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ゆらぎを整える「最旬フェムケア」で脱・不快!

女性の心身は、ホルモンの”ゆらぎ”に大きく影響されます。このゆらぎに寄り添い、不快感を和らげるのが「フェムケア」。「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」から生まれた言葉です。

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フェムケアと医療で、毎日はもっと快適に

フェムケア・フェムテックという言葉が使われるようになったこの数年、多くの商品が発売されました。

その根底にあるのは、「女性特有の“ゆらぎ”に寄り添う」という考え方です。

「女性の心身は、女性ホルモンの増減に大きく影響されます。閉経前なら生理やPMS、50代では更年期症状と、多少のゆらぎはどうしても生じるものです」と話すのは、産婦人科医の髙橋怜奈さん。

ゆらぎと上手に付き合うには、セルフケアで自身をいたわること、そして必要に応じて医療を頼ることの両方が欠かせません。

「不調の多くは治療で改善するので、婦人科医に気軽に相談を。一方、自分に合うアイテムを取り入れるだけでも不快感は軽減します。医療とアイテムのどちらかを選ぶのではなく、両方をうまく使ってくださいね」(髙橋さん)

大人こそ知っておきたい! 「生理」の手引き

生理の女性

「生理は“ゆらぎ”と大きく関わります。でも、生理のことはなかなか他人と話さないし、量や期間も比べませんよね。そのせいか、病気のサインに気付いていない人がとても多いです」と、髙橋さん。

たとえば日中でも夜用ナプキンを1~2時間で交換する人は、経血が多すぎる「過多月経」。不快に感じていなくても、貧血や子宮内膜症などの病気が進行している可能性も。

「特に更年期前は、不正出血があっても『生理が早めに来たかな?』と思いがち。でも、本当の原因は検査をしてみないとわかりません。いつもと違う症状は、体からのSOSだと思って」(髙橋さん)

蒸れやニオイなどの不快感は、生理用品を変えれば解決することも。

「ナプキンかぶれを防げたり、運動しても漏れにくかったりするのは、最新アイテムならではの良さ。なかでも、月経カップを使うと経血量を知ることができるし、自分の生理について理解を深める機会になりますよ」(髙橋さん)

最旬「生理ケアアイテム」を紹介!

生理の不快感を和らげる、最先端の商品が続々登場しています。リアルな口コミと合わせて紹介します。

手軽に試せる「吸水ショーツ」

ナプキンだとかぶれやすいけれど、腟内に入れるアイテムは抵抗があるという人におすすめ。速乾・抗菌や防臭など、不快感を解消できる商品も増えています。

普段使いしている人の感想は?

編集Sは、生理の始まりかけや終わりかけなど、経血の量が少ないときに吸水ショーツを愛用しています。

「複数のメーカーのものを使っていますが、どれも防臭効果が本当に優秀。経血の独特なニオイや、デリケートゾーンの蒸れが抑えられて快適です。使う前は『洗うのが面倒かも』と思っていましたが、専用の洗剤を使って入浴中につけ置きしておくと経血汚れはかなり取れます。あとはネットに入れて洗濯機に放り込むだけなので、お手軽です」(編集S)

経血量がわかる「月経カップ」

腟内に挿入し、経血をためるアイテム。運動や入浴を楽しみたい人向けです。医療用シリコン製で、タンポンより雑菌が繁殖しづらいのも◎。

普段使いしている人の感想は?

かれこれ10年ほど、月経カップを愛用しているという読者のO・Yさん(40歳)。不織布ナプキンによる冷えや肌のかぶれに悩み、月経カップを使うようになったといいます。

「装着に慣れるまでは数ヵ月かかりました。でも、使い方さえわかれば本当に快適です! 運動をしてもずれたり漏れたりしないので安心ですし、お風呂に入るときも便利。ナプキンと違って、旅行のときもかさばりません。それに、カップ内にたまった経血の量を把握できるので、体調管理にも役立つと感じています」(O・Yさん)

経血量がわかる「月経ディスク」

新たな生理用品として注目の商品。月経カップ同様に腟から挿入し、子宮頸部(けいぶ)の下に装着します。

※カップやディスクは、緊張や力んでしまうと取り出しづらいことがあります。落ち着いて体の力を抜くと取り出しやすくなりますが、自分で取り出せないときは婦人科を受診してください。

女性の毎日に寄り添う「最旬アイテム」7ジャンル

くつろぐ女性

日常生活に寄り添いゆらぎを整える、7つのジャンルを解説。誌面では、それぞれのジャンルのおすすめアイテムも紹介しているので、あわせてご覧ください。

1:「食べる」フェムケアで、脱・ゆらぎ

度を超えた食事制限は、エネルギー不足による意欲低下や便秘、肌荒れの原因に。バランスよく食べることが、ゆらぎを整える大前提です。不足しがちな栄養は、サプリメントなどで補うのも◎。

2:「キレイになる」フェムケアで、肌や髪をメンテ

女性ホルモンは、肌や髪にも影響を与えます。年齢による変化は自然なことですが、肌や髪が美しいと気分も上がるもの。気に入ったケア法は、積極的に取り入れて。

3:「眠る」フェムケアで、セルフケア

のびをする女性

更年期は、眠りが浅くなりがち。ゆったりと湯船につかる、生活リズムを整えるといったセルフケアに加え、眠りのプロ・精神科医に相談するのも解決の糸口に。また、太陽の光には乱れた体内時計をリセットする効果が。朝起きたら5分でいいので日光を浴びると、夜に寝付きやすくなります。

4:「楽しむ」フェムケアで、心身が安らかに

セルフプレジャー(自慰行為)は、幸せホルモンを分泌し、眠りの質を上げます。無理に行う必要はありませんが、「してはいけないこと」とも思わないで。

5:「温める」フェムケアで、心のゆらぎをほぐす

入浴タイムは、忙しい女性が1人でゆっくりできる貴重な時間。スマホを手放し、何もしない時間を楽しんで。眠りの質が上がり、心身のゆらぎが整います。

6:「着る」フェムケアで、不快感を除去

肌に合わない素材は、かゆみなどに直結。自分に合う素材や形を知っておきましょう。近年は、ニオイや蒸れなどの悩みを解消できる繊維も開発されています。手軽な方法としては、小さくなった下着を処分するだけでも締め付けを避けることができ、血流を上げられます。

7:「知る」フェムケアで、信頼できる情報を見極める

スマホを触る女性

性や体に関する情報は、発信者が専門家か確認を。ネット検索時は検索窓に「go.jp」や「ac.jp」と加えると、大学病院や公的機関の情報にしぼって表示できます。

誌面では、さらに女性に寄り添うアイテムを紹介!

からだにいいこと2024年4月号の『“私”に寄り添う「最旬フェムケア」』では、年齢ごとの生理の特徴や、女性の毎日をもっと快適にしてくれるさまざまなアイテムを紹介しています。ぜひ、合わせてご覧ください!

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イラスト/桃色ポワソン

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