アラフォー漫画家の「-30kgダイエットへの道」第3回 敵は糖質だった?
アラフォー漫画家・日向琴子がさまざまな専門家の指導のもと、ダイエットに挑戦していくこの連載。本格的な糖質オフを始める前に、まずは己の栄養状態を血液検査でチェックすることに。さてその結果は…?
糖質の摂りすぎで、すでに見事な脂肪肝!
「なーんにも考えずに炭水化物ばかり食べてきた人の血液だね。立派な生活習慣病ですよ」
開口一番、スパッと日向をぶった切るのは、東京・五反田にあるサーモセルクリニック院長の斎藤糧三先生。
「すでに脂肪肝」「見事な生活習慣病」と言われて絶句!
予想をはるかに超え、己の体がボロボロとの宣告を受けた日向琴子です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ドラマ『プロデューサーK』と雑誌『からだにいいこと』コラボ連載3回目は、『糖質オフ』ダイエットを始める前の血液検査!
本格的な『糖質オフ』は、医師の正しい監修のもと行う必要がある、ということで、まずは日向の現在の健康状態をチェック。
編集部から「血液検査しますからねー」と言われてから2週間、菓子パンはもちろん食べないようにし、白いご飯も控えめにして、プロティンなどを飲み、サラダばかりを食べるなどして、自分なりに糖質制限をして挑んだのに、冒頭のお言葉である。
血液を調べれば、今までの己の食生活が全て分かってしまう、ということで、たった2週間頑張ったところで、人間の血液はそうそう変わらないものらしい。そりゃそうか。
「なーんにも考えずに炭水化物ばかり食べてきた人の血液だね。」と言われて、「なんだそれは、まるで私がバカみたいじゃないか」と一瞬「むむむ」と反発心が芽生えたものの、「いやいや、まるでバカっていうか、おバカそのものだろうよ……」と1人心の中でノリツッコミをしつつ、今までの愚行を反省していたのは、きっと現場にいた編集部の皆にはバレていないはず!
いやはや、それにしても、こうして、己の食の全歴史が血液に反映されているとは……お恥ずかしい限りである。
これが血液検査の結果。中性脂肪がヤバすぎ!
糖質オフと糖質制限の違いって?
ところで、最近よく耳にする『糖質制限』と『糖質オフ』、実は明確な違いがあるってご存知でしたか?
「糖質はからだにあんまりよろしくなさそう」というのは、なんとなく皆の共通認識として知れ渡っているとは思いますが、だからと言って「糖質とらなきゃOKじゃん?」と、糖質を完全にカットするのはちょっと待った!
糖質を完全にカットする『糖質オフ』は、三大栄養素にあたる炭水化物、タンパク質、脂質、の中の炭水化物の一部である『糖質』を『完全にとらない』、というダイエット方法。
「糖質が太る原因だ」といわれる理由は糖質そのものにあるのではなく、摂り過ぎが原因なのですが、今回は、その糖質そのものを『完全にオフ』しよう、というわけです。
ちなみに、炭水化物とは、人が消化吸収できる『糖質』と消化できない『食物繊維』の二つから成り立っていて、今回『オフ』する『糖質』の主な役割は、重要なエネルギー源の一つになることはもちろん、脳や神経の活動を左右するエネルギー源になる、というもの。とっても大切な栄養なので、夕飯だけ白いご飯を抜くとか、いつもの1/3の量のパンを食べるなどといった、糖質の摂取を控える『糖質制限ダイエット』とは違い、素人判断で気軽に行ってはならないものとされています。
ーーーが、血液検査の結果、「糖質の摂りすぎで、すでに脂肪肝。インスリン値も高めで立派な生活習慣病」だと宣告された状態のからだには『糖質オフ』はうってつけとのこと。
「1、2ヶ月で脂肪肝も改善してくると思いますよ」と言われ、ダイエットというより、むしろ健康になりたい気持ちの方が大きくなってきた日向。40歳を過ぎたら、「痩せて綺麗になる!」とか「痩せてモテたい!」とか言ってる場合じゃないのである。
「今までのままなら寝たきり生活まっしぐら」と言われて、崖っぷちに立たされている己の状況を客観視することができた今回。
今まで、なんとなーく「痩せた方が健康にいいよね〜」とお気楽に構えていましたが、斎藤先生の言葉で、「健康になりたい!」から「健康にならねば!」という方向に意識が切り替えられ、胸に刺さりました。
もともと、『からだにいいこと』編集部が用意してくれたプランは『とにかく体を健康に!』ということ(流石である)。
(わ、私が痩せて健康になったら、読者の皆さんの役にも立てるかしら?)
ーーーというわけで、次回から、管理栄養士の麻生れいみ先生の指導のもと、完全糖質オフ生活が始まります!
41歳、身長167センチ、体重80kg超えの体が、どう変わるのか、お楽しみに!
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