
たるみが上がる「指ばり(ユビバリー)刺激」でほうれい線を改善
顔の筋肉を使わないままでいると、目尻やほほの位置にズレが生じます。これが老けを感じさせる原因に。そこで、指を美容鍼のように使って筋肉のズレをリセット。ケアを続けることで、たるみやシワが改善します。
目次
筋肉と肌のズレを正せば若々しい顔を取り戻せる
人気美容サロン「ハリジェンヌ」院長の光本朱美さんはこう言います。
「手や脚と同じように、顔の筋肉も使われないと、脳は『そもそも顔の筋肉は動かす必要のないもの』と認知。すると、筋肉が外側に広がりつつ下がってしまいます。その結果、ほうれい線も目立つようになり、老け顔が加速。さらに、表情も硬くなって無愛想な顔になります」
筋肉が衰えると、目尻やほほの位置に“ズレ”が生じ、これが“老け”を感じさせる原因に。
「美容鍼のように指を使って、筋肉のゆるみやズレをリセットする指鍼(ユビバリー)で、顔の筋肉に圧をかけながら下から上に、外側から中央に引き上げるのがコツ。口元のたるみやほうれい線は、気づかないうちに長くなっていきますが、ケアを続けることで徐々に短くすることができます」
たるみを上げる指ばり(ユビバリー)
使い方

人さし指を曲げて、親指につける。ほかの指は軽く握る。人さし指の第2関節で肌を押して圧をかけながら筋肉に刺激を与えます。
【刺激するのはココ】“ほほ肉”を持ち上げたるみを改善します

顔の中でも、ほほの筋肉は特に衰えやすい部位。指ばりを強く押しながらほほ肉を持ち上げることで、使われていない筋肉が刺激され、たるみを改善。むくみ改善にも効果的です。
たるみを上げる指ばり刺激の方法
(1)ほほ肉を押しながら上げる

指ばりを頬骨(きょうこつ)の下に当て、肌を押しながら上げる。力加減は「イタ気持ちいい」が目安。
(2)「あー」と、口を大きく開ける

(1)の指ばりをキープしつつ、「あー」と声を出しながら口を大きく10回開け閉めする。
シワを改善する指ばり(ユビバリー)
使い方

人さし指を曲げて、親指を立て、ほかの指は軽く握る。人さし指の側面を肌に当て、たるみを引き上げます。
※乳液やクリームを塗ってから行うと、すべりがよくなります。
【刺激するのはココ】“口元”のシワほうれい線を伸ばす

指ばりで、ゆるんだ口元の筋肉をつまんで引き上げることで、ほほのたるみ、シワ、ほうれい線を改善。筋肉のコリをほぐす効果もあるので、あご下のもたつきまでスッキリ!
シワを改善する指ばり刺激の方法
(1)指ばりをフェイスラインに当てる

右手の親指を耳の下に、人さし指の側面はあごの近くにおく。左手を軽くにぎり、あごをつかむ。
(2)あごから耳の下までスライド

指ばりで肌の奥にある筋肉をとらえるように、耳の下までグーッと10回スライド。反対側も(1)から同様に行う。
データが証明!たった1回の刺激でほほが高くなった!
顔のたるみやゆがみが確認できる測定器「F-RAY(エフレイ)」で、「指ばり刺激」を行う前と後の顔を撮影。データから、外側に伸びていた等高線(同じ高さを結んだ線)が顔の中央寄りに変化している様が読み取れました。たるみが引き寄せられ、顔が立体的に変わったことがわかります。
「絶対にキレイになる!」とモチベーションを上げながら取り組んでみて。肌がプリッと持ち上がり、すっぴんが若々しくなりますよ!
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/MAO
(からだにいいこと2021年6月号より)
[ 監修者 ]