍛えたり、鍛える箇所が偏ったりすると、たるみはもちろん、ゆがみも目立ってきます。

一度できてしまったたるみを元通りにするには時間がかかるため、表情筋の鍛えすぎには注意が必要です。

表情筋とは?

肌を気にする女性

衰えるとシワやたるみに直結する表情筋は、特定の顔の部位ではなく、顔の表情を作る筋肉の総称を言います。

私たちの顔には表情筋が30種類以上あり、一つ一つの筋肉が互いに作用することによって豊かな表情を作っています。ここからは、代表的な表情筋についてくわしく解説します。

主な表情筋

実に多くの種類がある表情筋ですが、その中でもシワやたるみに影響する主な表情筋をご紹介します。

表情筋

眼輪筋(がんりんきん)
目の周りをぐるっと囲む筋肉。まぶたを開けたり閉じたりする役割があります。

前頭筋(ぜんとうきん)
眉毛の上にある、いわゆるおでこ部分の筋肉。眉毛を上げたり額にシワを寄せたりする働きがあります。

皺眉筋(しゅうびきん)
眉の上にある、眉間にシワを寄せる時に使う筋肉です。

大頬骨筋(だいきょうこつきん)
唇の端から目尻にかけて付いている筋肉。口角を上向きに引き上げる力を持ちます。

頬筋(きょうきん)
大頬骨筋よりも口元寄りの位置にある、口角を外側に引き上げる筋肉です。

上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)
鼻の横に沿うようにして存在している筋肉。上唇と鼻翼(小鼻の部分)を引き上げる働きを持ちます。

口輪筋(こうりんきん)
口元をぐるりと囲む円状の筋肉。口を閉じたり、尖らせたりするなど、口周りの表情を作ります。

口角下制筋(こうかくかせいきん)
口角から下あごにある、下唇と口角を下に引く働きを持つ筋肉。別名「オトガイ三角筋」とも呼ばれます。

表情筋別の鍛えすぎによりできるシワ

ご紹介した表情筋を鍛えすぎると、次のようなシワやたるみにつながります。先ほどの表情筋別に見てみましょう。

眼輪筋(がんりんきん)
上まぶたのたるみや目元のシワにつながります。

前頭筋(ぜんとうきん)
額に横シワが定着する恐れがあります。

皺眉筋(しゅうびきん)
眉間のシワが定着したり、深くなったりします。

大頬骨筋(だいきょうこつきん)
鍛えると口角が上がりますが、鍛えすぎるとほうれい線が深くなる、口の横にさざ波のようなシワができることがあります。

頬筋(きょうきん)
鍛えると口元にハリが出ますが、大頬骨筋と同様に、鍛えすぎるとほうれい線や口の横の小さなシワの原因に。

上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)
目と目の間、鼻根部に横ジワができます。

口輪筋(こうりんきん)
口をすぼめたときの力が働き、唇に向かう放射線状のシワなど、口元のシワが深くなります。

口角下制筋(こうかくかせいきん)
口角が下がり、マリオネットラインが深くなる原因に。

骨についている体の筋肉と違い、顔の表情筋は皮膚に直接つながっています。そのため、鍛えすぎたり、鍛え方を間違えたりすることで皮膚に負担がかかり、シワやたるみを引き起こす要因になります。

表情筋を正しく鍛えるメリット

表情筋ストレッチする女性

表情筋の鍛えすぎは禁物ですが、正しく鍛えることができれば、しっかりとシワやほうれい線、たるみ改善の効果は感じられるはずです。表情筋を正しく鍛えることで得られるメリットをご紹介します。

シワやたるみの改善が期待できる

ほうれい線に代表される、シワやたるみの原因は、主に加齢による肌のハリ・弾力の低下や、表情筋の衰えによって起こる皮下脂肪の垂れさがりです。

そのため表情筋を正しく鍛えることができれば、肌が引き上がってハリがアップし、シワやたるみの改善が期待できるでしょう。

例えば、口角や頬のたるみ改善には、ご紹介した大頬骨筋や頬筋のほか、口角を上に引き上げる「口角挙上筋(こうかくきょじょうきん)」や、口角の脇にある「笑筋(しょうきん)」を鍛えるのが効果的。

また、表情筋は縮むものと、伸びるものが、必ず“対”になっているのが特徴です。そのためやみくもに縮める方向ばかりに鍛えるとシワになることがあります。しかし、動かすことで肌の血流が改善。すると、コラーゲンやエラスチンが増えて、たるんだフェイスラインもシャープになるでしょう。

表情が豊かになる

笑顔の女性

表情筋の衰えの原因のひとつに、「無表情」があげられます。体の筋肉と同様に、顔の表情筋も使わないとだんだん衰えてしまいます。

人はコミュニケーションを取る際に自然と表情筋を使っています。しかしチャットやメールでのやり取りが増えて、人と会話する機会も減った今、表情筋は衰える一方。無表情の時間が増えると、表情筋も凝り固まっていきます。

凝り固まった表情筋は、鍛えたりほぐしたりすること大切。感情表現が豊かになることで、表情筋がしっかり使われて結果的にシワやたるみの防止につながります。

さらに、自然と豊かな表情が作れるようになると笑顔が増え、気持ちも前向きになるでしょう。

若々しく見える

老けて見られる顔の特徴は、ほうれい線を代表とするシワや、フェイスラインのたるみ。これらの老けポイントが、表情筋を鍛えて改善することで、見た目年齢が若返ります。

老け顔の特徴のひとつである目元のたるみは、眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を正しく鍛えることで、目の開きが大きくなり、改善が期待できます。

おでこの前頭筋を使い、眉を持ち上げるようにしてまぶたを持ち上げるクセのある人は、おでこに横ジワができるうえ、眼瞼挙筋を上手く使えておらず目元にたるみやすくなるため注意が必要です。

また、凝り固まった表情筋で作られる表情は仏頂面になりがち。口角を上げる筋肉が衰え、下げる筋肉ばかりが強くなると、口角が下がってしまいます。「怒っている」「不機嫌そう」といった印象を与え、実年齢以上に老けて見られる可能性もあります。

一方、表情筋を鍛えると筋肉が柔軟になり、はつらつとした笑顔に。表情が違うだけで、若々しく見えますよ。

表情筋を正しく鍛える方法は?

笑顔の女性

表情筋の鍛えすぎは逆効果であることを解説してきましたが、正しく鍛えればシワやたるみ改善に効果が期待できます。

正しく鍛えるために心得ておきたいポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

回数を守り長時間行わない

表情筋トレーニングをはじめるときは、回数を守り長時間行わないことが大切です。これから実践しようと思っている表情筋トレーニングがあれば、よかれと思ってたくさんやり過ぎないようにしましょう。

実践する際は、解説されている回数や時間を守って行うことが重要です。表情筋トレーニングはたまに行うより、毎日少しずつ継続することで効果を発揮します。

すきま時間にできるトレーニングを見つけて、自分に合う方法をぜひ試してみてください。

一部の筋肉に偏らずバランスよく鍛える

表情筋を鍛える際に、気になる部分の筋肉だけを過剰に動かしたり、やり過ぎたりすると、負荷が集中してしまいます。その結果、バランスが崩れてシワやたるみに。

表情筋トレーニングを行う際は、まず鏡を見て顔の色々な筋肉を動かし、どこが使えていないかを確認しましょう。左右差はないか、弱い筋肉はないかもチェックを。一部に偏らず顔全体をバランよく鍛えること、左右均等に動すことも大事。その都度、鏡で確認しながらトレーニングを行うとよいでしょう。

表情筋は、ふだんの生活で意外と凝っています。顔のトレーニングで鍛えるだけでなく、マッサージでほぐして肌を柔らかく保つことも、シワやたるみの予防につながります。

ただし、肌に直接触れるマッサージを行う場合は、摩擦を避けるためにマッサージクリームなどを忘れずに使いましょう。

日常生活を表情豊かに過ごす

友人と話す女性

トレーニングの時間を取る必要もなく、表情筋が鍛えられる有効な方法は、日常生活を表情豊かに過ごすことです。

例えば、笑うことで頬にある大頬骨筋が使われます。大頬骨筋は口角を上向きに引き上げる力を持つため、笑うと自然に鍛えられ、ほうれい線の予防になります。

また、いつも口角を下げた無表情ですごしていると機嫌が悪そうな印象を与えます。それだけでなく口角を上げる筋肉が衰え、重力に負けて口角周りの脂肪が下がり、マリオネットラインにつながります。

反対に、いつも口角を上げて毎日を過ごせば、知らず知らずのうちに口角を上げる「口角挙筋(こうかくきょきん)」などの筋肉が鍛えられるでしょう。

たくさん笑ったり人と楽しくしゃべったりして、毎日を表情豊かに過ごすことが、表情筋を鍛える一番の方法と言えます。

美顔器を使うなら説明書に忠実に

美顔器を使う女性

日々を表情豊かに過ごすことでも十分トレーニングになりますが、表情筋を鍛える方法のひとつとして美顔器を使うのも手。ただし、使う際は自己流で使わず、説明書通りに使用しましょう。

多くの美顔器メーカーは、週に2~3回の利用を推奨しています。逆に言えば、いくら効果が期待できる美顔器でも毎日行ってはいけないということ。

美顔器を使用する際は、くれぐれも「使い過ぎ」にならないように、取り扱い説明書に書かれている使用頻度や時間、使い方を忠実に守りましょう。

家電量販店などでたくさんに美顔器が売られていますが、自分の目的に合ったものを見つけることがポイント。肌のシワやたるみに作用する代表的な美顔器の種類は以下です。

EMS美顔器(電気刺激)
微弱な電流で刺激し、リフトアップ効果をもたらす。

RF美顔器(ラジオ波)
肌のハリや引き締めを行い、温熱効果によりコラーゲンの生成を促す。

まとめ:表情筋は鍛えすぎに注意! 適切な鍛え方で若返りを

表情筋を鍛えること自体は肌を若返らせるのに有効ですが、鍛えすぎると肌に負担がかかり、かえってシワやたるみを定着させることがあります。

回数や時間を守る、顔全体をバランスよく鍛えるなどのご紹介したポイントを参考にして、表情筋トレーニングを行いましょう。鍛えれば鍛えるほどいい、ということではありません。

適切に表情筋を鍛えることや、日々を表情豊かに過ごすことに気をつけて、若々しい印象をキープしましょう。

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