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肘の黒ずみの原因は?すぐできるセルフケアと予防法を医師が解説

薄着の季節になると気になるのが肘の黒ずみ。ツルツルでくすみのない腕は、若々しく見えるもの。肘の黒ずみの原因やNG習慣、すぐに実践できるセルフケアを、美容皮膚科医が解説します。

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肘に黒ずみができる原因は?

昔は気にならなかったのに、年齢と共に肘の黒ずみが気になる…。肘の黒ずみが目立ってくると、半そでやノースリーブを着たときに、周りの視線が気になりますよね。

肘は、ひざや首などと同じく、意外と年齢があらわれやすいパーツです。そもそも肘の黒ずみには、次のような原因が考えられます。

日常生活での摩擦や圧迫

頬杖をつく女性

肘に黒ずみができる大きな原因は、日常生活で起こる摩擦や圧迫です。

ほおづえなどで肘に摩擦がおこったり圧迫されたりすると、刺激によって肌の内部でわずかな炎症が起こります。

炎症が起こると、ダメージから肌を守るために角質が厚くなり、同時にメラニンが生成されます。メラニンとは、シミのもとにもなる黒色の色素のこと。

長期間にわたって肘に摩擦や圧迫が加わると、過剰に生成されたメラニンが皮膚に蓄積され、やがて色素沈着を起こします。これが肘の黒ずみの原因に。

乾燥などによるターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れも、肘の黒ずみに関係しています。そもそもターンオーバーとは、肌細胞が一定のサイクルで新しく生まれ変わっていく代謝のしくみのこと。

20代では、ターンオーバーは28日程度の周期と言われていますが、加齢によって次第に周期が長くなり、肌が生まれ変わる周期が乱れます。また、乾燥や紫外線でも乱れやすくなります。

ターンオーバーが乱れると、肘への摩擦や圧迫によって生成されたメラニンをうまく排出できなくなり、結果としてメラニン色素が沈着し、黒ずみとなるのです。

肘の黒ずみの原因となる日常生活のNG習慣

肘をつく女性

肘の黒ずみは、何気ない習慣が原因でおこっているかもしれません。日常生活でついやってしまいがちなNG習慣をまとめました。いずれかに当てはまる人は、セルフケアで対策する前に見直してみましょう。

ほおづえやデスク・床に肘をつく

普段から無意識にほおづえをついたり、デスクに肘をついて仕事をしたりしていませんか? または、床やソファにうつ伏せになり、肘をついた姿勢でスマホを見るといった体勢がクセづいていませんか?

これらの行為は、いずれも肘が直接刺激を受けて圧迫され、黒ずみにつながります。日常的にこのような習慣がある人は、肘をほおづえをやめ、床やデスクに肘をつけないように気をつけましょう。

また、ヨガを行う際に肘を床につける体勢になることがありますが、このときの圧迫・摩擦にも注意を。体幹トレーニングの代表のプランクも、前腕とつま先で体を支える姿勢により、肘に大きな負荷がかかります。どちらも固い床やたたみの上で直接行わず、ヨガマットやタオルなど敷くことを忘れずに。

摩擦の多い服を着る

摩擦の多い服を着ることも、黒ずみの原因となります。ウールや、ポリエステル、ナイロンといった化学繊維は、肌が擦れて摩擦を起こしやすい素材です。

服が肌に当たる程度のわずかな刺激ですが、蓄積されると黒ずみの原因になります。季節問わず、コットンや麻などの肌に優しい素材や、肘の部分を圧迫しない服を選びましょう。

ナイロンタオルでのゴシゴシ洗い

ナイロンタオル

肘の黒ずみは、体の洗い方も関係しています。お風呂で体を洗うときに使うナイロンタオルは、泡立ちがよく使い勝手が良いですが、ゴシゴシと強く洗うのはNG。ナイロンタオルの刺激で汚れがすっきり落ちるような気がして、つい強い力で洗ってしまいがちです。

しかし、これも肘に過度な刺激となり、摩擦によって黒ずみの原因になります。ナイロンタオルのほかにも、毛の固いボディブラシなども肌の負担になります。

体を洗うタオルは、コットンや麻などの天然素材のタオルがおすすめ。そして柔らかい素材のタオルでも、肘の黒ずみ予防のためには、ゴシゴシ洗わずに優しく洗うことを心がけてください。

保湿が不足している

スキンケアで悩む女性

肌の保湿には気を使っても、ボディの保湿は忘れがちになっていませんか? 保湿不足から起こる乾燥は、ターンオーバーの乱れを招き黒ずみの原因となります。

忙しい毎日の中で、顔のスキンケアは毎日行っていても、ボディまでケアする人は少ないかもしれません。ボディも保湿不足だと、当然乾燥しやすくなります。肘も顔と同じように、保湿をかかさずに乾燥を防ぐことが大切です。

肘の黒ずみを改善するセルフケア

残念ながらできてしまった肘の黒ずみは、どんな方法で改善できるのでしょうか? 自分でできる対処法と、これ以上黒ずみをつくらないための予防法を紹介します。

できてしまった肘の黒ずみの対処法

できてしまった肘の黒ずみは、重曹やスクラブなどを使うセルフケアで対策できます。どちらもケアしたあとは、しっかり保湿することを忘れずに。

また、肌に合わない場合やトラブルが起こった場合は無理にケアせず、中止してください。それではくわしくご紹介します。

スクラブで古い角質を落とす

ボディスクラブ

肘の黒ずみの改善におすすめなのがスクラブです。ドラッグストアやバラエティショップなどでボディ用のスクラブを購入して試してみてください。

スクラブは、粒子が研磨剤の役割となり、古くなった角質を落とす効果が期待できます。角質がはがれ落ちることで乱れていたターンオーバーが整い、黒ずみの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐことができます。

スクラブは、体を洗ってから先に入浴し、皮膚がやわらかくなってから使うのがおすすめです。適量を肘につけて、余計な力を入れずにくるくると円を描くようにマッサージしましょう。このときもゴシゴシと擦らずに優しく行うのがポイントです。

スクラブには、代表的なタイプとして「ソルトタイプ」と「シュガータイプ」があります。粒子が大きいソルトタイプは角質を取り除く効果も高いですが、敏感肌の人には刺激が強すぎる場合もあります。乾燥しやすい人は、粒子が小さく、保湿効果もあるシュガータイプをおすすめします。

ただし、どちらを使ったとしてもやりすぎると必要な角質もはがしてしまい、肘の乾燥やかゆみの原因につながります。スクラブによるボディケアは、多くても週1回程度を目安にしましょう。

重曹を使ってやさしく洗う

掃除や料理など、ありとあらゆる用途で使用できる万能な天然素材の重曹。実は重曹は、美容にも使えるアイテム。重曹には古い角質や汚れを落とすピーリング作用があり、黒ずみのセルフケアにも有効です。

体を洗うときにボディソープを泡立て、その中に重曹をひとつまみ入れます。さらに泡立て、その泡で肘を包むように洗ってみてください。このとき、肘を擦ってしまうと逆効果になるので、優しく洗い、ぬるま湯で洗い流します。

重曹には食品用、掃除用、医薬品用と3種類ありますが、掃除用の重曹は粒子が粗いため肌を傷つけてしまいます。

食品用は不純物が取り除かれているため、重曹によるボディケアには食品用を活用するのがおすすめです。

スクラブ同様に、肌のダメージにならないためにも、頻度は週1回程度に。また、敏感肌の人は重曹が刺激になる場合があるので、肌に合わない場合はやめましょう。

ひじ&ひざの黒ずみをすっきりさせる重曹の使い方

肘の黒ずみを予防する方法

肘の黒ずみは、セルフケアで対策すると同時に、日ごろからこれ以上黒くならないように予防することが大切です。日々の生活で実践できる予防法をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。

普段の生活でも摩擦を防ぐ

薄手のカーディガンを着た女性

黒ずみの予防には、できる限り摩擦を防ぐ生活が大切です。ご紹介したように、ほおづえをついたり、デスクや床に肘をついたりする習慣はなるべく控えましょう。

仕事中の摩擦を防ぐ工夫として、肘の下に置くクッションや、サポーターを使うのも良いでしょう。身近にあるもので工夫する場合は、普段使っているハンカチやタオルを肘の下に敷いたり、カーディガンを羽織ったりして、摩擦から肘を守る工夫を。

保湿をかかさず乾燥を防ぐ

肘は、うるおいを守る役割をはたす皮脂腺が少なく、顔などに比べてもともと乾燥しやすいパーツです。そのため普段から顔だけではなく、ボディもしっかり保湿する習慣をつけましょう。

朝夜のケアに加え、保湿クリームを持ち歩いて保湿することも大切です。数あるボディクリームの中でも、肘の黒ずみ対策におすすめの成分は尿素。尿素には皮膚の乾燥を防ぎ、角質をうるおして柔らかくする働きがあります。

また、保湿効果の高いスクワランとホホバオイルが配合されたニベアクリームも良いでしょう。コスパが良くドラッグストアやコンビニでも手に入りやすいため、デイリーケアにおすすめです。

その他に、肌の保護膜の役割となるワセリンも、ひとつ持っておくと便利。肘の保湿はもちろん、唇や手の保湿ケアにも効果的です。

タンパク質やビタミンを摂りターンオーバーを整える

バランスの良い食事

肘の黒ずみ予防には、外側からのケア以外に、体の内側からのケアも欠かせません。黒ずみの原因となるメラニンの色素の沈着は、肌のターンオーバーの乱れが原因となります。

ターンオーバーを整えるには、ふだんの食生活が重要です。特にタンパク質やビタミンは、肌代謝を高めるのに必要な栄養素。

タンパク質は、肉や魚、卵、大豆製品、乳製品に多く含まれ、肌の土台をつくるためのコラーゲンの元にもなります。また、肉類、野菜などにさまざまな種類のビタミンが含まれ、皮膚の健康を保つのに役立ちます。

タンパク質やビタミンをしっかり摂るためにも、主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事を心がけてください。

肘の黒ずみを改善するには継続したケアが大切

肘の黒ずみは、短期間でできたものでなく、長い間蓄積してできたもの。そのため、どのセルフケアもすぐに解消するわけではありません。黒ずみ対策には、継続したケアが必要です。

ご紹介したスクラブや重曹を使った角質ケアと、普段の生活に予防法を取り入れることで、少しずつ改善がみられるでしょう。

改善できない黒ずみは皮膚科の受診も検討を

肘に触る女性

セルフケアを試しても黒ずみがなかなか改善しない、時間をかけずに短期間で改善したい場合は、皮膚科の受診を検討してみても良いでしょう。

皮膚疾患に該当する黒ずみではなく、美容目的できれいにしたい場合は自由診療となるため、一般の皮膚科ではなく、美容皮膚科の受診となります。

美容皮膚科で行う肘の黒ずみの治療方法は、ピーリング治療やレーザー治療になります。ピーリングは薬剤の力で角質をはがれやすくして、肌のターンオーバーを整えます。

レーザーは、メラニンを分解することで肌のトーンを上げて、黒ずみを改善するという治療法。どちらもセルフケアよりは早く改善効果が感じられるはずです。

まとめ:肘の黒ずみは摩擦と乾燥対策が何より大切

肘の黒ずみの改善で重要なのは、摩擦を防ぐ生活と、日々の乾燥対策です。これ以上ひどくならないように予防することが大切。

ご紹介したスクラブや重曹を使ったセルフケアは週1回を目安に続けることで、次第に効果を感じられるでしょう。

ふとしたときに他人の視線が気になる肘は、年齢があらわれやすいパーツでもあります。黒ずみを改善して、自信をもって半袖を着こなせる肘を目指しましょう。

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