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同じ年齢でも差が出る理由。見た目が若い人は「女性ホルモン」が多い?

同じ年齢の女性でも、若く見えて元気な人と疲れて老けて見える人がいます。その差は、40代に入ると急激に低下する「女性ホルモン」にあるかも。女性ホルモンにいい生活を送り、いつまでも若々しく過ごしましょう!

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女性ホルモンの減少スピードには個人差がある

同じ年齢でも若々しい人と、老けて見える人。その違いは、女性ホルモンが関係しています。

女性ホルモン(エストロゲン)は、20代半ばから30代前半をピークに分泌され、40代に入ると急速に減少していきます。

加齢はだれにでも平等に訪れますが、女性ホルモンが減少するスピードには個人差があります。老化の原因の約20%が遺伝的因子、残り80%は環境的因子と関係しています。つまり、女性ホルモンは生活習慣を変えることで、減少するスピードを遅らせることができるかもしれません。

“ティースプーン1杯”の女性ホルモンが減っていく

女性ホルモンは卵巣から分泌されるホルモンで、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。特に、女性らしさに関わるのはエストロゲンで、丸みを帯びた体を作ったり、肌や髪の潤いを守ったりします。また、健康を支え、脳や自律神経にも働きかけるため、美だけでなく女性の体や心に大きく影響しています。

一生のうちで分泌される女性ホルモン(エストロゲン)の量は、正確にはわかっていません。一般に人間の一生のうちに、わずかティースプーン1杯ほどしか分泌されないといわれています。閉経時には、ティースプーン1/10にまで減少します。

ティースプーン1杯の女性ホルモン
女性ホルモン(エストロゲン)は、閉経時にはティースプーン1/10杯にまで減少するといわれています。

加齢以外にも女性ホルモンが減る原因がある

加齢に伴い女性ホルモンの分泌量が減少することで、様々な不調が出始めます。肩こり、疲労感、生理痛、不眠、動悸、頭痛、うつ症状などがあらわれる人もいます。また、髪の乾燥や抜け毛、肌トラブルなどで見た目にも影響が出てきます。

女性ホルモンの減少は、加齢以外にも食事や睡眠、運動などの毎日の生活習慣が大きな影響を与えます。特にストレスは女性ホルモンの働きを乱し、分泌量を減少させます。

女性ホルモンが減る原因

女性ホルモンにいい生活は、見た目を若返らせる

見た目年齢は“肌年齢”ともいえます。特に、肌のたるみの原因は、エストロゲンの分泌量の低下による影響が大。肌のたるみの少ない人は女性ホルモンの減少スピードが遅く、量も多いかもしれません。同じ年齢でも元気でハツラツとして若く見える女性は、食事に気をつけ、適度な運動をして熟睡し、何よりストレスをためない生活を送っているのかもしれません。

30~40代以降の女性の疲れやすさや肩こりなどの不調は、女性ホルモンの減少が関係していることが多いもの。生活を見直して女性ホルモンを味方につけ、不調を改善。見た目の若返りも目指しましょう!


イラスト/モリナオミ
(からだにいいこと2018年6月号より)

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