自他ともに認めるポジティブさで、まわりを温かな空気で包み込む安田章大さん。その「パワーの源」は舞台なのだそう。出演中の舞台『あのよこのよ』に全力投球しています。

安田章大さん

やすだ・しょうた
1984年9月11日生まれ、兵庫県出身。SUPER EIGHTにてボーカル、ギターを担当。2004年、CDデビュー。音楽活動のほか、俳優としてドラマ、映画、舞台など幅広く活動中。2023年は眼鏡ブランドとコラボレーションし、自身が全面的に監修したサングラスを発売。

向上心と好奇心がリンクしてプライベートでも芝居に夢中

人間群像を繊細に描く演出に定評がある青木 豪さんと、5年ぶりにタッグを組む安田章大さん。舞台『あのよこのよ』は安田さん主演を前提に書き下ろした、痛快時代劇。明治初期を舞台に、浮世絵師・刺爪秋斎がひょんなことから事件に巻き込まれます。

「秋斎が激動の時代に翻弄されていく様子は、コロナ禍や震災といった影響で希望や居場所が失われていく現代を生きる人たちにもリンクするところがあると思います。生きづらい世の中だけど、劇場でリラックスしながら観て、心温まって帰ってくれたらうれしいですね。豪さんのことだから目いっぱい遊びを入れてくるはずですし」

この1年間でプライベートを含めて70本の舞台に足を運び、芝居に対する取り組み方が大きく変わったそう。

「“うまい芝居”の定義は難しいと思いますが、人が演技している姿を観なくちゃうまくならない。向上心と単純に『大好きだから観たい』という気持ちがリンクして、劇場に出向くことが増えました。自分の中に吸収され蓄積された演技プランが、豪さんによってどう“調理”されるのか楽しみです」

雑誌『からだにいいこと』6月号では安田章大さんのインタビューを掲載！

発売中の雑誌『からだにいいこと』6月号では、4ページにわたって安田さんのインタビューを掲載しています。本誌では、「癒やされるとき」「記憶力をキープする秘訣」など心とからだにいい時間の過ごし方などについてもトーク。Web版にプラスした写真もあわせてお楽しみください！

【INFO】PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』に出演中

明治初期の浮世絵師・刺爪秋斉（安田章大）は新政府を批判したとして番屋に入れられていたが、やがて解放される。居酒屋で飲んでいると、未来を見る能力のある常連客に、あることを告げられる。

【作・演出】青木 豪
【出演】安田章大
潤 花、池谷のぶえ、落合モトキ、大窪人衛、村木 仁、南 誉士広、三浦拓真、市川しんぺー、中村梅雀　ほか
【東京公演】2024年4月8日 (月)～29 日(日・祝) PARCO劇場
【大阪公演】2024年5月3日(金・祝)～10 日(金) 東大阪市文化創造館Dream House 大ホール

あのよこのよ | PARCO STAGE -パルコステージ-

安田章大×青木豪のタッグが5年振りに帰ってくる！明治初期を舞台に繰り広げられる痛快時代劇をご覧あれ！

https://stage.parco.jp/program/anoyokonoyo

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撮影／楠本隆貴　取材・文／山西裕美（ヒストリアル）　スタイリスト／袴田能生（juice）　ヘアメイク／山﨑洋子
（からだにいいこと2024年6月号より）