
老廃物を押し流す「寝ながらツボ揺らし」でセルライトも腹肉も撃退!
リンパの流れが滞るとポッコリお腹やセルライトの原因に。そんなリンパの詰まりを流すのが、お腹の“やせツボ”を刺激する「寝ながらツボ揺らし」です。溜まったゴミも疲れも押し流す「寝ながらツボ揺らし」を試してみて。
目次
リンパに溜まった“ゴミ”も疲れも1分ですっきり!

「ポッコリ下腹のリンパの中は老廃物などの“ゴミ”で汚れている可能性が。これを流せば、お腹まわりがすっきりします」と、整体師の永井 峻さん。
リンパには、全身を巡って栄養を届けたり、ゴミを回収する働きが。しかし、運動不足などが続くとリンパの流れが滞って、汚れたリンパが溜まり、下腹太りやセルライトの原因に。
そんなリンパの詰まりを流すのが「寝ながらツボ揺らし」。お腹の“やせツボ”を刺激して脳に「リンパを流して」と合図を送り、体をひねる動きでリンパの流れを促します。早い人では、1分で効果を実感することも。全身に新鮮なリンパが行き渡ると、脳の緊張や筋肉の痛みも改善。ストレスが緩和され、快眠にもつながります。
さらに免疫力アップも期待できるとのこと。「免疫の主戦場となるリンパ節は、老廃物の浄化槽。リンパの詰まりを流せば、免疫細胞もきちんと働くようになり、免疫力が上がります。」
「寝ながらツボ揺らし」の効能
ゴミで汚れたリンパを流せば、セルライトも腹肉もすっきり! 疲れやストレスも緩和します。
リンパが流れ下腹に溜まった老廃物を押し流す

リンパの役割のひとつは、体内のゴミを回収し運ぶこと。運動不足などで流れが滞ったリンパは、ゴミと混じって汚水化します。特に下腹に溜まりやすく、これがポッコリ下腹の原因に。このリンパが冷えて固まると、セルライトになります。
「寝ながらツボ揺らし」で“やせツボ”を刺激すると、脳は「リンパを流して」という指令を出します。さらに体を左右にひねると、滞っていたリンパが一気に流れ出します。きれいなリンパがゴミで汚れたリンパを押し流してくれるので、ポッコリお腹もすっきり!
ストレスや疲れを緩和

リンパが滞まっていると、脳は酸欠に。するとオン・オフの切り替えができず眠りが浅くなります。「寝ながらツボ揺らし」でリンパを流せば、新鮮な酸素が届いて脳がリラックス。ストレスが減り深く眠れるように。
「寝ながらツボ揺らし」のやり方
やせツボの位置

へその下に親指を置いたとき、小指の位置にあるのが“やせツボ”です。へそに親指を重ねないよう注意して!
(1)へその下のツボを揺らす

仰向けになる。へその下の“やせツボ”に両手の指先を重ねて当て、抵抗感がある深さまで押す。押し込んだ指先を支点に、手を上下に20回揺らしてツボをほぐす。手の動きに合わせ、「ホッ」と言いながら、口から息を吐く。
[揺らし方]指先を支点に揺らす

(2)ひじを曲げ手のひらを天井に向ける

仰向けのまま、両ひざを90度ほどに曲げる。ひじが肩の辺りに来るよう両腕を曲げ、手のひらを天井に向ける。
<慣れてきたら>
慣れてきたらひざを深く曲げると効果アップ。やりやすい角度に調整して。
(3)ひざと顔を互い違いに倒す

両ひざを左にパタンと倒し、同時に顔は右を向いて「ホッ」と息を吐く。息を軽く吸いながら(2)に戻り、また「ホッ」と吐きながら、今度は両ひざを右に、顔は左に倒す。左右交互に、やりやすい速さで20回繰り返す。
老廃物も疲れも押し流す、良いことづくしの「寝ながらツボ揺らし」を、ぜひ試してみてください!
撮影/神尾典行、武井メグミ モデル/幣原あやの
(からだにいいこと2021年10月号より)
[ 監修者 ]