“うつぶせ”で内臓が活性化し、デトックス力UP!美尻を目指すなら 寝る前「ひじひざタッチ」
座っている時間が長いと、お腹の筋肉が縮み、背中やお尻の筋肉は伸び切ってタレ尻の原因に。うつぶせで行う「ひじひざタッチ」は、不自然に伸びた筋肉をリセット。タレ尻を引き締めます。
目次
体の外からも中からも“うつぶせ”でキレイに

「お尻のコリを取るだけで、美しいヒップラインへと近づけます」と、ヨガインストラクターの森和世さん。
座りっぱなしでいると、お腹の筋肉が縮みがちになります。一方、背中やお尻の筋肉は不自然に引っ張られて伸び切り、お尻が垂れる原因に。そこに上半身の重みがかかるため、お尻全体がこり固まって、代謝が落ちるうえに老廃物が滞り、むくみや冷えの原因に。
「ひじひざタッチ」ではうつぶせになり、骨盤を布団につけて腰を反らします。すると不自然に伸びた筋肉がリセットされ、お尻を引き締める効果が。さらに股関節を開く動きで老廃物が流れれば、むくみ改善にも◎。
「ひじひざタッチ」の効能
お尻の筋肉を寄せて引き上げる

座っている時間が長いと、お腹の筋肉が縮み、背中やお尻の筋肉は伸び切ってタレ尻の原因になります。「ひじひざタッチ」は、お尻の奥にある「外旋六筋(がいせんろっきん)」にアプローチ。内側にキュッと引き上げ、プリッとした美尻作りをサポートします。
内臓にも「やせグセ」づけ

「ひじひざタッチ」は、胃や腎臓も刺激する動き。デトックス効果が高く、ヤセ体質作りにも!
<腎臓を刺激し余計な水分を出す>
脇腹が伸び縮みすると、腎臓が刺激され活性化。体内のムダな水分を、翌朝の尿として排出します。むくみ改善にも効果あり。
<胃腸が活性化し便秘を改善>
「ひじひざタッチ」で睡眠の質が上がると、「モチリン」というホルモンが増加。胃腸の働きが高まり、便秘の改善にもつながります。
「ひじひざタッチ」のやり方
(1)うつぶせで腹式呼吸する

布団の上でうつぶせになる。両ひじを曲げて手を重ね、両手の上にあごをのせる。骨盤とお腹を布団に押しつけるイメージで、腹式呼吸をゆっくり10回繰り返す。
[ポイント]骨盤の両脇と恥骨を布団に押しつける

この時、骨盤の両脇の出っ張りと恥骨を、布団にしっかり押しつけて。腰が反って感じるかもしれませんが、これが骨盤の本来の位置。体のクセを正せば縮んだ腹筋が伸び、老廃物が流れやすい体に!
(2)右ひざを曲げる

うつぶせのまま、ゆっくりと右ひざを曲げる。右脚の付け根が布団から浮かないように注意。股関節から脚の付け根、太ももの内側までが伸びるのを感じながら動かす。
(3)右ひじと右ひざを近づける

右ひじを下ろし、ひじとひざが軽く触れるまで右ひざを上げる。重ねた手に左頰をのせ、お尻や脇腹が伸びるのを感じながら、腹式呼吸を5回繰り返す。(2)~(3)を反対側も同様に。
腰に違和感がある人は試してみて!仕上げの「ガス抜きポーズ」

「ひじひざタッチ」のあとに仰向けになると、人によっては腰に違和感が出ることも。両ひざを抱えて体を軽く揺らせば、腰の張りがラクになります。ガス腹の改善にも◎。
撮影/神尾典行 モデル/幣原あやの
(からだにいいこと2021年10月号より)
[ 監修者 ]




















