髪型は年齢を超えて、自己表現の大切な一部です。おばさんぽい髪型は避けたいと思う50代の方も多いのではないでしょうか。この記事では、おばさんぽくない髪型を実現するためのポイントをご紹介します。

50代でもおばさんぽく見えない髪型のポイント4つ

ここでは、50代でもおばさんぽく見えない髪型のポイントを紹介します。ポイントを押さえて、若々しいヘアスタイルを目指しましょう。

（1）ツヤのある髪質

髪型は、50代の女性にとって若々しさと上品さを引き立てる鍵です。特に、髪のツヤ感は重要なポイントです。ツヤのある髪は、顔色を良く見せ、年齢に関係なく魅力的に映ります。

逆に、パサついた髪は顔をくすませ、実年齢以上に見せてしまうことがあります。そうならないためには、適切なヘアケアが欠かせません。

（2）骨格に合ったきれいなシルエット

50代でも若々しさを保つ髪型にするには、骨格に合わせた美しいシルエットを作ることもポイントです。頭や顔の形にマッチしたシルエットの髪型は、実年齢よりも若々しく見せます。特に、ショートヘアスタイルでは「ひし形シルエット」がおすすめです。

このシルエットを実現するためには、トップにボリュームを出し、襟足を首にフィットするようにカットします。これにより骨格を美しく際立たせ、リフトアップ効果も期待できます。髪型が骨格にマッチすれば、50代でもおばさんぽく見えず、美しいシルエットを楽しめるでしょう。

（3）トップのボリューム感

50代でも若々しさを引き立てる髪型の鍵となるのは、髪のトップのボリューム感です。髪にふんわりとしたボリュームを持たせることで、全体を通して若々しさと華やかさを出せます。特に、頭の形に合わせた自然なボリュームがポイントです。

この自然なボリュームを実現するためには、計算されたヘアカットが必要です。美容師に相談し、頭の形に合わせたカットをしてもらいましょう。また、スタイリングも欠かせません。適切なスタイリング剤を使用し、トップを立ち上げるテクニックをマスターしましょう。

（4）束感のあるスタイリング

50代でも若々しい髪型を実現するためには、束感のあるスタイリングも重要なポイントです。束感を持たせることで、立体感のある髪型が作れます。

髪の束感を出すことで、髪がひとつの塊としてまとまるのを防ぎ、動きのある自然な見た目を実現できます。この効果を得るためには、適切なスタイリング剤を使用することが大切です。中には髪にツヤを与えつつ、束感を作り出せるものもあります。

髪のツヤと束感を実現するために、スタイリング剤を活用しましょう。髪の質感に合わせて選んだスタイリング剤は、すてきなヘアスタイルを簡単に実現する手助けとなります。

50代がやってはいけない老けて見える髪型とは？

ここでは、50代の方がやると老けて見える髪形を紹介します。こちらで紹介するヘアスタイルは、できるだけ避けるようにしましょう。

分け目がハッキリした髪型

分け目がハッキリした髪型は、50代の女性にとって避けたいスタイルのひとつです。分け目がハッキリとついていると、トップにボリュームがでにくくなってしまいます。また、立体感もなく、重たい印象になりがちです。

分け目は真っ直ぐではなくジグザグにして、自然に分けるようにしましょう。柔らかい印象を与えやすく、若々しさにもつながります。

重めの髪型

ボリュームのないトップがぺたんこのヘアスタイルは、疲れたように見えやすく老けた印象を与えてしまうため、おすすめできません。逆に、根元から立ち上がったボリュームのある髪型は若々しさを引き立て、華やかな印象になります。

トップのボリュームを出すには、髪に段差をつけるレイヤーカットが効果的です。また、レイヤーカットと合わせてパーマをかけることで、スタイリングの再現性が高まり、自分でのセットも容易になります。

パッツン前髪

50代女性が避けたい髪型には、パッツン前髪もあります。前髪は、顔の印象に大きな影響を与える重要なポイントです。真っ直ぐのラインが強調されたパッツンの前髪は、子どもっぽさが出やすく自然な大人の印象から離れてしまいます。

また、顔を隠すような前髪にも注意が必要です。顔に影ができるため、暗いイメージから老けて見えすくなります。前髪は自然なラインにして、適度な隙間を作ったり、サイドを外側に軽く流したりして上品さを心がけましょう。

シースルーバング

シースルーバングとは前髪を薄めにし、おでこを透けるように見せるスタイルのことです。特に若い世代を中心に人気ですが、50代の女性にとっては避けたい髪型といえます。

シースルーバングは前髪の量を少なくするためボリュームが出にくく、顔の立体感も失われがちです。ある程度、前髪の量を増やして自然なボリュームを作りましょう。

明るすぎる髪色

明るすぎる髪色も、50代女性は避けた方が良いといえます。髪色も、髪型と同じく外見の印象を大きく変えるポイントです。

明るい髪は軽やかなイメージを与えますが、退色するとギラついた色にもなりやすく、ツヤが失われてしまいます。また、明るいほど根元が伸びているのがわかりやすくなるため、放置していると手入れしていない印象も与えます。

この問題を解決するためには、こまめな白髪染めが大切です。1ヵ月に一度の白髪染めを行うことで、髪色を鮮明に保ち、若々しい印象を維持できます。明るめが好きな方やカラーの周期を延ばしたい方は、白髪ぼかしハイライトもいいですね。

下記の記事では、白髪ぼかしハイライトについて詳しく紹介しています。白髪を生かしたヘアカラーに興味がある方は、ぜひチェックしてください。

40代におすすめの白髪ぼかしハイライト｜失敗しないポイントとは？

きつすぎるパーマ

パーマは若々しい髪型の仕上げ方として魅力的ですが、50代の女性が注意したいのは、きつすぎるパーマです。髪に強いウェーブをかけすぎると、逆に老けて見える可能性があります。

細かいカールはボリュームを出しやすいものの、印象としてはおばさんぽいと感じられることもあります。また、パーマはストレートに比べてツヤが出にくいだけでなく、ダメージもかかりやすいため、髪のパサつきには注意が必要です。ツヤを保てる程度の緩やかなウェーブやトップにボリュームを持たせるパーマがおすすめです。

【長さ別】50代におすすめのおばさんぽく見えない髪型

ここでは、長さ別におばさんぽく見えない髪形を紹介します。自身の髪の長さに合った対策を行いましょう。

ロング

50代の女性にとって、ロングヘアは魅力的な髪型のひとつですが、おばさんぽく見えないようにするためにはいくつかのポイントがあります。

まず、ロングヘアでは髪のツヤが大切です。トリートメントで髪のケアを怠らず、ツヤのあるヘアカラーを選びましょう。ツヤのある髪は若々しさを引き立て、上品な印象を与えます。

ロングヘアは毎日の手入れが必要ですが、手間をかける価値はあります。毛先に軽いカールを加えることで、華やかな印象にもなるでしょう。髪型にアクセントを加えることで、個性的で若々しい印象を演出できます。

ミディアム

ミディアムヘアは、50代の大人女性におすすめの髪型です。この髪型は、落ち着いた上品さを持ちつつ、同時に新鮮でエアリーな雰囲気を演出できます。ミディアムヘアに程良いレイヤーを入れることで、軽やかさや動きをプラスできます。

ただし、レイヤーは入れ過ぎないようにしましょう。あまりに多くのレイヤーを入れると、スタイリングが煩雑になり、朝の準備に時間がかかってしまうかもしれません。適度なレイヤーを入れたミディアムヘアは扱いやすく、上品な印象を保ちながら、程良い軽さを感じさせてくれます。

ショートボブ

ショートボブも、50代の女性におすすめの髪型です。このスタイルは頭の形を美しく見せるのに役立ち、大人の女性らしいエレガンスさを引き立てます。

日本人の頭の多くは、後ろが平らな「絶壁」といわれる形ですが、ショートボブは絶壁をカバーするのに最適です。頭の後ろに丸みを持たせることで、全体のフォルムが美しく整い、絶壁が目立ちにくくなります。

最新の髪型トレンドであるウルフボブも、50代の女性におすすめです。ウルフボブはひし形のシルエットを作り出し、くびれを強調するため顔の周囲がすっきりと見え、小顔効果も期待できます。

【悩み別】50代におすすめのおばさんぽく見えない髪型

ここでは、悩み別に分けておばさんぽく見えない髪形を紹介します。顔の形や髪質に合った対策を行いましょう。

面長の人におすすめの髪型

ショートボブは、面長タイプの人に特におすすめのスタイルです。丸みのあるショートボブは、前髪を少し重めにカットして自然におでこをカバーすることがポイントです。サイドにボリュームを持たせるショートボブにすることで、ひし形のシルエットができ、小顔効果も期待できます。

外はねミディアムは、肩から鎖骨までの長さのミディアムヘアに自然な外はねを加えたスタイルです。適度なレイヤーを入れて耳の高さにボリュームを持たせることでひし形のシルエットを作り、面長の悩みを解消します。外はねミディアムは、上品で若々しい印象を与える髪型です。

丸顔の人におすすめの髪型

基本的に丸顔の方は、縦ラインを強調する髪型が適しています。顔の輪郭や毛量の多さを考慮したスタイルを選ぶことで、おばさんぽく見えず、魅力的な印象を保てるでしょう。

また、横のラインの強い印象は顔の横幅を強調するため、前髪は長めに作って流すのがおすすめです。分け目をつけて前髪に隙間が出来ると縦の印象が強くなり、丸顔がカバーされやすくなります。

丸顔の方は、輪郭をカバーする顔まわりの髪の毛が重要です。頬骨あたりにかかる髪の毛を作ると横の広がりを抑えられます。外側に巻きを入れて流すと、さらに効果的です。

くせ毛の人におすすめの髪型

くせ毛の方には、くせを生かしたショートスタイルがおすすめです。年齢を重ねると水分量の低下などによって、今までなかったくせが出てくる場合もあります。

うねりがあるとツヤが出にくく、まとまった印象も与えられません。縮毛矯正やヘアアイロンの使用は効果的ですが、手間と時間がかかるのが難点です。

ショートスタイルは、パーマ風にすると簡単にスタイリングできます。髪質に合ったスタイリング剤を選びましょう。

おばさんぽく見える50代の髪の悩みを解消する方法

ここでは、おばさんぽく見える髪の悩みを解消する方法を紹介します。髪のハリや乾燥に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

髪にハリがなくボリュームが出せない

髪にハリがなくボリュームが出せないと感じる方に、おすすめの対策とポイントがあります。

レイヤーカットを施すことで髪に動きと軽やかさを加えると、トップにふんわり感を出せます。このスタイルはボリュームを出しやすく、若々しい印象を与えられるでしょう。

髪にパーマをかけて、ボリューム感をアップさせるカールやウェーブを作るのもおすすめです。パーマは髪を立ち上げ、ふんわり感を作るのに効果的です。

髪のハリとボリュームを保つためには、適切なヘアケアが重要です。適切なシャンプーやコンディショナーを選び、栄養を補給するためのトリートメントやヘアマスクを定期的に使用しましょう。

髪が乾燥してパサつく・ツヤがない

髪が乾燥し、パサついていてツヤがないと感じる方は、そのままの状態では髪がボサボサに見えてしまう可能性があります。これは年齢を感じさせる上に、だらしない印象を与えてしまうことがあるでしょう。特に30代を過ぎると、髪内部の水分や油分が減少する傾向があります。

この問題を解消するためには、以下のケアが重要です。

• 濡れた髪を放置せず、半乾きの状態で寝ることを避ける
• 適切なヘアケア製品を使用して、髪に必要な栄養を補給する

これらによって、髪が乾燥しにくく、パサつきや広がりを抑えられ、健康的なツヤのある髪を維持できます。適切なヘアケアを取り入れ、おばさんぽく見えない髪型を手に入れましょう。

まとめ

髪はその人の印象を左右する大切な部分です。美しい髪をキープしておけば、何歳になっても若々しい印象を持たれるでしょう。

ツヤがある髪や自分に合ったヘアスタイルは、おばさんぽく見えないポイントです。きつすぎるパーマやシースルーバンクは、老けて見える可能性があるため避けましょう。おばさんぽくない髪型に変え、50代になっても美しい髪を目指してみてはいかがでしょうか。