胃のツボで不調ケア!むかつき・吐き気・胃もたれに効くツボ9選
本記事では、胃痛や吐き気、胃もたれといった症状別に効果的なツボを9つ厳選してご紹介します。吐き気や胃もたれが起こりやすいなど、胃の不調にお悩みの方は、ぜひセルフケアの参考にしてください。
目次
【症状別】胃のツボと効果

胃の不調には、痛み、吐き気、もたれ感など、さまざまな症状があります。東洋医学では、それぞれの症状に適したツボを刺激することで、不快感の緩和が期待できるとされています。ここでは、症状別に効果的なツボをご紹介。ご自身の体調に合わせて取り入れてみてください。
胃痛に効くツボ3選
胃痛は、ストレスや食べ過ぎ、冷えなどさまざまな原因で起こります。まずは、胃痛の緩和に役立つとされる3つのツボについて詳しく見ていきましょう。
足三里(あしさんり)

足三里は、膝のお皿の下側から指幅4本分下がったところにあるツボです。すねの骨の外側、筋肉が盛り上がっている部分を探してみましょう。親指で軽く押すと、少しへこむような感触があります。
このツボは「万能のツボ」とも呼ばれ、胃痛だけでなく胃腸全体の調子を整える効果が期待できるとされています。消化機能を高める働きが期待できます。
足三里を刺激するときは、親指の腹を使ってゆっくりと垂直に圧をかけます。座った状態でも押しやすいため、仕事の合間やリラックスタイムにツボ押しのマッサージを取り入れてみてください。
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梁丘(りょうきゅう)

梁丘は、膝のお皿の外側上端から指幅3本分上がったところにあるツボです。太もも前面の筋肉の盛り上がりと、少しくぼんだ部分の境目あたりを探してみてください。押すとやや硬さを感じる場所です。
急な胃痛や胃けいれんなど、突発的な胃の不調に特に効果的とされています。胃酸の分泌を調整する働きがあり、キリキリとした痛みを感じるときに刺激すると、症状の緩和が期待できます。
梁丘を押すときは、親指を当てて太ももの骨に向かって押し込むようなイメージで刺激しましょう。
合谷(ごうこく)

合谷は、手の甲側、親指と人差し指の骨が交差する場所から、やや人差し指寄りにあるツボです。親指と人差し指の間の水かきの部分から、骨に向かって押し込むように探してみましょう。
胃痛だけでなく、頭痛や歯痛、ストレスによる不調など、幅広い症状に効果があるとされる万能ツボです。胃の緊張をほぐし、痛みを和らげる働きが期待できます。
合谷を刺激するときは、反対側の手の親指と人差し指で挟むようにして押しましょう。骨に向かってやや強めに圧をかけると効果的です。
吐き気・むかつきに効くツボ3選
吐き気やむかつきは、乗り物酔いやストレス、妊娠初期のつわりなど、さまざまな場面で起こります。ここでは、不快な吐き気を和らげるのに役立つとされる3つのツボをご紹介します。
内関(ないかん)

内関は、手首の内側、手首のしわから肘に向かって指幅3本分上がったところにあるツボです。2本の腱の間、手首を反らすと浮き出る腱の間を探してみてください。
吐き気や乗り物酔いに特に効果的とされ、つわりに悩む妊婦さんにもよく知られているツボです。胃の働きを整え、むかむかする感覚を鎮める効果が期待できます。
内関を刺激するときは、反対側の手の親指を当てて、腕の骨に向かってやや強めに押します。押しながら円を描くようにマッサージするのも効果的です。吐き気を感じたら、まずこのツボを試してみましょう。乗り物に乗る前に、押しておくのもおすすめです。
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神門(しんもん)

神門は、手首の内側、小指側の少しくぼんだところにあるツボです。手首のしわと、小指側の骨の出っ張りが交わる部分を探してみてください。押すと脈のような感触を感じることがあります。
このツボは、ストレスや緊張による吐き気やむかつきに効果的とされています。心を落ち着かせ、不安感を和らげる働きがあり、精神的な要因から来る胃の不調に特におすすめです。
神門を押すときは、反対側の手の親指で優しく圧をかけます。強く押しすぎず、心地よい程度の強さでゆっくりと刺激しましょう。深呼吸をしながら押すと、より高いリラックス効果が期待できます。不安や緊張で胃がムカムカするときに、試してみてください。
労宮(ろうきゅう)

労宮は、手のひらの中央、握りこぶしを作ったときに中指の先端が当たるところにあるツボです。手のひらのちょうど真ん中あたりで、少しくぼみを感じる場所です。
吐き気やむかつきを抑えるだけでなく、胃の緊張をほぐして消化を助ける効果が期待できます。また、自律神経を整える働きもあり、ストレスが原因の胃の不調に役立つとされています。
労宮を刺激するときは、反対側の手の親指を当てて、手のひらの中心に向かってゆっくりと押し込みます。痛気持ちいい程度の強さで、数秒間キープしてから力を抜きます。
仕事中やプレゼン前など、緊張する場面で胃がムカムカするときに覚えておくと便利です。
胃もたれに効くツボ3選
胃もたれは、食べ過ぎや消化機能の低下によって起こる不快な症状です。ここでは、重たい感じや膨満感を和らげるのに効果的とされる3つのツボをご紹介します。
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中脘(ちゅうかん)

中脘は、おへそとみぞおちを結んだ線のちょうど真ん中にあるツボです。お腹の中心線上で、おへそから指幅4本分ほど上がったところを探してみてください。軽く押すと、少し柔らかさを感じる場所です。
胃もたれや消化不良に特に効果的とされ、胃の働きを活発にして消化を促す作用が期待できます。食べ過ぎた後の重苦しさや、胃の膨満感を和らげるのに役立つでしょう。
中脘を刺激するときは、人差し指と中指、薬指の3本を揃えて当て、お腹の奥に向かってゆっくりと押し込みます。息を吐きながら押し、吸いながら力を抜くのがポイントです。仰向けに寝た状態で、膝を立てて行うとより効果的です。
不容(ふよう)

不容は、みぞおちから指幅2本分下がり、そこから左右に指幅2本分外側にあるツボです。お腹の中心線から少し離れた、肋骨の下縁あたりを探してみてください。左右対称に2つあります。
胃の働きを整え、胃もたれや消化不良の改善に効果的とされています。胃の入り口付近の緊張をほぐし、食べ物の通りをスムーズにする働きが期待できます。食欲不振にも効果があるとされているツボです。
不容を押すときは、人差し指と中指を揃えて当て、肋骨の下に向かってやや斜めに押し込みます。強く押しすぎると痛みを感じることがあるため、心地よい程度の強さで刺激しましょう。
公孫(こうそん)

公孫は、足の内側、親指の付け根から土踏まずに向かって指幅1本分後ろにあるツボです。足の内側の骨の出っ張りの下、少しくぼんだところを探してみましょう。押すと、やや硬さを感じる場所です。
胃もたれや消化不良だけでなく、胃痛や腹部の膨満感にも効果的とされています。胃腸の働きを調整し、消化を促進する作用が期待できます。また、食欲不振の改善にも役立つとされているツボです。
公孫を刺激するときは、親指の腹を当てて、骨に向かってゆっくりと押し込みます。足裏に向かって圧をかけるようなイメージで刺激すると効果的です。座った状態でも押しやすいため、食後のリラックスタイムに取り入れてみてください。
胃のツボの押し方とポイント

ツボ押しの効果を最大限に引き出すためには、正しい方法とタイミングを知ることが大切です。ここでは、基本的な押し方と、効果的に取り入れられるタイミングについて解説します。
ツボの押し方
ツボを押すときは、リラックスした状態で行うことが大切です。まず、ツボの位置を確認し、親指の腹を使ってゆっくりと垂直に圧をかけましょう。指先ではなく、親指の腹全体で押すと、適度な刺激が伝わりやすくなります。
力加減は「痛気持ちいい」と感じる程度が目安です。強すぎると筋肉が緊張してしまい、逆効果になることもあります。
1つのツボにつき、3秒から5秒かけてゆっくりと押し、同じ時間をかけて力を抜きます。これを2回から3回繰り返しましょう。
押すときは息を吐きながら圧をかけ、力を抜くときに息を吸うようにすると、より深くリラックスできます。爪を立てず、指の腹で優しく刺激することを心がけてください。
ツボ押しのタイミング

ツボ押しを行うのに最も効果的なのは、入浴後や就寝前など、体が温まりリラックスしているタイミングです。血行が良くなっている状態では、ツボへの刺激が全身に伝わりやすく、より高い効果が期待できます。
特に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かった後は、心身ともにほぐれていることが多いため、おすすめのタイミングです。仕事や家事の合間に行うのもおすすめです。手にあるツボなら、デスクワーク中や通勤電車の中でも、気軽に押せるでしょう。
胃のツボ押しとともに取り入れたい生活習慣の工夫
ツボ押しは胃の不調を和らげる効果が期待できますが、根本から体調を改善するためには生活習慣の見直しも欠かせません。ここでは、胃の健康を保つために意識したいポイントをご紹介します。
食事を見直す
胃の健康を守るためには、まず食事の内容と食べ方を見直すことが大切です。早食いや暴飲暴食は胃に大きな負担をかけてしまうためです。一口ごとによく噛んで、ゆっくりと食べることを心がけましょう。よく噛むことで唾液の分泌が促され、消化を助けてくれます。
食事の内容にも注意が必要です。脂っこいものや刺激の強い香辛料、冷たすぎるもの、熱すぎるものは胃に負担をかけやすいため、控えめにしましょう。
消化に良い食材としては、お粥や煮込んだ野菜、白身魚、豆腐などがおすすめです。食物繊維を適度に摂ることも、胃腸の働きを整えるのに役立ちます。
ストレスを溜めないように意識する

胃は、精神状態の影響を受けやすい部位の1つです。ストレスや不安を感じると、自律神経のバランスが乱れ、胃酸の分泌が過剰になったり、胃の動きが悪くなったりすることがあります。そのため、日頃からストレスを溜めない工夫をすることも大切です。
ストレス解消法は人それぞれですが、軽い運動やストレッチ、深呼吸、好きな音楽を聴くなど、自分に合った方法を見つけましょう。特に、ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、血行を促進し、気分転換にもなるためおすすめです。
睡眠の質を高める
質の良い睡眠は、胃の健康を保つために欠かせません。睡眠中は副交感神経が優位になり、胃腸の修復や調整が行われます。睡眠不足が続くと、この修復機能が十分に働かず、胃の不調につながることがあります。成人であれば、毎日6時間以上の睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
睡眠の質を高めるためには、就寝前の過ごし方も重要です。寝る1時間前にはスマートフォンやパソコンの使用を控え、ブルーライトの刺激を避けましょう。代わりに、軽い読書やストレッチ、ぬるめのお風呂に入るなど、リラックスできる活動を取り入れると、自然な眠気を誘いやすくなります。
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胃のツボに関してよくある質問

胃のツボ押しに関して、さまざまな疑問が出てくることもあるでしょう。ここでは、よくある質問とその回答をご紹介します。安全で効果的なツボ押しを行うための参考にしてください。
背中のツボを自分で押すにはどうすればいいですか?
背中には胃の不調に効果的なツボがいくつかありますが、自分で押すのは難しい場所です。そのような場合は、テニスボールやゴルフボールを使う方法がおすすめです。
手ぬぐいやタオルでボールを包み、肩から下げて壁とツボの間にボールを挟み、体重をかけて押し当ててください。立った状態で行えるため、手軽に試せるのが利点です。また、床にうつ伏せに寝て、誰かに押してもらうのもおすすめです。
食後すぐにツボ押しをしてもいいですか?
食後すぐにツボ押しをするのは、避けましょう。食事の後は、消化のために胃や腸に血液が集中している状態です。このタイミングでツボ押しを行うと、全身の血流が促されてしまい、胃腸への血流が十分に行き渡らず、かえって消化不良を引き起こす可能性があります。
食後にツボ押しを行う場合は、最低でも30分から1時間ほど時間を空けてからにしましょう。
どのツボから試せば良いですか?

初めて胃のツボ押しを試す方は、まず自分の症状に合ったツボから始めることをおすすめします。胃痛がある場合は合谷や足三里、吐き気やむかつきがある場合は内関、胃もたれを感じる場合は中脘から試してみるとよいでしょう。
いくつかのツボを試してみて、自分が心地よいと感じるものや、効果を実感できるものを見つけることが大切です。
最初は無理をせず、1日に2つか3つのツボから始めてみましょう。慣れてきたら、症状に応じて複数のツボを組み合わせて刺激すると、より高い効果が期待できます。
病院での治療や薬と併用してツボ押しをしても問題ありませんか?

ツボ押しは、日々の生活で取り入れやすく、治療や薬と併用しやすいセルフケアのひとつです。ただし、ツボ押しは病気を治すための治療の代わりではなく、あくまで補助的なケアの1つです。体をいたわるためのケアとして捉え、医師の治療方針や服薬を優先しましょう。
持病がある方や薬を飲んでいる方、体調に不安がある方は、念のため医師や薬剤師に確認してから行うと安心です。自己判断で薬をやめたり減らしたりせず、ツボ押しは無理のない範囲で続けてください。
胃のツボ押しは消化機能に働き心身のリラックス効果が

本記事では、胃痛、吐き気、胃もたれといった症状別に効果的なツボの位置や押し方、取り入れるべき生活習慣について解説しました。胃のツボ押しは、不快な症状を和らげるだけでなく、消化機能を整え、心身のリラックスにも役立つとされています。
一方で、強く押しすぎたり、食後すぐに行ったりすると、かえって体に負担をかけることもあるため注意が必要です。正しい方法とタイミングを守り、自分のペースで無理なく続けることが大切です。医療機関を受診する前の、セルフケアとして取り入れてみてください。
[ 監修者 ]
















