
慢性疲労・耳鳴り改善「バナナレーズンヨーグルト」
寒暖差が激しいと自律神経が乱れ、慢性疲労や耳鳴りの原因に。腸と脳は「脳腸相関」といって互いに影響を与え合うため、腸内環境がよくなれば、こういった不調の改善が期待できます。腸にいい不調改善レシピをご紹介します。
寒暖差と気圧の変化が疲れや心身の不調を招く!

「寒暖差が激しいと、慢性疲労や不調が起こりやすくなります」と言うのは、神経内科専門医の久手堅司さん。
人は自律神経の働きで体温を常に一定に保っています。しかし、寒暖差が激しいと自律神経が過剰に働いてしまい、疲労がたまるそう。
「また、気圧の変化も自律神経を乱す原因に。気圧の変化は耳の中の『内耳』で感知するため、耳鳴り・めまいを起こす人が増えます。自律神経が乱れると、寒暖差や気圧の影響をより受けやすくなるので、日々の生活で自律神経をケアしましょう」
おすすめなのが「バナナレーズンヨーグルト」。腸と脳は影響を与え合うので、ヨーグルトで腸内環境を良くすれば、自律神経が整います。
「さらに、トリプトファンを含むバナナと、鉄分を含むレーズンをプラス。腸の動きが活発になる夕方から夜に食べると、より効果的ですよ」
「バナナレーズンヨーグルト」の作り方

無糖ヨーグルト100~200gに、輪切りにしたバナナ1本と、好みの量のレーズンを入れれば、出来上がり!
「バナナレーズンヨーグルト」の3つの食品が腸と心にいい!
ヨーグルト
善玉菌である乳酸菌を多く含むヨーグルト。毎日食べれば悪玉菌が減り、腸内環境が改善します。夜に食べると善玉菌がより活性化。
バナナ
自律神経を整える脳内物質「セロトニン」の材料となる「トリプトファン」が含まれています。「セロトニン」には心の安定を保つ作用も。
レーズン
鉄分不足で貧血の人は、気圧や寒暖差の影響を受けやすい傾向が。「隠れ貧血」の女性も多いので、鉄分を含むレーズンで貧血予防を。
寒暖差が激しい日には、朝食や間食に「バナナレーズンヨーグルト」を取り入れてみて。
(からだにいいこと2021年4月号より)
[ 監修者 ]