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怖がられる“歯科”こそが将来の全身の健康を守る|ホームドクター(3)

普段なかなか知ることのできない医師の素顔に迫る連載の第3回。今回は、日本に数名しかいない歯科医師兼弁護士として活躍する小畑真先生です。

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「からだにいいことホームドクター」とは?
「この健康法は自分に合っているのかな」「どうしてこんな不調が起きるんだろう」など、自分ではわからないけれど病院に行くほどではない“セルフケア以上、診療未満”のお悩みを、各科の名医と一緒に解決していく、健康応援プロジェクトです。

歯科医師として感じた現場の問題の解決を目指し弁護士の道へ

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小畑真先生

歯科医師で弁護士の先生は珍しいですが、小畑真先生は元から両方とも目指していらっしゃったのですか?

小畑先生 最初は純粋に歯科医師を目指していました。実家が町の薬局だったので医療に興味があった。また、手先が器用だったので歯科医師向きなのではと思い、高校2年生のときに歯学部の受験を決めました。

医師ではなかったのですね

小畑先生 子どものころ長く歯科に通っていたことも関係しているかもしれません。虫歯が多かったのですが、当時の治療のおかげで、今は神経を取ることもなく、歯並びもきれいで、非常にありがたいことだなと。

それで歯科医師になられた、と。そこから弁護士を目指したのはどういった訳なのですか?

小畑先生 臨床現場で、法律とのずれが見えてきたのです。たとえば保険制度。医科なら最先端の治療もある程度、保険診療で受けられるのに、歯科では最先端の治療だと、良いものであっても保険適用外になってしまうことが多いんです。患者さんからすると、医科でも歯科でも同じ保険制度であって、保険診療でいい治療が受けられると思うでしょう? それなのに歯科では高額な保険適用外の治療を勧められた、ヤブ医者だ! となってしまう(笑)。臨床で地道にがんばっても限界があると感じました。問題をもっと大本で解決しようと、弁護士を目指しました。

歯科の本質は”病気の予防”全身の健康は口から始まる!

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30代、歯科医師として臨床をしていたころ

歯科医師と弁護士の仕事をどのように両立されていますか?

小畑先生 今は弁護士としての活動が中心で、臨床はしていません。一般的な法律相談のほかに、医師や歯科医師からの相談もよく受けています。患者さんにネットで「抜かなくてもいい歯を抜かれた」と書かれた、どうしたらいいか、とか。実際は余計な歯を抜いたという事案はあまりなく、勘違いが生じていたりして、誤解を解きほぐすようなこともします。

歯医者さんは痛いことをされに行くところ、というネガティブな思い込みが生じやすいのでしょうか

小畑先生 歯科は後ろ向きに捉えられがちなんですよね。歯科の本質は「予防」で、本当は前向きなものです。歯が残っているほうが健康で長生きできるというデータもたくさんある。口腔の健康が全身の健康への入り口なのです。それに、おいしく食べられるというのは人生にとって大事なことですよね。ぜひ全身の健康のために、定期的に歯科へ通ってください。

ドクターズアドバイス

ネットで気になった情報は発信元の歯科医師に尋ねて

小畑先生 治療の際、治療について歯科医師によく聞くことは大事です。が、ネットの情報を持ち出して「この治療できないのですか?」としつこく聞くことは避けて。ネットには誤った情報が多いため、担当の歯科医師の負担になります。気になる情報がある場合は、その情報を発信している歯科医師の元に行って質問するのがベストです。

協力/メディコレ
(からだにいいこと2021年8月号より)
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