
ムダ肉をつかめば、血流が上がって老廃物が流れ出す! たった1分「腹肉しぼり」
ポッコリお腹の原因は、脂肪ではなく“むくみ”。おへそ付近の肉をつかんでしぼる「腹肉しぼり」で腸の動きを改善させれば、老廃物の排出が促され、ポッコリお腹がスッキリします。
目次
老廃物が流れればサイズダウンも夢じゃない!

「ポッコリお腹の原因は、脂肪ではなく“むくみ”。老廃物が流されれば、ウエストまわりがスッキリします」と、ダイエットトレーナーの蜷川ちひろさん。姿勢が悪かったり食事中によく噛まなかったりすると、お腹の筋肉を包む筋膜や腸が周りの組織に張り付きがちに。筋肉が正しく動けず、血流が滞って、むくみの原因になります。
このむくみを改善するのが「腹肉しぼり」です。おへそ付近の肉をつかんでしぼると、腸の動きがよくなって活性化。全身の血流もアップし、老廃物が排出されやすくなります。「腹肉しぼり」は、朝一番のトイレタイムに行うのがおすすめです。
そして、お腹の筋膜や腸がやわらかくなると、姿勢にもうれしい変化が! 「猫背でいるとお腹がつぶれ、筋膜がどんどん張り付きやすくなります。固まった筋肉をほぐせば、自然と正しい姿勢がとれるようにまりますよ」
腹肉をしぼったときに「痛い」と感じたら、それは筋膜が張り付いているサイン。しぼった直後にサイズダウンする人も多い、即効テクを試してみて!
「腹肉しぼり」で猫背対策と老廃物を流す
張り付いた筋膜を「腹肉しぼり」ではがして、正しい姿勢へ!
姿勢が悪いと老廃物がたまり太る

猫背の人は、腸や筋膜が周りの組織に張り付いて硬くなり、血流が低下。流れなくなった老廃物を脂肪細胞が抱え込んで、お腹太りの原因に。
筋膜がゆるみ血流アップ老廃物が流れる

たまった老廃物が流れて、ウエストまわりがスッキリ! 筋肉のコリも取れるので、背すじが自然と伸びるように。
「腹肉しぼり」のやり方
(1)骨盤の横の骨の内側を親指でしごく

両手の親指を、骨盤の左上の出っ張りに当てる。親指以外の指で手を支え、骨の内側に親指を差し込み、上下に強く5回しごく。手を5㎝ほど下にずらして同じようにこすったら、反対側も同様に。
(2)恥骨の上から親指を差し込みしごく

股のすぐ上にある恥骨の上から、まっすぐ下へと両手の親指を差し込む。骨の内側に親指をしっかりと入れたら、親指以外の指で手を支えながら、親指でゴシゴシと左右に強く5回しごく。
(3)おへそを左に動かす

親指以外の指をそろえて付け根から曲げ、おへその数㎝右に、できるだけ深く差し込む。息を吐きながら、お腹の肉を左に寄せる。おへその左、上、下にも同様に手を差し込み、おへそに向けて寄せる。
(4)おへそのまわりをしぼる

おへその数cm外側を、親指と人差し指・中指とでつまむ。息を吐きながら、おへその方向へ肉を強くしぼる。吐ききったら手を離し、おへその斜め上と斜め下を同様につまんでしぼる。
「ため息」でさらに効果アップ!
息を吐くと筋肉がゆるみ、血流がさらにアップ。「腹肉しぼり」では、口から「ハーッ」と声
が出るくらい、勢いよく吐ききるのがポイント。
撮影/神尾典行 モデル/土屋ひかる
(からだにいいこと2021年8月号より)
[ 監修者 ]