
お手本は優木まおみさんの美くびれ!「簡単おうちピラティス」
かつては産後の体形や不調に悩んでいたという優木まおみさん。ピラティスとの出合いが、体と心を整えるきっかけになったそうです。優木さんが実体験とともに、自宅でできる簡単ピラティスのやり方をご紹介します。
目次
姿勢と呼吸が変われば、体はよみがえる!
「ピラティスと出合って、体形も内面も大きく変わりました」と、タレントで身体美容家の優木まおみさん。40代には見えない美ボディの優木さんですが、産後は、ポッコリお腹や肌荒れなどに苦しんでいたそう。こうした不調から回復したきっかけが、「たまたま近所にサロンがあったから」という理由で始めたピラティスでした。
「ピラティスは、体を“本来あるべき状態”にしていくもの。骨のポジションを整え、正しい姿勢を作ることで、普段から体幹の筋肉を使えるように。私自身も基礎代謝が上がり、体形や肌質が変わりました! 自律神経も整って睡眠の質が上がり、脂肪がさらに分解されやすくなって……と、良いサイクルができるのを感じています」
筋肉の緊張がほぐれることで、自然と呼吸も深くなります。すると横隔膜やまわりの筋肉が動くので、呼吸するだけでも筋トレと同じ状態に。ピラティスにすっかりハマり、インストラクターの資格を取得した優木さん。体が整ったことで、気持ちも前向きになったと言います。
「20代のころより、今の体のほうが好き。けれど、もっと良くなれると感じていて。『人生最高の体』をまだまだ更新し続けたいです!」
優木さんも実感! ピラティスのいいこと

体を「本来の状態」に戻すピラティス。続けているといいことずくめ!
体を本来の姿に戻します
ピラティスの目的は、人間の体を本来あるべき状態に戻すこと。生活習慣や姿勢のクセでゆがんだ骨格が正しい位置に戻ると、姿勢が整い、筋肉がバランスよく働くように。
ヤセやすくなり、キレイになれます
筋肉のバランスが取れると、それだけでもスタイルアップ。さらに、ただ普通に生活するだけでも体幹の筋肉を使えるように。代謝が上がるので、生きているだけでヤセやすい体に!
生きるのがラクになります
体が良い方向に変わるのを実感できるから、気持ちも前向きに。「不調がなくなって、生きやすくなりました。そして、もっといろんなことに挑戦したいと思えるように!」(優木さん)
姿勢が整い、脂肪も痛みもない体に!

かなりの猫背・反り腰だったという優木さん。ポッコリお腹のほか、肩コリにも悩まされていたそう。ピラティスで正しい姿勢を手に入れたことで、こうした悩みも一挙に改善!
生活の中で姿勢と呼吸を整えるだけでもピラティス効果が!
【美くびれを作る姿勢】思い出したときに正しい姿勢にリセット

いくら正しい姿勢でも、四六時中同じ姿勢でいると、かえって体がゆがみ、不調が生じる原因に。作業に集中しすぎてつい前のめりになっても大丈夫。思い出したときに正しい姿勢を取るだけで、美ボディをキープできます。
【代謝を上げる呼吸】腹式呼吸でインナーマッスルを強化

体の奥のインナーマッスルをゆるめたり縮めたりする腹式呼吸。お腹で思いきり呼吸をすれば、それだけでインナーマッスルを鍛える効果があるので、お腹ヤセに◎。
おうちピラティス1:正しい姿勢を作る背骨リセット
ピラティスの基本動作の1つ。背骨の動きを改善し、ヤセやすくしなやかな体を作ります。
(1)両脚と両腕を伸ばして座る

脚を肩幅に広げ、背すじを伸ばして座る。ひざは、つらければ曲げてもOK。つま先は天井に向ける。両腕は、床と平行にまっすぐ伸ばす。
<POINT>

この姿勢で座るのがつらい場合は、お尻の下にクッションや枕を置いてみて。
(2)背骨を上から順に意識しながら曲げる

息を吐きながら、背骨を上から意識して丸める。腕は伸ばした状態をキープ。腰まで丸めたら、息を吸う。吐きながら、今度は下から背骨を伸ばして元の姿勢に戻す。5回行う。
これはNG

首が前に出ないようにしましょう。
(3)両腕を広げて脚を伸ばす

背すじを伸ばして座る。両脚を前に伸ばし、つま先は直角に立てる。つらければ、少しひざを曲げてもOK。両腕は、まっすぐ横に伸ばす。
(4)腰から上を左にひねる

息を吐きながら、腰から背骨を左にひねる。息を吸いながら元の姿勢に戻ったら、反対側も同様に。5回繰り返す。
<POINT>
肩や腕だけで動かさず、胸を張り、腰からひねる意識でやってみて!
おうちピラティス2:美くびれを作る脚曲げキープ
股関節を伸ばし、お腹まわりのインナーマッスルを動かすエクササイズで、くびれを作りましょう!
(1)左ひざを引き寄せる

仰向けに寝て、左ひざを曲げる。反対側の脚は伸ばしたまま、左ひざを両手で抱えて胸へと引き寄せて5秒キープ。
(2)手を離してひざをキープ

左ひざを抱えていた手を離す。このとき、ひざは抱えていた位置からできるだけ動かないように。そのまま5秒キープする。
(3)左ひざを倒して引き上げる

右脚は伸ばしたまま、左ひざを両手で外側に倒す。左ひざを真上へ引き上げ、股関節を伸ばしてそのまま5秒キープする。
(4)手を離してひざをキープ

左ひざを引き上げていた手を離す。ひざは抱えていた位置からできるだけ動かないように、5秒キープ。反対側も(1)~(4)を同様に。
<POINT>
手を離したあとも同じ位置をキープするのが、くびれ作りの近道です!
撮影/神尾典行 モデル/優木まおみ
(からだにいいこと2021年8月号より)
[ 監修者 ]