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つらい更年期障害はいつまで?症状を軽くする10のコツ

更年期は、“妊娠しない体”への準備期間。これからの第二の人生のための輝かしい通過点です。しかし、女性ホルモンの変化で更年期障害に悩まされることも。つらい症状を軽くしてハッピーに過ごすコツを紹介します。

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個人差が大きい更年期障害

「更年期は、女性が”妊娠しない体”というステージへ立つための準備期間。第二の青春の幕開けとも言えますね」と語るのは、婦人科医の堂園凉子さん。

更年期は平均的に、45~55歳までの10年間。この前後も含めた時期に訪れる女性ホルモンの変化が、体の好不調を左右します。

更年期障害は、女性全員に同じように現れるのではなく、個人差が大きいもの。ほてりや疲労感、イライラなどの症状を強く感じる人もいれば、まったくない人も。また閉経してからも、長く症状が続く場合もあります。

ホルモン分泌の推移グラフ

更年期の啓発活動を始め、講演などで多くの女性の悩みや本音を聞くたびに、思うことがあると言うのは、メノポーズカウンセラーの宇江佐りえさん。

「涙が止まらない、イライラするなど苦しむ人は多いのに、行動を起こさない方がまだ多いんです。“病気じゃないからガマンしなきゃ”という、日本人独特の文化なのかもしれません。私はホルモン補充療法や気持ちをしずめる呼吸法に助けられました」

「それと、更年期に無理は禁物。怠けていい・3日坊主OK・ハードルを上げない、が私の3大スローガン。まずは体をゆるめて」

経験した更年期障害の症状グラフ
出典:QLife 「更年期障害におけるホルモン補充療法(HRT)に関する実態調査結果報告書」(平成27年)より抜粋

「この時期を過ぎてアフター更年期になると、エネルギーがUPします!」と堂園さん。
「毎月の生理の手間から解放されるだけでなく、そもそも生理は、女性の体には大きな負担。閉経後は、そのエネルギーを自分のために使えるようになりますよ」

婦人科を受診して相談したり、セルフケアをするなど、自分で症状を軽くする行動を起こして、更年期をハッピーに過ごしましょう。

更年期を楽しくすごすコツ

ほてりや不安感など、不快な症状は和らげることができます。我慢しないで、毎日をもっと楽しく、前向きに過ごしてみませんか。

堂園さん

医者選びは自分が主役

更年期は心も体もデリケートな時期。思い切って受診したのに医師との相性がいまひとつなら、クリニックを変えてみて。症状を軽くするためには、相性の良い先生を探して、遠慮なく相談することが何より大切です。

婦人科でホルモン補充療法にトライ

婦人科での主な治療は、飲み薬や貼り薬による「ホルモン補充療法(HRT)」。日本ではまだ普及率が低いのですが、症状がウソのように治まる人も。この療法で心配される乳がんや子宮がんは、定期検診で早期発見が可能です。まずは主治医と相談しましょう。


出典:QLife 「更年期障害におけるホルモン補充療法(HRT)に関する実態調査結果報告書」(平成27年)

HRTを経験した女性500人への調査では、7割以上が症状改善の変化を感じたと回答している。

漢方・ハリを積極的に取り入れて

更年期障害は、東洋医学とも相性が良いのです。ホットフラッシュや手足の冷え、不眠やうつには漢方やハリ治療がおすすめ。ただしどちらも作用はおだやかなので、気長に最低3カ月は続けるようにしましょう。

プラセンタサプリを活用

手軽に摂り入れられるサプリは頼れる味方。症状を緩和するためには、プラセンタのサプリがおすすめです。うつやのぼせ、肩こり、動悸など更年期特有の症状のほか、シミやしわなど肌への効果も期待できそうです。

プラセンタサプリを活用
宇佐江さん

呼吸法でリラックス

イライラが止まらないとき、簡単な呼吸法が意外に効きます。目を閉じて肩の力を抜き、ゆっくり13数えながら鼻から息を吐く。次に10数えながら鼻からゆっくり息を吸います。自然と深い呼吸になって、気持ちを鎮めてくれますよ。

たんぱく質はうつ防止に効果的

体を作るもとになり、女性ホルモンの原料でもあるたんぱく質は、毎日摂りましょう。豆腐にカツオ節など、動物性と植物性をあわせると必須アミノ酸を効果的に摂取できます。そして、肥満の元になる糖質は控えめが絶対おすすめ。うつ病や生活習慣病を引き起こす原因にもなります。

ホットフラッシュに湯たんぽ

「ただでさえ暑いのに!」と驚かれますが、顔や首はほてって手足が冷えるのは、体の熱にばらつきがあるから。お腹や背中、お尻など大きな筋肉のある部位を湯たんぽで温めていくと、巡りがよくなり全身の熱が均一に。

湯たんぽ、保冷剤を活用

おでかけのお供に保冷剤

せっかくのメイクも汗でドロドロ…。よくある悩みは小さな保冷剤や凍らせたペットボトルで解決を。バッグに忍ばせ、電車の中や、歩きながら、いつでも脇の下や首の裏にあててみて。顔のほてりが楽になりますよ。

キャミソールよりランニング

ほてりや発汗で気になるのが服の汗ジミ。更年期世代は背中があいたキャミソールより、肩甲骨の間からウエストまでカバーしてくれるランニングがおすすめです。おしゃれなデザインのものが色々あるので、楽しんで選んで。

下着は天然素材。Tバックに挑戦!

肌が敏感になるので、下着は綿やシルクなど天然素材を。縫い目が気になるなら、裏返しで着ちゃいましょう。意外ですが、脚のつけ根を締め付けないTバックは、更年期世代にこそおすすめ、挑戦してみて。

下着は天然素材。Tバックに挑戦!

イラスト/シュクヤフミコ
(からだにいいこと2017年2月号より)

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