
「風呂キャンセル」の実態と女性の疲れの関係は?|からだにいいことLab
風呂と疲れについて「からだにいいことアンバサダー」に調査した結果、約9割が「風呂に入った方が疲れがとれる」と回答。それでも“風呂キャン”してしまう背景には、お風呂タイムのさまざまな事情がありました。
目次
「風呂キャンセル」という言葉は8割以上が認知
風呂キャンセルとは、何らかの理由でお風呂に入らないことを指す言葉で、2024年から流行、「今日は疲れているから風呂キャンセル界隈」などとSNSの投稿で使われ共感を集めています。「『風呂キャンセル』という言葉を知っていますか?」という質問に対しては、85%が「知っている」「聞いたことがある」と回答。健康美容意識の高いからだにいいことアンバサダーも注目していることがわかります。
「お風呂と疲れに関する調査」
調査期間:2025年4月17日~4月24日
調査対象:からだにいいことアンバサダー227名(有効回答数)
Q 「風呂キャンセル」という言葉を知っていますか?

「風呂キャンセル」経験者は6割以上。約3割は「よくある」「時々ある」
「風呂をキャンセルした経験」については、「まったくない」人が36%。64%の人は、程度の差はあれ風呂キャンを経験したことがあると回答しています。
Q 風呂をキャンセルした経験がありますか?

風呂キャンしてしまう理由の1位は「心身が疲れて一歩も動きたくない、早く寝たい」(17%)、2位が「めんどうくさいという気持ちが勝つ」(7%)でしたが、3位は「家族を優先して自分の入浴時間がなくなる」(4%)。家族へのサポートが絡むと風呂が犠牲になりやすいという、女性特有の事情もあるようです。
【風呂キャンしてしまう理由】(フリーアンサーより)
<心身の疲れ>
・仕事で疲れきってお風呂めんどーってゴロゴロして日付が変わったら寝るしかない、と風呂キャンします。
・生理前や生理中のPMSが酷く、布団から起き上がれないほど心身ともに疲弊してしまい、お風呂へ入る余裕がないときに風呂キャンしてしまいます。
・お風呂に入るつもりなんだけど、少しだけ休憩・・と思って気がつけば、こたつで朝まで眠っていた。
<めんどうくさい>
・とにかく家から出なかった時、もう人に会ってない外気に触れてない…と思うともういいかなぁと思ってしまう。
・今まではそういう事がなかったが、更年期なのか、気分が沈み何もやりたくなってしまいそのまま寝てしまう。
・早い時間に入りそびれると、やる気がなくなる(体力も)。
<家族を優先>
・中高生男子の子どもたちに何度言っても入らず、結局遅くなり眠たくなってメイクだけ落として眠ることがあります。
・夫と息子が先にお風呂に入り、自分が入ると息子の寝かしつけの時間になるとき。
・子どもたちが長風呂で子どもたちが先に入るとどうしても遅くなり、入るのが嫌になってしまう。
「風呂に入った方が疲れがとれる」人は約9割。できれば風呂キャンしたくない
一方、「風呂に入った方が、入らないで寝るよりも疲れがとれると思う」と答えた人は87%。風呂の効果については体感しているので、できれば風呂キャンしたくないというのが本音のようです。
Q 風呂に入った方が、入らないで寝るよりも疲れがとれると思いますか?

【風呂に入った方が疲れがとれると思う理由】(フリーアンサーより)
・血行も良くなり、むくみもとれて、入眠もすんなり行く。
・さっぱり、すっきりした気持ちでお布団に入れる。
・やはりちゃんと湯船に浸かると身体がほぐれますね。風呂キャンの次の日は髪の毛がベタベタだったり汗臭かったりして余計メンタル爆下がりしますし…。
・湯船に浸かってのんびりする1人の時間が心身ともに癒されるから。
・からだが緩むし、さっぱりして眠れるので気分良く眠りにつける。寝る時の気分は翌朝の気分に繋がる気がする。
アンバサダーが実践して効果アリ!「風呂に入るハードルを下げるための工夫」
風呂に入るハードルを下げて風呂キャンを防ぐために行っている工夫を聞いたところ、たくさんのアイデアが寄せられました。まとめると下記の8つに。ぜひ参考にしてみてください。
1 早めに入る
「まだ時間が早いと思っても、入れるときに入ってしまう。家族のあとや、片付け後だと眠くて風呂キャンしたくなるので」
「夕食前の夕方に入るルーティンにしている。髪が半乾きでも寝るまでに完全に乾いている」
「20時台(早めの時間帯という意味)に風呂に入って、21時台には風呂後の足裏マッサージをしたり読書をして寝落ちするというリラックスタイムを、なるべく毎日欠かさず持つようにしている」
2 携帯・タブレット・本を持って入る
「スマホをジップロックに入れてお風呂に持込み、湯船に浸かりながらゲームしたり電話したりもする」
「タブレットを防水ケースに入れて、湯船に浸かりながら動画などを見ている。湯船につかりながらアイスクリームを食べる事も楽しみのひとつになっている。」
「お風呂時間に読書をしたり、顔のマッサージをしたりして有意義に過ごす。髪を乾かす時間は、スマホで動画、テレビを見たりして、楽しい時間にする」
3 美容ルーティンをセットにする
「入浴中用のフェイスパックや入浴中に湯船でマッサージをします。マッサージ機は防水タイプなのでそれをやりたくて風呂に入ります」
「入浴後に、普段は使わないちょっとリッチなエイジング美容液を顔に塗り、肌も心も潤わせるようにしています」
「湯船に浸かっている間に、足でグーチョキパーと足首ぐるぐる左右どちらも、を各10回ずつ。手のひらもグーパー10回、をやって無理なく美容タイムに活用しています」
4 好きな入浴剤を使う
「その日の気分で色々な入浴剤を使い分けています。お風呂楽しいです♪」
「エプソムソルトをお湯に入れて、『入れば1日の疲れも嫌なことも全部浄化されてスッキリできる』と思い込む(笑)」
5 工程を分ける・合体する
「頭は洗面室で夕方洗っておいて夜お風呂で身体を洗う」
「帰宅後に、できるだけ早く化粧を落としておく」
「お風呂前とお風呂後の工程(お風呂前はメイク落とし、お風呂後は歯磨き)をお風呂でするようにしたらスムーズに入浴するようになった」
6 風呂掃除の分担
「最後に入った人が風呂掃除をするルールを作り、できる限り自分が最後に入らないようにする。(平日は、おのずと旦那になりますw)」
「夫がいる時はお風呂掃除を依頼する」
「お風呂掃除シートを作って家族でチェックをつけています。洗わなければペナルティー!笑」
7 ごほうびを用意
「湯上がりの冷たい飲み物やアイスクリーム」
「風呂後の牛乳を思い浮かべる」
8 「お風呂に入りたくなる言葉」をとなえる
「『疲れは水溶性』と言い聞かせる」
「もっと自分は今より綺麗になる!と暗示をかける」
「お風呂=リラックス空間(楽しい場所)と言う意識を刷り込む(パブロフの犬状態)」
「『お風呂でメイクを落とさないとそのままにしているとブサイクになるよ』と洗面所の鏡に映る自分に言い聞かせる」
「『不潔なまま寝たくない』『その日の負のエネルギーを洗い流す』という信念以外ないです」
「明日、大地震が起きたらと想像する。そうすると、髪を洗わなかったことを後悔すると思うのですんなり入れる」
美容セレブがこぞって絶賛する「風呂につかる」は、手軽にできてお金もかからないご自愛習慣。「たまにはキャンセルもOK」と割り切りながら、入れる時はめいっぱい楽しみましょう。
からだにいいことLabではこれからも、「からだにいいことアンバサダー」と一緒に、健康や美容のトピックについて考察していきます。どうぞご期待ください。
[ 著者 ]