
黒髪が似合う人・似合わない人の特徴とは?タイプ別解説
黒髪は、日本人にとてもなじみのある髪色の1つ。でも「自分には似合わないかも……」と感じたことはありませんか? 黒髪が似合う人・似合わない人の特徴や、似合わせるコツをわかりやすく紹介します!
目次
黒髪が似合う人の特徴
黒髪が似合う人には、いくつかの共通点があります。どんなタイプに黒髪が映えるのか、見てみましょう。
肌色との相性が良い人

色白で透明感のある肌は、黒髪とのコントラストが美しく際立ちます。特にブルーベースの肌は、青みを帯びた黒髪と自然になじみ、肌の明るさを引き立ててくれます。オークル系の肌でも、顔色がくすまなければ黒髪はしっくりなじみやすいでしょう。
マットすぎないベースメイクを意識すると、肌の透明感がさらに引き出されます。
瞳の色が黒またはダークブラウンの人
髪と瞳に統一感が出ることで、全体に落ち着いたまとまりが生まれます。ナチュラルなメイクでも引き締まった雰囲気になり、大人っぽく仕上がりやすいのが特徴です。
特にアイラインやマスカラに黒やこげ茶を使うと、目元の存在感が自然に引き立ちます。
目鼻立ちがはっきりしている人

目や鼻などのパーツにメリハリがある人は、黒髪によってその特徴がよりくっきりと際立ちます。知的で上品な雰囲気が加わり、シンプルなメイクでも華やかに見えることも。
強さが気になる場合は、黒髪でもやわらかな動きが付きやすいレイヤースタイルやパーマスタイルにすることで、バランスを取りやすくなります。
シンプルで落ち着いた服装が多い人

モノトーンやベーシックカラーを中心としたファッションは、黒髪とのなじみがよく、全体に洗練された印象を与えます。黒髪は幅広い色に対応できるため、派手すぎず上品なスタイルを好む人には特におすすめです。
シルエットや素材にこだわると、より上質で大人っぽい雰囲気が際立ちます。
黒髪が似合わないと感じる人の特徴

黒髪には清潔感や上品なイメージがありますが、すべての人に似合うとは限りません。中には黒髪にすると「なんとなく野暮ったい」「顔色が悪く見える」と感じる人も。黒髪が似合わない人の特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
髪の悩みがある人

髪が太くて量が多い場合、黒髪だと重たい印象になります。また、ダメージによって髪が広がり、まとまりが悪くなると必要以上にボリュームが出て見えてしまうのが黒髪の特徴です。
そのため、トリートメントやオイルなどで質感を整えておくことが大切です。
黄みが強い肌や日焼け肌の人

黒髪にすると、肌のトーンがくすんで見えやすく、顔全体がやや重たい雰囲気になってしまうことがあります。特に黄みの強い肌や日焼け肌の場合は、髪とのコントラストが強く出るため、バランスを取る工夫が必要です。
ベースメイクに明るさやツヤを加えることで、顔まわりがパッと明るく見えやすくなります。
瞳の色が明るめの茶色やベージュ系の人
明るい瞳はやわらかく穏やかな雰囲気を持っていますが、黒髪のシャープさと合わない場合があります。その結果、目元が弱く見えたり、髪だけが浮いて感じられることも。
黒に近いダークブラウンなど、ほんのりトーンを落とした色味にすると全体に調和が生まれます。
パーツが控えめでやわらかい顔立ちの人
目鼻立ちがやさしくソフトなタイプの人は、黒髪の存在感に押されて顔立ちが目立ちにくくなることがあります。こうしたタイプの人は、メイクやハイライトでメリハリを出すのが効果的です。
眉やリップなど、どこか一箇所に強さを加えることで、全体がぐっと引き締まります。

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自分に似合う黒髪を見つけるためのポイント

一口に「黒髪」と言っても、実はさまざまな色味があることをご存知ですか? 生まれながらの黒髪も良いものですが、違ったニュアンスの“黒髪”に染めることで、自身の印象を一新させることもできるのです。
自分にぴったりの黒髪を見つけるためには、いくつかのポイントがあります。自分の特徴を知ることで、洗練された黒髪スタイルを見つけることができますよ。
生まれ持った髪の色に合わせる

自分に似合う黒髪を見つけるための1つの方法として、生まれ持った地毛の色に合わせるという考え方があります。
日本人の地毛は、完全に真っ黒というよりも、わずかに茶色みがかった黒髪の人が多いと言われています。自分の地毛の色に近い黒髪を選べば、肌の色や瞳の色とのなじみが良くなり、違和感なく美しい黒髪を楽しむことができるでしょう。
美容室で相談するときに、自分の地毛の色を活かしたいと伝えてみるのも良い方法です。
パーソナルカラーで似合う黒髪の色味を調べる
黒髪と一口に言っても、青みがかった黒や、少し茶色みがかった黒など、微妙なニュアンスの違いがあります。自分に似合う黒髪の色味を知る上で、非常に役立つのがパーソナルカラーです。
パーソナルカラーとは、生まれ持った肌や髪、瞳の色に調和する色のことです。自分のパーソナルカラーを知ることで、顔色が良く見えるほか、魅力が増す髪色を見つけやすくなります。
パーソナルカラー別のおすすめ黒髪カラー
パーソナルカラーは、大きく「イエローベース(イエベ)」と「ブルーベース(ブルベ)」に分かれ、さらに春・夏・秋・冬の4タイプに分類されます。これらの色味が、イエローベースかブルーベースかといった肌のアンダートーンによって、似合う色味が変わってくるのです。
それぞれに似合う黒髪の色味が異なるため、自分のタイプを知ることで、より肌映えする黒髪を選ぶことができます。
イエベ春に似合う黒髪

イエベ春タイプは、黄み寄りで明るく血色感のある肌をしており、ふんわりとした華やかさが魅力。肌に透明感とツヤがあるため、真っ黒だとやや重たすぎてしまうことも。
オレンジブラウンやダークベージュなどで透明感を出すと、持ち前の明るい雰囲気を活かしつつ、やわらかく洗練された印象に仕上がります。
ブルベ夏に似合う黒髪

ブルベ夏タイプは、青みがかった明るい肌色で、やわらかな質感と上品な透明感が特徴。肌の赤みが出やすい人も多く、強い黒は肌の色ムラや影を目立たせてしまうことがあります。
アッシュブラックやブルーブラックなど、青みのあるソフトな黒が好相性。肌の透明感を引き立てつつ、涼しげでナチュラルな印象をつくれます。
イエベ秋に似合う黒髪

イエベ秋タイプは、やや深みのある黄み肌で、落ち着いた大人っぽさや穏やかな雰囲気を持つ人。肌にマット感や落ち着きがあり、鮮やかな色や強いコントラストはやや浮いてしまう傾向があります。
そのため、赤み・オレンジを含んだチョコレート系の黒髪やソフトブラックなど、まろやかで温かみのある黒がしっくりなじみます。全体のトーンがまとまり、上品で洗練された印象に。
ブルベ冬に似合う黒髪

ブルベ冬タイプは、白くて青みのある肌色や、色黒でも血色感の少ないクールな肌を持つなど、肌のコントラストがはっきりしています。顔立ちがくっきりしている人が多く、強く鮮やかな色味を受け止められるタイプです。
漆黒やブルーブラックなど、深くて冷たい色味の黒髪は、このタイプの肌とのコントラストを活かし、モードで都会的な雰囲気を際立たせてくれます。

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髪の長さで変わる黒髪の印象
黒髪は髪の長さによっても印象が大きく変わります。ショート、ミディアム、ロングそれぞれに似合う黒髪スタイルがあり、長さごとの特徴を活かすことで、より魅力的な黒髪を楽しむことができます。
黒髪ショートヘアのスタイル

黒髪のショートヘアは、軽やかで洗練された雰囲気が魅力です。顔まわりにレイヤーを入れれば黒髪特有の重たさを軽減でき、動きのあるスタイルに仕上がります。
特に、丸みのあるショートボブ×シースルーバングの組み合わせはかわいらしさ抜群。直線的なカットで仕上げるミニマルなショートは、クールでモードな印象を与えたい人におすすめです。
なお、黒髪ショートは顔の輪郭が出やすいため、顔型に合ったシルエットを選ぶことが大切です。マッシュヘアも人気ですが、顔立ちによっては重く見えることがあるので、バランスに注意しましょう。
黒髪ミディアムヘアのスタイル

黒髪ミディアムヘアは、アレンジの幅が広く、扱いやすい髪型です。鎖骨あたりの長さは、女性らしいやわらかさと落ち着いた雰囲気を両立できます。
外ハネにするほか、毛先にゆるくパーマをかけることで、動きが加わり黒髪でも重たく見えにくい印象に。顔まわりにレイヤーやくびれシルエットを入れれば、今っぽさのある軽やかスタイルになります。
ストレートで仕上げる場合は、毛先をほんのり内巻きにすると、清楚でやさしい雰囲気に仕上がります。
黒髪ロングヘアのスタイル

黒髪ロングは、ツヤ感と女性らしさを引き立てる王道スタイル。丁寧にケアされたロングの黒髪は、「清楚」「上品」の象徴とも言えるのではないでしょうか。
ただし、髪が長い分、重たく見えてしまうこともあるため、顔まわりにレイヤーを入れる、毛先を軽くするなどの工夫で抜け感を作るとバランスが良くなります。
大きめのウェーブを入れると、華やかさ・やわらかさが加わり、エレガントで大人っぽい印象に。前髪ありなら可愛らしく、前髪なしならクールで洗練された雰囲気に変わるので、前髪のデザインにもこだわってみましょう。
黒髪を魅力的に見せる方法
「黒髪は地味に見えそう」と思っている方もいるかもしれませんが、ちょっとした工夫でぐっと垢抜けます。黒髪の美しさを引き出すには、ヘアケアはもちろん、スタイルやメイク、ファッションとのトータルバランスも大切です。
ヘアケアで髪のツヤを出す

黒髪はツヤが命。ツヤのある黒髪は健康的で清潔感があり、どんなスタイルでも美人度をぐっと引き上げてくれます。
そのためには、日々のシャンプーやトリートメントで潤いを与えることが基本。週1〜2回のヘアパックや、洗い流さないトリートメント、ヘアオイルを取り入れると、よりツヤ感が出やすくなります。
ドライヤー前には熱から髪を守るアイテムを使い、仕上げにヘアオイルを毛先になじませると、指通りの良い美しい黒髪が叶います。
似合うヘアスタイルを選び方

黒髪を魅力的に見せるには、自分に似合う髪型を知ることも重要です。黒髪は色に重みがある分、カットで軽さや動きを出すことが大切。
顔の形や骨格に合わせて、顔まわりのレイヤーや前髪の形、パーマの取り入れ方を工夫することで、ナチュラルでも軽やかに仕上がります。
美容師さんに相談する際は、「黒髪にしたいけど重くなるのは避けたい」などの悩みを具体的に伝えると、最適な提案が受けられます。
メイクやファッションでバランスをとる

黒髪はシンプルな分、メイクやファッションとの組み合わせで印象がガラッと変わります。
例えば、リップに明るめのカラーを取り入れると顔がパッと明るくなり、ヘルシーでおしゃれな雰囲気に。また、アイメイクで目元にしっかりとポイントを置くと、黒髪のクールな印象とバランスがとれます。
ファッションでは、黒髪の落ち着きに合わせてミニマルで洗練されたコーディネートがおすすめ。全身黒コーデの場合は、異素材や小物でメリハリをつけることで、のっぺり見えずこなれた仕上がりになりますよ。

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似合う髪色を知るための便利ツールや方法
黒髪はシンプルな分、メイクやファッションの組み合わせで雰囲気がガラッと変わります。
だからこそ、事前に「自分に似合う黒髪」のタイプを知っておくことが、スタイル全体の完成度を高めるポイントになります。
髪色シミュレーションアプリを使う

アプリを使えば、自分の顔写真で髪色チェンジを簡単にシミュレーション可能。黒髪の濃淡も比較できて便利です。
微妙なトーンの違いも視覚的に確認できるため、失敗のないカラー選びに役立ちます。
パーソナルカラー診断を受ける
肌・瞳・髪の色から似合う色をプロが診断してくれるサービスもおすすめ。オンラインで受けられる診断も増えています。
自分では気づきにくいカラー傾向が明確になり、メイクや服選びにも応用しやすくなります。
美容師に相談する

実際にカラーリングする前には、美容師さんに髪質や肌の色を見てもらってアドバイスを受けるのが確実です。
プロならではの視点で、髪色だけでなく似合うカットやスタイリングの提案もしてもらえることがあります。
自分に合った黒髪で魅力を引き出そう

黒髪は、日本人の美しさを引き立てる髪色です。一方、似合うかどうかは、肌色や瞳の色、顔立ちによって大きく左右されます。
しかし、パーソナルカラーに合わせた黒髪選びやヘアスタイル、メイクの工夫次第で、誰でも魅力的な黒髪を手に入れることは可能。「なんとなく茶髪のほうがしっくり来るから……」と思っている方でも、今のヘアカラーと比較しながら、自分に合った黒髪を見つけていけば、印象を大きく変えることができます。メイクやファッションとのバランスを工夫することで、より洗練されたスタイルに仕上がりますよ。
「私には無理かも」とあきらめるのではなく、自分の特徴を理解し、“似合う黒髪”を見つけて、新しい表情を楽しんでみてくださいね。
[ 監修者 ]