
メイクに頼らず若見えが叶う「素肌力を上げる法」
皮膚科医によると、何げないスキンケア習慣が、老化の引き金になっているケースも少なくないそう。化粧品に頼りすぎることが、逆に老けを加速させることも。基本のスキンケアを見直して素肌力を上げましょう。
目次
Q.メイクなどで若作りをすることをどう思う?

A.メイクで作った顔より自然体で若々しい肌が◎
からだにいいことアンバサダー210人にアンケートを取った結果、「メイクなどで若作りをすることをどう思う?」との質問に対し、半数以上が「化粧をしても年齢を感じる」と回答。理想は自然体で若々しい肌という意見が多いなか、「若作りして気分がよいならそれでよいと思う」という意見もありました。
Q.若作りではなく、素肌を若返らせたいと思う?

A.やっぱりすっぴんから若返りたい!
そこで今度は、同じくからだにいいことアンバサダーに「若作りではなく、素肌を若返らせたいと思う?」と尋ねたところ「素肌を若返らせたい」という回答が圧倒的。年齢を重ねるにつれ、自信が持てない、化粧が濃くなるというのが現状。昔のきめ細かい肌に戻りたいという声が多くあがりました。
素肌の力を取り戻して1日じゅう老けない顔に
「肌には角層で作られる天然の保湿成分による『バリア機能』が備わっています。しかし、バリア機能が低下すると、刺激によって肌に炎症が起こり、シミなどの原因になります」と皮膚科医の出来尾格さん。
肌が炎症をくり返すことによって肌の老化が早まるとも。「何げないスキンケア習慣が、老化の引き金になっているケースも少なくありません。朝晩の1日2回、洗顔料で顔を洗ったり、化粧水や美容液をたっぷりつけたり……。化粧品に頼りすぎて肌本来のうるおいを蓄える力が失われると、“超乾燥肌”になってしまう原因になります。肌を若返らせる第一歩は、基本のスキンケアの見直しから始めましょう」(出来尾さん)
素肌力を上げる方法について、人気美容サロン「ハリジェンヌ」の院長の光本朱美さんはこう言います。「若見えメイクをしても、たるみやほうれい線などはなかなか隠せません。しかし、顔の筋肉を鍛えれば何歳からでも若返りを目指せます。こり固まった筋肉をほぐし、血液やリンパの流れをよくして、適度な刺激を与えることが大切。肌が元気を取り戻してもちっとすると、自然にハリツヤが生まれ、たるみやほうれい線も目立たなくなりますよ!」
【素肌力を上げるポイント】水分量UP!

カサカサ肌とうるおい肌の差は、肌の常在菌にあり。保湿成分「グリセリン」と似た成分を作り出し、皮膚の水分を保つ“美肌菌”を育てるスキンケアが有効。肌老化も防げます。
【素肌力を上げるポイント】コラーゲン量UP!

肌のハリや弾力を保つコラーゲンは、素肌力を上げるために欠かせないもの。「酒かす」に含まれる物質が、コラーゲンを増やすことが判明しました。これを利用しない手はない!
【素肌力を上げるポイント】透明感UP!

顔の筋肉を刺激することで血流がよくなり、くすみやたるみのない肌に近づきます。また、下半身の筋肉量が多い人ほどシミやシワ、肌の色ムラが少ないという研究結果も。「筋肉×美容」に注目!
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/MAO
(からだにいいこと2021年6月号より)
[ 監修者 ]
[ 監修者 ]