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助け合いながら育つ「コンパニオンプランツ」から学ぶこと

社会起業家ジョン・ムーアさんの“笑顔になれる暮らしのヒント”をご紹介します。
一人では厳しい状況でも、仲間と一緒だと乗り越えられたという経験はありませんか? 厳しい自然環境に住む植物たちにも、支え合って生きる仲間がいます。今回は、自然界の交友関係からオーガニックライフを学んでいきましょう。

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ジョン・ムーア

この記事の監修:ジョン・ムーアさん

ジョン・ムーア
社会起業家、オーガビッツアンバサダー。英国公認教師、オーガニックフード・ガーデニング教師。英国シェフィールド大学卒業後、教師を経て、電通に入社。その後、パタゴニア日本支社長などを歴任。現在は一般社団法人シーズ オブ ライフ代表理事として活動中。

人間社会も、自然の「共生社会」のように

私が農業を始めたのは4歳の頃。当時、脚に大ケガを負ってしまった私は、祖母の元で静養することに。祖母は11人の子供を産み、その家族分の食料をオーガニックガーデンで育てていました。小さなスペースでしたが、畑にはいつも豊かな作物が実り、そこで育つ様々なハーブを使って、祖母は私の脚を手当てしてくれました。

しばらくすると、祖母はまだ歩けない私に向かって、「あと半年したら、自分の食べ物は自分でつくりなさい」と言い放ちました。それはもう、びっくりしましたが、祖母は嘘をつかない人。「畑仕事を覚えないと生きていけない!」と、祖母の農作業の様子を必死に観察しはじめたのです。

そこで気づいたことがありました。祖母が植える植物の組み合わせには、必ず一緒に植えるものと、絶対近くには植えないものがあったのです。例えば、トマトとバジルは一緒に植えるのに、トマトとジャガイモは決して一緒には植えません。

これには理由がありました。トマトとジャガイモは同じナス科の植物で、病気が発生した場合、被害が広がりやすく、またトマトの根がジャガイモの生育を阻害するため、うまく育ちにくいのです。しかし、バジルはその強い香りで害虫を防いでくれるため、トマトは元気に育ちます。このように、それぞれの特性が互いに良い影響を与え合う植物の仲間を「コンパニオンプランツ」と言います。農薬や肥料を使わなくて済むので、オーガニックの農法では、よくこの仕組みを活かして畑を作るのです。

植物にはそれぞれ、個性豊かな特徴があり、役割があります。本来自然界は、単一の植物だけでは成り立ちません。様々な植物が互いにサポートしながら生きています。自然とは、「競争社会」ではなく「共生社会」です。人間社会はどうでしょう。お互いを傷つけ合う競争社会になっていないでしょうか? もう一度、考えてみましょう。自分の個性を信じ、生かせる環境であれば、周りも自分も豊かに育つことができるのです。

オーガニック豆知識

コンパニオンプランツ
コンパニオンプランツ

受粉を手助けしてくれる虫たちも大切な仲間。かけがえのない存在です。

ジョンさんからの一言

ジョン・ムーア

ジョンさんがアンバサダーを務めるオーガビッツとは?

orgabits

orgabits

日本で最も多くのアパレルブランドが参加するオーガニックコットン普及プロジェクト。オーガニックコットン100%にこだわらず10%の商品を100倍の人に届けるという「逆転の発想」で現在約100ブランドが参加。一枚の服を通しておしゃれに参加出来る社会貢献活動としても注目されている。

取材・文/坂田奈菜子

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