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胃痛を和らげる方法はある?胃に優しい飲み物や食べ物を解説!

みぞおちあたりがキリキリしたり、シクシクしたりすることはありますか? 胃痛は、原因によっては自分で対処できる場合もあり、胃に優しい飲み物や食べ物で、負担を軽減することができます。今回は、薬剤師がつらい胃痛の原因や、対処法を解説します。

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胃痛が起こる原因は?

胃痛が起こる原因は、胃酸や酵素が関係しています。胃酸や消化酵素は、食べ物を食べたときに分泌が促進され、食べ物を溶かします。その食べ物と一緒に胃自体が溶かされないように、胃粘膜から粘液を分泌することで胃を保護しています。

しかし、生活習慣の乱れや過剰なストレスなどによって、胃粘膜から粘液の分泌が減少することで胃にダメージが蓄積し、痛みがあらわれることがあります。

次からは、胃粘液を減少させ、胃痛を引き起こす原因を具体的に解説します。

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胃痛

生活習慣の乱れ

生活習慣が乱れることによって胃に負担がかかることがあります。例えば、1日3食食べない生活をしていると、胃が空っぽの時間が多くなり、胃酸の分泌が進みます。胃酸が過剰になることで、胃粘液の防御能力を超えて、胃を荒らすので注意が必要です。

また、よく噛んで食べない方も胃痛になりやすいと言えます。食べ物をよく噛むことで、食べ物を細かくして胃の中で消化しやすい状態にします。早食いやよく噛まずに食事をしていると胃の中で消化不良が起こるので、早食いかもと自覚のある方は気をつけましょう。

過度なストレス

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。交感神経は、ストレスを感じたときや緊張しているときに働き、副交感神経は、リラックスしているときに働くことが知られています。

自律神経は、過度なストレスを感じると働きが乱れ、交感神経が過剰に働きます。すると、胃の血管が収縮して、血流や胃の粘液分泌が抑制され、胃に負担がかかります。これが胃痛の原因になることがあります。

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胃の病気によるもの

胃酸の過剰分泌によって胃が傷つくと、痛みや出血があらわれる「胃潰瘍(いかいよう)」という病気になることがあります。胃潰瘍の原因としては、過度なストレスや生活習慣の乱れ、医薬品の副作用などがありますが、ピロリ菌感染症が原因になることもあります。

ピロリ菌の正式名称は、「ヘリコバクター・ピロリ菌」と言い、強い酸性の胃に住み着くことができる細菌で、胃粘膜を攻撃することで胃炎を引き起こします。

胃炎は、胃もたれや胃潰瘍、胃がんの原因にもなることがあり、早めの除菌が重要です。そのほかにも、逆流性食道炎や急性胃炎など、胃痛を起こす病気が存在します。

胃痛を和らげるには?

胃痛は、さまざまな要因で胃にダメージが蓄積することで起こります。胃の粘膜を保護したり、胃酸の働きを抑えたりすることが大切です。次からは、胃痛を和らげる対処法を紹介します。

水分を多くとる

水分摂取

胃酸は、非常に強い酸性で、胃壁を溶かして胃痛の原因になります。そんなときは、水分を多めにとり、胃酸を薄めてみるのも対処法の一つです。おすすめの飲みものを後半で紹介します。

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胃の粘膜を守る食べ物や飲み物を摂る

胃痛の原因として、胃酸の過剰分泌以外にも胃粘液の分泌が減ることも考えられます。胃痛が起こるということは、胃粘膜が胃酸により傷ついている可能性があります。

胃粘液には胃を胃酸から守る働きがあるため、胃粘膜を保護する食べ物や飲み物をとるのもいいでしょう。

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胃痛を和らげる飲み物は?

胃痛が起きたときには、胃の負担を軽減する作用が期待できる飲み物を飲んでみましょう。

白湯

白湯

冷たい水は、胃を冷やすため、負担がかかります。胃痛があるときは、体温に近い白湯を飲むのがおすすめです。白湯は、胃酸を薄めるだけでなく、胃にとどまっている食べ物を腸へと移動させやすくなり、胃もたれ改善にも効果が期待できます。

経口補水液

体内の電解質(ミネラル)のバランスが崩れると、食欲不振や嘔吐、気分不良などが起こることがあります。ドラッグストアなどで売っている経口補水液も、水分で胃酸を薄めてくれます。不足した電解質を補給できる点でも経口補水液はおすすめです。経口補水液は、胃への負担を抑えるために常温で売られているものを選んでください。

牛乳

牛乳に含まれているタンパク質は、胃粘膜を保護するだけでなく、傷ついた胃粘膜を修復する材料にもなります。そのため、胃痛を和らげる作用が期待できますが、牛乳に含まれている乳糖をうまく消化できない「乳糖不耐症」の場合は、腹痛が起きる可能性も。牛乳でお腹が痛くなる方は避けて、白湯や経口補水液を飲みましょう。

胃痛のときに避けたい飲みものは?

胃痛のときに避けたい飲み物は、胃酸の分泌を促進させる作用があるものです。胃酸により、ますます胃痛が悪化する可能性も。次からは胃痛のときに避けたい代表的な飲み物を、くわしく紹介します。

アルコール

アルコール

アルコールは、少量であれば食欲の増進作用もありますが、胃酸の分泌を促進させてしまうことがあります。また、お酒を飲み過ぎたり、空腹時に飲んだりすると、胃を刺激しています。胃痛があるときはお酒を避けた方がいいでしょう。

コーヒー

コーヒーには、胃酸分泌を促進させる作用があるため、空腹時に飲むと胃痛を起こすことがあります。胃痛があるときはなるべく、コーヒーを避け、どうしても飲みたいときは食後に飲むようにしてください。

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胃痛を和らげる食べ物は?

胃痛が起きたときには、胃痛を和らげる食事を摂って胃に負担がかからないように過ごしましょう。

たまご粥

卵粥

塩分や辛味、甘みなど味の強い食べ物は、胃酸の分泌を促進することがあります。胃痛があるときには、おかゆなどの優しい味の食べ物がおすすめです。ごはんと溶いた卵で作るたまご粥なら、胃の負担になりません。卵には、タンパク質やビタミン類、ミネラル類など、健康を維持するために必要な栄養素が含まれています。

湯豆腐

お粥と同様に優しい味で胃の負担にならないのが湯豆腐。胃痛のときの食事にもおすすめです。豆腐には、タンパク質が豊富に含まれているので、傷ついた胃粘膜を修復する材料にもなります。

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胃痛のときに避けたい食べ物は?

胃痛のときには、味の濃いものやスパイシーなものは胃酸の分泌を促進させるので避けた方がいいでしょう。また、消化に時間がかかるものも胃に負担がかかります。次からは、胃痛のときに避けたい食べ物を紹介します。

脂っこい食べ物

脂肪は、消化に時間がかかるため、脂っこい食べ物を食べると胃に負担がかかることがあります。胃痛を早く改善したいなら脂っこい食べ物より、味がうすくあっさりした食べ物を。また、肉を食べるなら、脂身の多い肉ではなく、赤身の多い肉を選んだ方がいいでしょう。

食物繊維の多い食べ物

食物繊維は、便秘の改善や腸内環境の改善などさまざまな健康効果が期待されていますが、人間の胃や腸では消化できない栄養素です。胃が弱っている時に、食物繊維を摂りすぎると、便秘が悪化することもあります。胃痛があるときには、野菜やきのこなど食物繊維の多い食材は控えた食事を選んでみてください。

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医療機関の受診目安

胃痛

「そのうち治るだろう」と思って放置しがちな胃痛は、重大な疾患の初期症状だったなんてことも。そのため、ご紹介した食事や対処法を試しても改善がみられなかった場合には注意が必要です。

  • 市販薬を使用しても痛みが改善しない
  • 経験したことがないような痛みがある
  • 便や吐いたものに血が混じっている
  • 胸や背中にも痛みがある

以上の症状がある場合には、すぐに医療機関を受診してください。

まとめ:胃痛を和らげる飲み物や食べ物で胃を労る

胃痛は、胃酸の過剰分泌や胃粘液分泌減少によって、胃が傷つけられることで起きます。そのため、胃痛が起きたときには、ご紹介した飲み物で胃酸を薄めるか、胃粘膜を守る食事で胃を労ることが大切です。

胃酸を薄めるためには、白湯や経口補水液を、胃粘膜保護には、牛乳がおすすめです。牛乳は「乳糖不耐症」を起こす場合もあるので注意を。

味が濃いものやスパイシーなものは胃酸の分泌が進み、胃に負担がかかります。また、脂っこいものや食物繊維が多い食材は、消化に時間がかかるため胃の負担が増します。

胃痛があるときには、あっさりと優しい味つけの食べ物を摂るといいでしょう。それでも胃痛が改善しない場合には、自分で判断せずに医療機関の受診をおすすめします。

文/廣瀬安國

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