【暮らし】人生初の点耳薬。そして耳掃除をしない生活へ
点鼻薬は使用したことがありますが、耳の不調で処方されたのは人生初の点耳薬! 耳にあえて液体を入れる療法にドキドキしつつもトライ。そして、それ以降、私は耳掃除をしない生活にチェンジ。その詳細、お話します。
耳の不調の原因は…
4月のある日、右耳にちょっとした不調を感じ始めました。
・あくびをした時にちょっとツンとする
・口を大きく開けたときにも、なんだかツンと不快感が
私の中で“耳の不調”となると、真っ先に思いつくのが「低音障害型感音難聴」。
「え!? また今年も始まっちゃった…?(3年連続なんだけど…汗)」と、ひたすらに焦る私。
季節の変わり目で、生理後半だし…。口を大きく開けたりする動作以外では、痛いとかはなく、聞こえの具合も特段変わりなく、私の気にしすぎかなとは思いつつ、経験上、耳の不調は長期化して非常に厄介という記憶しかないので、翌日、耳鼻咽喉科の予約をとって受診しました。
先生「いかがなさいましたか?」
私「右耳の奥が、あくびや口を大きく開けたときにツンとした感じがするんです」
先生 (耳の中を確認…)「耳掃除し過ぎないようにしてくださいね。薬を出しておきますので、それで様子を見てください」
私「はい(え…どういうこと~!?)」
その後、薬局で受け取った処方薬がこちら。
「ベストロン耳鼻科用1%」という点耳薬。
耳鼻咽喉科では、あくまで「薬」としか聞いていなかったので、勝手に飲み薬だろうとたかを括っていましたが、薬剤師の方に薬の説明をしていただいているときに、思わず「え! 耳に液体入れるんですかぁ!!」と嘆いてしまいました。
どうやらこちらの薬は抗菌薬で、1回あたり6~10滴を直接耳に入れて10分待つと。それを1日2回実施とのお達しが。
「1日2回、しかも時間を空けなければならないから朝晩か」
「…となると、仕事の日は朝ちょっと余裕を持って起きなきゃ!」
…ということで、いつの間にか私の不安は、「耳に液体を入れること」より「早起きしなきゃ」にシフトしている(笑)。
点耳薬はコツが必要
早速、処方薬をもらったその夜から使用を開始しました。
はじめは…とにかく、どこが自分の耳の穴なのかまったく分からない…!(汗)
左耳を下にして横になり、鏡を見ながらポトッと1滴落としてみるも、耳の外側に落ちて失敗。その後、自分の頭を傾けて探り探りで落とした2滴目が…「ボフゥッ」と耳の中へ!
プールなどで水が入ってしまったときとはまた違って、点耳薬は1滴入れると「ボワッ」「プシューン」という感じの音がしてすごく不思議な感じ。私は1回につき、だいたい6滴目安で使用していたのですが、6滴入れたときにはもう無音の世界ですよ。
左耳は枕に付けてるし、右耳は点耳薬で満たされて音が本当に入ってこない!
約10分、横向き寝でYouTubeやSNSを見て時間を過ごすのですが、本当に音が聞こえないので最初は少し怖かったです。確認のために少しだけ身体を起こして左耳を枕から離すと、しっかり音楽が聴こえたのでひと安心。
時間は、スマートウォッチかスマホのタイマーで計測。
点耳後、耳の外側を軽くつまんで、クルクルとゆっくり大きめに回して奥に届くようマッサージ。あとは待つだけ。はじめの1~2回は不慣れで失敗もありましたが、その後は薬を落とす角度とかがつかめてきたのでサクッと施せるように。
1日2回の点耳タイムは…
朝:寝室に鏡と点耳薬、あとティッシュかハンドタオルを置いておき、起床後すぐに点耳。
夜:夕食後~就寝前の時間帯に横になって点耳。
あまりバタバタと活動的な時間帯ではなく、落ち着いて横になれるタイミングで行いました。1回6滴を、1日2回。それを毎日欠かさず継続して、約7日で使い切り。使い切ったときには、症状はなくなっていました。
今回も、早い段階で受診し、対処しておいて良かったとつくづく思います。
耳掃除をやめました!
…で、先生が仰っていた「耳掃除し過ぎないように」の件なのですが…。私、これまで1週間に1回は耳掃除していたんです。欠かさずに。綿棒ではなく、耳かき棒を使っていました。
「耳掃除のし過ぎで今回のような症状出るんだったら…しない方が良いじゃん」
…ハイ、とっても単純な私がまた発動しました。点耳薬の使用が終わって、一度すごく右耳がかゆくなったタイミングがあったんです。ちょっとティッシュを指先にくるんで軽く掻いてみると、ゴソッとまとまった耳垢が。
その後は、たまになんとなくかゆく感じることもありますが、基本的には気になったらお風呂上りに耳の中ではなく、耳の外側と耳の穴回りをサッとティッシュでオフするだけのケアとし、綿棒はもちろん、耳かき棒も、4月以降、一切使用していません。そんな生活も、気が付けば3ヵ月以上経過しました。
「あんなコンスタントに耳掃除なんてしていなければ…」
「そもそも、自然の摂理に任せて耳垢の排出を待っていたら…」
と後悔もありますが、これもまた勉強! 耳垢があると、取り除いて清潔にしておきたい思いはありますが、何事もやり過ぎは禁物。
やり過ぎると、私のように細菌が入って病院にお世話になる可能性もあるので、みなさんはどうか“ほどほど”に!
*この記事は著者自身の感想をもとに作成しています。
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