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40代~50代必見!骨格補正メイク専門家が教えるバランス目元メイク術

年齢とともに、まぶたがたるんで目が小さく見えたり、眉の左右差が広がったりと、目元の悩みは増える一方。元建築士で、骨格補正メイクを提案する美容家・池田曜央子さんに目元メイクのコツを教えてもらいました。

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美しいと感じるシンメトリーな顔へと近づける

黄金比をレクチャーする池田曜央子さん

顔の輪郭やパーツを測定して数値化し、理想の黄金比へと補正する理論的なメイク方法を提案している池田曜央子さん。元建築士だという経歴もうなずけます。

「ピラミッドや金閣寺などの建築物、ミロのヴィーナス像などの芸術作品の中にも、世界中で長く愛されているものには、人間が美しいと感じる『黄金比』が使われているものが多く存在します。それと同様に、顔のバランスにも誰が見ても好印象な『黄金比』があるのです」(池田さん)

そもそも人間は、自然界にあるもの、左右のあるもの、2つあるものは、均整のとれたバランス=シンメトリー(左右対称)が美しいと感じるようにインプットされているといいます。

眉の形、目の大きさ、頬の高さ、口の大きさ…これらを誰が見ても美しいと感じる黄金比にメイクで近づけて好印象を手に入れましょう。

池田式「誰もが美しいと感じる顔の黄金比」

黄金比
イラスト/スギザキメグミ 『骨格補正メイク 「顔の比率」を描き変えて、一生美人!』(主婦の友社)より

【顔形の比率】
顔の上段:中段:下段 = 1:1:0.8~1
顔の横幅:縦幅 = 1:1.4
顔の縦幅:おでこ= 3:1

【目の周りの比率】
目の横幅:目の縦幅 = 1:0.3
目の横幅:左右の目頭の間隔 = 1:1:1
眉の太さ:目の縦幅 = 0.8:1
眉~目の幅:目の縦幅=1:1

【鼻~顎の比率】
鼻先~下唇の下:下唇の下~顎先 = 1:1

実はこの黄金比を持ち合わせている人はほとんどいません。しかし、安心してください! ご自分の顔を黄金比に当てはめて、次からのメイクテクニックを実践すれば、目元の印象をガラリと好印象に変えることができます。

【眉のメイクテク】眉頭を全力で合わせる!

ちょっとした違いで今っぽくも昔っぽくもなる大人の眉。20~30代の頃から眉の描き方を変えていない人も多いのでは? 注意してほしいのがなんといっても眉頭です。眉頭は顔の中心に近い位置にあるため少しのズレが違和感につながります。眉頭の大きさや高さ、位置を全力で合わせてください。そして、眉頭は80度にしてください。

特に毛量が少なくなってきている人は、ペンシル1本だけで描いてしまうと立体感が出ず、不自然な眉になってしまいます。アイテムを駆使しつつ、理想の眉に近づけてください。

眉メイクの下準備

ベースメイクの後、眉部分に油分がある状態ではキレイに色が乗らないので、フェイスパウダーで眉とその地肌をドライな状態にしましょう。その後、パフを半分に折って油分を除去。眉はスクリューブラシでとかしておきます。

眉メイク

眉頭80度

黄金比に当てはまる位置を確認し、眉頭は80度に倒し、眉頭から眉山まではほぼ角度のない平行眉に。眉山からは眉尻に自然につなげます。

アイテムは、アイブロウパウダーで下書きをしてから、ペンシルで毛がないところや延長したいところを描き足していきます。仕上げには、コンシーラーが活躍。コンシーラーを筆に少しとり、眉頭をぼかします(80度は崩れないように注意)。眉尻は下部をなぞって細く消えるようにします。

知って得する眉メイクPOINT【立体感を出す】

眉頭は明るい色で、眉尻に向かって濃いめの色へと2色使いすると、立体感のある眉が仕上がります。

知って得する眉メイクPOINT【眉の高さ違い補正テク】

左右の眉の高さが違う場合は、高い方の眉の上を削り下側に眉を書き足します。低い方の眉は、下を削り上側に眉を書き足します。左右が同じ高さになるように調整してください。片方に合わせると、補正する方の負担が大きいので、両方の高さを補正するとよいでしょう。

補正方法は、クリームタイプのアイブロウで下地を塗り、アイブロウパウダーをポンポンと置くことで、落ちにくく長持ちキープの眉になります。

【アイシャドウメイクテク】いつでもグラデーション命!

アイシャドウ

目を開けても閉じてもグラデーションに見えるのがキレイです。ここではベースカラー、メインカラー、〆カラーの3色を使用します。唐突に色が変わらないように注意して。

アイシャドウメイクの下準備

二重の溝に溜まったファンデーションを指でじんわり温めて伸ばしてください。ちょっとしたことですが、色の乗りが変わってくるのでぜひやってみてください。

アイシャドウメイク

ベースカラーはアイホールの内側(眉下)まで塗ります。メインカラーは目を開けても閉じても見えるようにします。印をとって下から順番に塗り広げていくとよいでしょう。目を開けた状態でもメインカラーがしっかり見える位置まで塗りましょう。

〆カラーをのせます。まつげの生え際をクリームシャドウで下書き。のりがわりにラインを入れて、〆カラーの濃いパウダーをとんとんのせるように入れます。

3色を何もついていないブラシでぼかしグラデにする。

知って得するアイシャドウメイクPOINT【両目が離れている人】

目を寄せたい時は、眉をやや内側からスタートさせて描いたり、まつ毛の目頭側をマスカラで顔の中央に向かって濃く塗ると中央寄りの目元メイクの完成。

知って得するアイシャドウメイクPOINT【両目が近い人】

左右の目の距離が近い人は、アイシャドウを外に向かって濃い色を使うとよいでしょう。まつ毛のマスカラは、目尻側を外側に向かって濃く塗ると黄金比に近いアイメイクができるでしょう。

【アイラインメイクテク】黒目を大きく見せる!

アイライン

黒目の縦幅をいかに大きく見せるか、が目の印象を大きく変えます。

アイラインメイク

まつ毛をビューラーでグッと持ち上げてマスカラで固定し、まつ毛の生え際(粘膜部分)にアイラインを塗ります。まつ毛の上を濃く塗るのもよいでしょう。

やってしまいがち!ベースメイクのよくある間違い

シミやシワを気にする人ほど、メイクで隠そうと厚塗りになってしまいます。必要なポイントにコンシーラーなどを使いながら、ベースは薄塗りで仕上げるのが理想。薄塗りの方が崩れにくく、夕方まできれいでいられます。薄づきのアイテムを選ぶのも良いでしょう。

また、顔だけを見ながらメイクをしていると、首の色より顔が白く仕上がってしまい「メイクしました感」が強くなってしまいます。ファンデーションの色選びにも注意しましょう。

生まれ持った骨格や顔パーツの形、さらには年齢とともに広がる目元の左右差。それらを一挙にメイクでカバーし、黄金比に近づけて、年齢による衰えをリフトアップしてください。若作りや厚化粧では決してない、好印象な大人の女性に変身できますよ。

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