自分の「噛む力」が数値でわかる!「咀嚼チェックアプリ」とは
「噛む力」はお口の状態や噛む回数が減ることによって、誰でも衰える可能性があります。自分ではなかなか把握できない「噛む力」が数値でわかるアプリが新登場!その仕組みを紹介します。
提供/ロッテ
「噛む力」が全世代で衰えている!?
「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。お口(オーラル)のささいな衰え(フレイル)という意味で、高齢者の口腔機能と身体機能の衰えの相関関係についての調査研究によって、近年注目されるようになりました。
お口には「食べる」「話す」「表情をつくる」などさまざまな機能がありますが、中でも「食べる」という重要な機能を支えているのが「噛む力」です。「噛む力」は高齢者でなくても、歯が抜けたり、欠けたり、むし歯の状態で放置しておくことや、やわらかい食品ばかり好んで食べることにより、若い人でも衰えてしまいます。
「噛む力」が衰えると、自然に噛まないですむ食品を選ぶことにもつながるため栄養が偏ったり、噛む回数が減ることにより「噛む力」が衰えるという負のスパイラルが生じてしまい、やがて全身の弱りにもつながる可能性があります。
自分の「噛む力」が一目でわかるアプリが誕生
これほど大切な「噛む力」ですが、咀嚼能力を測ることは難しいということが課題でした。それが2023年2月、咀嚼能力が一目でわかる画期的なアプリが誕生し、誰でも自分の「噛む力」を手軽に把握できるようになりました。10
使い方は以下の通りです。測定には「キシリトール咀嚼チェックガム」を用います。
1)「キシリトール咀嚼チェックガム」を60秒噛みます。
2)噛んだガムを測定用台紙にのせます。
3)アプリの指示に従って、スマートフォンのカメラで撮影します。
4)測定結果を確認します。
噛む力を色で評価する「キシリトール咀嚼チェックガム」とは
「咀嚼チェックアプリ」に用いる「キシリトール咀嚼チェックガム」は、噛む力によって色が変化するガム。噛む前は緑色のガムが、よく噛むことで徐々に赤く変化していき、赤色が強いほど、噛む力が良好です。
唾液の量、噛み合わせの面積、舌の力、唇・舌・顎関節の運動機能など複合的な因子で総合的に咀嚼能力を評価できるのが特徴。噛むにしたがって、ガムに含まれるクエン酸が唾液中に溶け出ることにより、ガムが酸性から中性になり、ガムの未発色色素が赤く変わるためにガム全体が赤く変わっていきます。
数値化することにより、噛む力の変化も把握できる
色の変化による咀嚼能力の把握自体も画期的な仕組みですが、一般の人が使用する場合はパッケージのカラーチャートと照らし合わせて視覚的に評価する必要があったため、人によって判断が分かれたり、微妙な変化がわかりにくいという改善点もありました。
それが「咀嚼チェックアプリ」と組み合わせることで、誰でも客観的に評価できるようになり、数値の上下によって噛む力の増減も把握できるようになりました。
「キシリトール咀嚼チェックガム」は歯科専用商品で、アプリで測定するために必要な専用の測定用台紙も同封されます。「キシリトール咀嚼チェックガム」のご使用については、かかりつけ歯科医にご相談ください。
ゆくゆくは体重や体脂肪率、血圧などと同じように、日常的に「噛む力」を測ることができ、オーラルフレイル予防の対策を確実に進める助けになるかもしれませんね。
1948年の創業以来ガムをつくり続け、“噛むこと”に取り組んできたロッテが最新研究を紹介するWebサイト。
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