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【初心者向け】スワッグ作りの基本とコツ|季節の花 活け方レッスン(9)

ドライフラワーにした好きな花・植物を束ねて吊るす「スワッグ」。家にひとつあるだけで空間がオシャレになる、スワッグ作りの基本とコツを紹介します。

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そもそも「スワッグ」とは?

リースよりも簡単につくることができ、花を長く楽しむインテリアとしても、人気が高まっている「スワッグ」。

もともとは、「揺れるもの」「垂れるもの」という意味があり、ヨーロッパでは「魔除け」や、「幸福を呼び込む」「空気の浄化」などを目的に、室内や玄関に飾られてきました。

日本では、ドライにした花や葉、枝などを束ねて、逆さに吊るして飾ったものを一般的に「スワッグ」と呼んでいます。

スワッグ画像

植物の自然な風合いが楽しめて、無造作に部屋に飾るだけでおしゃれな演出ができるのが、スワッグの人気の秘密です。花の色がグリーンやブルー系のドライフラワーを使うと、夏らしい涼やかな印象にまとまります。

スワッグ作りに必要な材料は?

スワッグ画像

・植物(ドライフラワー)

…好みのものを好きなだけ。切り花をドライにするところからつくってもいいですし、初めからドライフラワーを買ってきてもOKです。

今回使ったのは、写真の左からグレピレア アイバンホー、スターチス・ブルーファンタジア、アジサイ、バンクシア、ユーカリ(グレッグソニアーナ)。枝分かれした花や葉ものは、カットして数本に分けるのがおすすめ。本数を増やすと、ボリューム感を出せます(カットのコツは作り方を参照)。

※スワッグをつくるときは生花をそのまま束ねてドライにするのはおすすめできません。カビてしまうこともあり、乾燥したときに、スワッグにスキマができてバランスが崩れてしまいます。生花からつくるときは1本1本バラバラに乾燥させて、ドライフラワーにしてから束ねてスワッグにします。

ドライフラワーの上手な作り方はこちらをチェック。

https://media.karakoto.com/health/yYcXu

スワッグ材料

・麻ひもやリボン ・輪ゴム ・S字フック ・ハサミ

…スワッグを束ねて飾るために、上記の道具を用意します。麻ひもやリボンは好きなものでOK。

初心者でも簡単! 基本のスワッグの作り方

スワッグ画像

材料をそろえたら、さっそくスワッグをつくってみましょう! 今回はスワッグ作りが初めての人向けに、超基本の作り方とコツをまとめました。

(1) 植物の長さを整える

スワッグ手順

枝ものは、枝分かれしている部分を下から順にカットして、数本に分けます。そうすることで、1本の枝や茎が長い状態で、そろえることができます。

枝や茎が長すぎるものは、下の部分をカットしておきます。ただし、最後に長さの調整ができるように、はじめは長めにカットしておくのがポイントです。

(2) 下から10cmくらいの葉は取っておく

スワッグ手順

下から10cmくらいの位置についている葉は、束ねるときに邪魔になるので、ハサミや手で取り除いておきます。

(3) 一番長いものを手に持ち、重ねていく

スワッグ手順

奥側(壁に接する側)から、ドライフラワーを重ねてつくります。まずは、利き手と逆の手(右利きの場合は左手)に、先端がきれいで、一番長く真っすぐな1本を持ちます。テーブルなどに置いてもいいですが、手の上で重ねていくほうが安定します。

(4) ひし形になるように、バランスを見ながら重ねる

スワッグ手順

長さやバランスを見ながら、仕上がりがひし形になるようにイメージして重ねます。長いもの→短いものの順に束ねていき、サイドにも広がりができるように意識するのがポイント。ひし形の中央の部分がふんわり盛り上がるようにするとバランスよくまとまります。あまり難しく考えず、自分の好きなように自由に束ねるだけで、ナチュラルでおしゃれな雰囲気に仕上がります。

(5) 逆さにしてバランスを確認する

スワッグ手順

ドライフラワーを重ねながら、時々逆さにして全体のバランスを確認します。離れてチェックすることで、仕上がりがイメージしやすくなります。飾る場所に合わせてみると、ボリューム感などがわかりやすいですね。

(6) 束ねて吊るす部分を作る

スワッグ手順

束ね終わったら茎の部分を輪ゴムでしっかりと結びます。輪ゴムが隠れるようにその上から麻ひもを巻きつけ、最後に吊るすための輪を作ります。麻ひもの代わりにリボンなどを使ってもOK。S字フックなどを輪の部分に通して、好きな場所に吊り下げて飾ります。

スワッグを飾る場所とお手入れの注意ポイント

スワッグ手順

●飾る場所は?
できあがったスワッグは、室内や玄関など好きなところに飾りましょう。ただし、直射日光が当たる場所は、色あせがしやすいので要注意。エアコンの風が直接当たる場所も、乾燥しすぎて劣化が早くなるので、避けたほうがいいでしょう。

●お手入れのコツは?
ホコリが溜まりやすいので、時々やわらかいハンディワイパーやハケで、やさしく払ってお手入れをします。

大ぶりの花をドライにして1〜2本吊るす方法も!

スワッグ手順

「複数のドライフラワーを用意して束ねるのは面倒」という人におすすめなのが、大ぶりのドライフラワーを1〜2本だけ吊るして飾る方法です。

ボリュームがあるので、それだけで存在感があって素敵な雰囲気に。梅雨時から夏によく出回るアジサイなどは、生花を1本吊るして、そのままドライになる過程を楽しむのにぴったりですね。

今月のお花「スターチス・ブルーファンタジア、ユーカリ(グレッグソニアーナ)、グレピレア アイバンホー、バンクシア、アジサイ」

スワッグ手順

爽やかな印象のスワッグ作りにおすすめの「今月のお花」はこちら。

アジサイ(紫)とバンクシア(白)を中心に紫の小花がかわいいスターチス、ギザギザの小さな葉っぱのグレピレア アイバンホー、長い葉が特徴的なユーカリをまとめてみました(予算2300円程度)。スターチス・ブルーファンタジア…通年出回り、5月~7月が旬。かすみ草のようなたくさんの小さな花がふんわりと広がります。花が長持ちするのも人気の理由です。繊細な印象とボリューム感があるのが、スワッグにもぴったりです。

ユーカリ(グレッグソニアーナ)…いろいろな種類のあるユーカリは乾燥しても色がきれいなので、スワッグにもよく使われる植物です。種類によって、ユーカリの葉っぱの形や色が違いますが、今回、使用したのは、「グレッグソニアーナ」。すっとした長い葉っぱの形がきれいなタイプです。

グレピレア アイバンホー…ギザギザした小さな葉がカッコいいグレピレア アイバンホー。グレピレア、グレビレアとも呼ばれるオーストラリア・ニュージランド原産のワイルドフラワー(自然に自生する野生の花)です。これを使うだけでスワッグにワイルドな雰囲気がプラスされ、ぐっとセンスよく決まります。

バンクシア…切り花でもドライフラワーとしても人気急上昇中のバンクシア。ワイルドフラワーの一種で、7〜9月が旬。オーストラリア原産の常緑樹で、小さな花が集まってユニークな花のような形が特徴の低木です。それぞれの花のめしべがブラシのようにカールして、円錐形や筒のような形となります。花の形や色の種類も多く、花束やスワッグのアクセントにはぴったりです。

アジサイ…日本の梅雨を代表する花。国産は4〜12月、外国産は1年中、生花店に並びます。切り花としてはもちろん、ドライフラワーにして楽しむ人も多くいます。切り花は枝を斜めにカットして、枝の中にあるワタを取り除くと長持ちします。

撮影/安部まゆみ 取材・文/工藤千秋

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