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気象病花粉症・寒暖差アレルギートップ確定

花粉症と寒暖差アレルギーをWで対策|気象病ドクター久手堅司先生の連載

気象病ドクター・久手堅司先生の連載。今月のテーマは「花粉症」と「寒暖差アレルギー」です。この時期の鼻づまりやくしゃみは花粉症と思いがちですが、気温差による寒暖差アレルギーの可能性も。花粉症との違いを知って正しく対策しましょう! 

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そのくしゃみ、鼻水…寒暖差アレルギーかも!?

花粉症と寒暖差アレルギー

くしゃみ、 鼻水、鼻づまりが出始めて「花粉、もう来てる…?」と、心配な人も多いのでは。

でも、その症状、寒暖差アレルギーが原因かもしれません。

寒暖差アレルギーは「血管運動性鼻炎」とも呼ばれ、実はアレルゲンを原因とするアレルギーとは違います。暖房のきいた部屋から寒い外に出た瞬間など、急な温度変化による鼻炎の症状なのです。

自律神経がスムーズに切り替わらないことで、鼻粘膜の血管が過剰に拡張・収縮します。すると、鼻水や鼻づまりなど花粉症とよく似た症状が起こるのです。

花粉?寒暖差?鼻づまりの原因が明らかに

2~3月は花粉シーズンと季節の変わり目が重なります。同じ時期に、似たような症状が出るため、対策を間違えたり、迷っているうちに症状が悪化する恐れも。

実際に症状に悩んだ40代の女性のケースを紹介します。

鼻がムズムズしている女性

【体験談】花粉症と思いこみ悩んだものの、寒暖差アレルギー対策で鼻づまりが改善

鼻づまりで花粉症だと思い耳鼻科に行ったAさん。しかし、アレルギー検査で異常は見つかりませんでした。そこで症状を観察してみると、鼻づまりは寒暖差がある日だけに出ることを発見。「寒暖差アレルギーかもしれない」と気象病外来を受診しました。花粉症に多い強い目のかゆみはなく、朝晩の冷え込みで症状が出ることから、寒暖差アレルギーと診断。飲み薬とステロイドの点鼻薬を処方され、症状は改善しました。

花粉症と寒暖差アレルギーを見分けるポイント

症状の出方や時期の違いで、花粉症と寒暖差アレルギーの見分けることができます。

花粉症と寒暖差アレルギーの違い

まず注目したいのが症状の違いです。季節の変わり目や寒暖差の大きい日に、急に鼻がムズムズしたり、サラサラの鼻水が出るなら、寒暖差アレルギーの可能性大。花粉症は、鼻の通りが悪く、鼻水が黄色っぽくなるのが特徴です。

もうひとつの見分け方は「症状が続く時間」。花粉症は花粉シーズンを通して、症状が長く続きます。一方、症状が一時的に現れてすぐ落ち着く場合は、寒暖差アレルギーです。朝晩や室内外などで7度以上の気温差があると、症状が出やすいとされています。自己判断が難しい場合は、アレルギー検査を受けましょう。

花粉症か寒暖差アレルギーかが分かれば、対策もスムーズに。日常生活でできる工夫をご紹介します。

花粉症も寒暖差アレルギーもつらくなる前の予防がカギ!

まず花粉症対策は、室内に花粉を持ち込まない、花粉を飛ばさないことがポイント。一方、寒暖差アレルギーは、冷たい冷気から鼻を守り、体を温める工夫で気温差を減らしましょう。

花粉症:アレルゲンを減らして症状を軽く

アレルゲンである花粉を除去し、症状が出る前に防ぐケアが大切です。マスクやメガネ、手洗い・うがいなど基本の対策に加えて、さらに花粉を遠ざける工夫を行って。

・花粉をこまめに払い落とす

外出先から帰宅したら、玄関のドアを開ける前に、衣服の花粉をはたき落として。この時期は、ツルツル素材の服を選ぶと、花粉が付きにくく、払い落としやすいので◎。手の甲も軽く吹き払って、花粉の持ち込みをしっかりブロックしましょう。

花粉を払う

・加湿器で花粉の飛び散りを防ぐ

加湿器で湿度を50~60%程度に保ちましょう。花粉が湿気を含んで下に落ちるので、吸い込みにくくなります。空気の乾燥による鼻の不快感を和らげる効果も。

寒暖差アレルギー:鼻を守り、自律神経を整える

寒い外に出るときは、体や鼻を冷やさないように注意。また、十分な睡眠や軽い運動で自律神経を整えると症状が出にくくなります。

・起きたら白湯を飲む

朝は一日の中でも温度が急に変わる時間帯なので、白湯で体温を上げましょう。自律神経のバランスが整いやすくなり、症状を軽減できます。

白湯を飲む

・マスクで寒暖差から鼻を守る

鼻に冷たい空気が入ると刺激になり症状につながります。季節の変わり目はマスクを忘れずに。また、急な温度変化にそなえて、羽織りものを1枚プラスしましょう。

マスクをする

毎日の換気習慣で、花粉も寒暖差も防ぐ 

換気中

花粉症と寒暖差アレルギー対策におすすめなのが換気です。

窓を閉め切った室内は、花粉やホコリなどがどんどんたまるので換気でアレルゲンを追い出すことが大切。花粉飛散量が少ない朝と夜、雨上がりに短時間換気をしましょう。少し花粉が入っても、空気中の花粉濃度は下がるので、症状が出にくくなります。

また、寒暖差アレルギー対策には、外出前に5分ほど換気をして、外の冷たい空気と室内の温かい空気を入れ替えるのがポイント。室内外の温度差が和らぎ、自律神経への負担を減らせます。

ちょっとした日々の対策で、花粉症も寒暖差アレルギーも予防し、快適に過ごしましょう!

イラスト/Aikoberry

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