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【連載】食べ物でシミ予防をするなら、ビタミンE&カロテノイド

紫外線が気になるシーズン。シミ対策は万全ですか? 日焼け止めも大事ですが、食べ物で体の中からシミを予防する「ビタミンE」と「カロテノイド」をご紹介します。

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シミ予防には「ビタミンE」「カロテノイド」がおすすめ

栄養に関する研究で世界をリードするDSM社の“ビタミン博士”こと乾泰地さんが、不調を栄養素で解決する方法を教えてくれるこの連載。第10回のテーマは、ズバリ「シミ予防」です。シミを防ぐために摂るべき栄養素は「ビタミンE」と「カロテノイド」。この2つの栄養素がどんな働きをするのかを解説します。

ビタミンEとカロテノイドが活性酸素を中和

ビタミンEとカロテノイドが活性酸素を中和

シミやそばかすの主な原因は、紫外線です。紫外線を浴びると、肌の中では老化のもとになる活性酸素が発生。活性酸素は増えすぎると自分の体を攻撃してしまうことがあります。そのため肌の中では、ダメージから守るために「メラニン」という黒い色素が反応。これがシミやそばかすになって見えるのです。

ビタミンEとカロテノイドは、この活性酸素と戦う抗酸化作用(=酸化を防ぐ力)を持っています。シミの原因となる活性酸素を吸収し、除去。体内にビタミンEとカロテノイドが十分にあると、メラニンが反応する前に増えすぎた活性酸素を中和するため、シミを防ぐことにつながります。

そもそもビタミンEとカロテノイドって? 

ビタミンEは肌や臓器などほぼすべての細胞に含まれています。もちろん、生命につながる大切な臓器にも関係しています。例えば、不妊のネズミを調べたところビタミンEが欠乏していたという研究結果もあるほど、生きていく上で必要不可欠なビタミンなのです。

一方カロテノイドは、トマトの赤色の色素「リコピン」や、ニンジンの橙色の色素「βカロテン」など、赤、橙、黄色系の天然色素のグループのことです。他にもフラミンゴの羽やエビ、鮭の桃色などの色素も、実はカロテノイド由来です。

カロテノイドは、例えば、ほうれん草の「ルテイン(橙色)」のように緑色の野菜にも含まれていて、ビタミンEと同様に、強い抗酸化作用があるのが特長です。

シミ予防に効果的な食べ物は? 

抗酸化パワーがありシミを予防してくれるビタミンEとカロテノイド。スーパーで手に入る身近な食材にたくさん含まれています。夏の紫外線対策として積極的に摂りたいですね。 

●ビタミンEを多く含む食べ物
ナッツ類(アーモンド、くるみ、ピーナツなど)
植物油(ヒマワリ油など)
アボカド
うなぎなどの魚介類 ほか

●ビタミンEを多く含む食べ物

●カロテノイドを多く含む食べ物
緑黄色野菜(トマト、ニンジン、ほうれん草、ブロッコリー、ケールなど)
赤色の濃い野菜や果物
エビ

卵の黄身 など

●カロテノイドを多く含む食べ物

シミ予防におすすめの食べ方は? 

カロテノイドは、油に溶ける脂溶性の栄養素なので、食べるときはオイル入りのドレッシングをかけたサラダや油と一緒に調理することをおすすめします。ビタミンEも脂溶性で、ナッツ類には油も含まれているので、緑黄色野菜のサラダにナッツ類をトッピングすると相性抜群ですね。

紫外線の強い日が続いても、シミができる前にビタミンEとカロテノイドを十分に摂取しておくことで肌の抗酸化度を上げることができます。おいしいナッツや色の濃い食材を食べて、体の中からシミを作らない肌を目指しましょう。

最後に、ビタミンEは強力な抗酸化作用が特長ですが、他にも、末梢血管を広げて血行をよくするので、冷え性対策や動脈硬化などの生活習慣病予防にも効果的です。

また、カロテノイドは、抗酸化作用だけでなく、例えばルテインであればブルーライトから眼を守ったり、脳機能に働いたりと、それぞれに健康効果があります。ビタミンEもカロテノイドも大事な成分なので、食事の中で十分に摂取できない場合は、サプリメントなどで補うのもよいでしょう。

イラスト/斉藤明子

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