
マシュマロボディの作り方とは? 食事・筋トレ・おすすめケアを解説
マシュマロボディとは、触れたくなるような柔らかさと、程よい引き締まりを兼ね備えた、女性らしく健康的な体型。食事やボディケアなど、内側と外側の両面から理想のマシュマロボディを目指す方法を紹介します。
目次
マシュマロボディってどんな体型?
ふんわりとした柔らかさと、女性らしい丸みのあるシルエットが特徴の「マシュマロボディ」。近年は、ただ細いだけではなく、健康的で魅力的なボディラインが注目されるようになり、この体型に憧れる人も増えています。まずは、具体的な特徴や理想のバランスなどについて見てみましょう。
マシュマロボディの特徴

マシュマロボディの最大の特徴は、なんといっても「ふわふわとした柔らかさ」と、女性らしい「メリハリ」のある曲線美。単に細いだけでなく、適度な脂肪と筋肉がバランス良くついていることで、健康的で魅力的な印象を与えます。
そのほか、しっとりと吸い付くような肌触りや、透明感のある白い肌もマシュマロボディを象徴する大切な要素。触れるとふんわりと弾力があり、引き締めるべき部分はしっかり引き締まっている“ふわもち”の質感が理想とされています。
理想的なマシュマロボディのBMI

マシュマロボディを目指すうえで、BMI(Body Mass Index)は1つの目安になります。理想のマシュマロボディのBMIは、一般的に20〜22程度とされています。BMIの計算方法は「体重(kg)÷ {身長(m)× 身長(m)}」です。この数値は見た目の美しさだけでなく、健康な体型を保つうえでも重要な指標です。
ただし、BMIだけではなく、体脂肪率も大切なポイント。マシュマロボディを目指すなら、20〜27%程度が目安とされています。この範囲は、ふんわりとした柔らかさと引き締まったラインのバランスがとれている状態です。
さらに、骨格の大きさや筋肉・脂肪のつき方など、体型の「タイプ」もマシュマロボディの印象を大きく左右します。たとえ同じBMIや体脂肪率であっても、骨格がしっかりしている人と華奢な人では、見た目のバランスやふんわり感に違いが出るからです。
だからこそ、自分の骨格タイプを正しく把握し、それに合った体重や体脂肪率を無理なく目指すことが、理想的なマシュマロボディへの近道になります。

スキンケアをしても手応えがない、シワやシミ、毛穴などの肌悩みが尽きない。そんなときは、最新…
マシュマロボディを目指す食事のポイント
マシュマロボディになるためには、食事の内容が非常に重要です。ただカロリーを減らすだけでなく、体に良い栄養素をバランス良く摂取することが求められます。
美しいボディラインと健康的な肌を作るためには、毎日の食事が体の内側から整える基本となります。何をどのように食べるか意識することで、理想のマシュマロボディに一歩近づけます。
マシュマロボディ作りに必要な栄養素

マシュマロボディを目指すうえで大切なのは、ただカロリーを制限するのではなく、必要な栄養素をバランス良く摂ることです。特に意識したいのが、タンパク質・ビタミン・ミネラル・食物繊維の4つ。
タンパク質は、美しい筋肉や肌、髪を作るために欠かせない栄養素であり、肉・魚・卵・大豆製品などから積極的に摂りたいところ。ビタミンやミネラルは、体の調子を整え、代謝をスムーズにしてくれる役割があるため、野菜や果物などからさまざまな種類を摂るよう心がけましょう。特に、美肌や若々しさをサポートする大豆イソフラボンは、大豆製品に豊富に含まれています。
さらに、腸内環境を整える食物繊維も重要です。野菜・きのこ・海藻類・全粒穀物などから摂ることで、体の内側からキレイを後押ししてくれます。
こうした栄養素をバランス良く取り入れることで、ふんわり柔らかく、ハリのあるマシュマロボディに近づけます。無理な食事制限ではなく、「栄養を入れる」意識で、体に必要なものをしっかり与えてあげましょう。
食事管理のコツ

マシュマロボディを目指すうえでは、日々の食事管理が大きな土台となります。大切なのは、無理な制限ではなく、自分の体と心に合ったスタイルで続けていくこと。そのためには、“補う”意識で間食を選んだり、水分をしっかり摂ったりと、日常の小さな意識が鍵になります。
水分は1日1.5〜2Lを目安に水分をこまめに摂ることで、代謝のサポートやむくみ予防にもつながります。特に、朝起きた直後にコップ1杯の白湯を飲む習慣は、体を内側から整えるのにおすすめです。
また、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物の比率)を意識することも効果的です。理想的な比率は「タンパク質13~20%:脂質20~30%:炭水化物50~65%」が目安ですが、活動量や体質に合わせて調整してOK。
継続のためには、食事記録アプリを使って可視化する、お気に入りのメニューを見つけて楽しむといった工夫も◎。外食が多い人は、メニューの選び方や食べる順番に気をつけるだけでも、体への影響は変わってきます。
日々の食事メニュー例

日々の食事を考える際は、栄養バランスを意識し、しっかり食べて代謝を落とさないことが大切です。
朝食には、玄米に納豆と味噌汁といった和食中心のメニューがおすすめ。腸内環境を整えながら、タンパク質やビタミン、ミネラルなどをバランス良く摂取できます。
昼食は、鶏むね肉や鮭のグリルにたっぷりの野菜を添えた定食スタイルが理想的。高タンパクで満足感があり、午後のエネルギー補給にも適しています。
夕食は、豚しゃぶサラダや冷奴、野菜スープ、ご飯は少なめといった消化の良いメニューが◎。1日の疲れをいたわりながら、栄養はしっかりキープできます。
間食を取るなら、甘いお菓子ではなく、ナッツ類や無糖ヨーグルト、プロテインドリンクなどがおすすめ。不足しがちな栄養素を補いつつ、満足感も得られます。
これらは一例ですが、自分のライフスタイルや体調に合わせて、無理なく取り入れてみて。
マシュマロボディのための運動習慣
マシュマロボディになるためには、食事だけでなく運動も欠かせない要素。適度な運動を取り入れることで、体脂肪率を減らし、メリハリのある美しいボディラインを形成できます。
特に筋トレは、ただ痩せるだけでなく、女性らしいしなやかな筋肉をつけ、理想のマシュマロボディに近づくために効果的な方法です。日々の生活に運動習慣を取り入れ、健康で魅力的な体を目指しましょう。
体を引き締める筋力トレーニング

マシュマロボディを目指すには、筋肉を鍛えて代謝を上げ、脂肪をため込みにくい体を作ることが大切です。筋力トレーニングは、特に大きな筋肉を使って効率良くエネルギー消費を促し、引き締まったボディラインを作ります。
例えば、お尻や太ももを鍛える「ヒップリフト」。仰向けに寝て膝を立て、お腹をへこませながらお尻を持ち上げる運動です。背骨を1つずつ床から離すイメージで、15回を2セット行いましょう。
「スクワット」も効果的で、太ももが床と平行になるくらいまで腰を落とし、膝がつま先より前に出ないように注意しながらゆっくり動作を繰り返します。
また、「ニートゥチェスト」や「肩甲骨寄せ」など体幹や背中を使うエクササイズは、全身の筋肉をバランス良く鍛え、代謝アップに役立ちます。
まずは1日5〜10分から無理なく始め、継続することが理想のマシュマロボディへ近づく第一歩です。
体のラインを整えるストレッチ

筋トレと合わせて大切なのが、柔軟性を高めて血行を促進し、代謝をサポートするストレッチです。ストレッチを習慣にすることで、冷えやむくみの予防につながり、女性らしいしなやかなボディラインを作りやすくなります。
例えば、デスクワークなどでこりやすい肩甲骨まわりのストレッチは、猫背改善や二の腕・背中の引き締めに効果的です。腕を大きく回したり、両手を組んで背伸びしたりするだけでも血流が良くなります。
また、股関節まわりのストレッチは、下半身の血行促進と代謝アップに加え、むくみ改善やヒップアップにもつながります。開脚ストレッチや片足ずつ膝を外側に倒す動きを、無理のない範囲でゆっくり行いましょう。
お風呂上がりなど体が温まっているタイミングで行うのがおすすめ。筋肉が緩みやすく、より効果を実感しやすくなります。
毎日少しずつ続けることで、内側から代謝を高め、しなやかなマシュマロボディを目指しましょう。
年齢に合わせたマシュマロボディの作り方
年齢を重ねると、体の変化に合わせてマシュマロボディの作り方も調整していくことが大切になります。ライフステージが変わるなかで、筋肉量の変化や代謝の低下といった課題に直面することもあるでしょう。
しかし、それぞれの年代に合ったアプローチで、健康的に美しいマシュマロボディを目指すことは十分に可能です。ここでは、特に40代と50代の女性に向けた、体作りのポイントを紹介します。
40代向けの体作り

40代に入ると基礎代謝が落ちたりホルモンバランスが変わったりして、若いころと同じ方法では体型維持が難しくなることも。そんな40代の女性には、特に筋トレの習慣化がおすすめです。
下半身や体幹を意識した筋トレは、基礎代謝を上げ、太りにくい体作りをサポートします。スクワットなど、大きな筋肉を動かす運動を週2〜3回、短時間でも良いので続けてみて。
食事面では、血糖値の安定を意識し、タンパク質や食物繊維を積極的に摂り、糖質の摂りすぎに注意することが大切です。これにより急激な血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぎやすくなります。
また、夜のリラックスタイムを大切にして質の良い睡眠を確保しましょう。睡眠は代謝や肌のターンオーバーにも影響するため、マシュマロボディ作りには欠かせません。ストレスをためないよう、アロマや温かい飲み物など、自分に合ったリラックス方法を取り入れてみましょう。
50代向けの体作り

50代になると筋肉量の減少がさらに進み、骨密度や関節のケアも重要になります。この年代のマシュマロボディ作りは、無理なく安全に続けられる運動とバランスの良い食事が基本です。
筋トレはスクワットやヒップリフトなど下半身の大きな筋肉を鍛えるとともに、体幹を意識したトレーニングも取り入れましょう。パーソナルジムなどで専門家のアドバイスを受け、自分の体力に合ったメニューを続けるのがおすすめです。無理をしすぎると怪我をする可能性があるため、体調に合わせて徐々に強度を上げていきましょう。
食事ではタンパク質をしっかり摂り、筋肉の維持と生成をサポートするほか、骨の健康のためカルシウムやビタミンDも意識して。
質の良い睡眠も、心身の回復やホルモンバランスの調整を促すうえで欠かせません。ウォーキングなどの有酸素運動も取り入れ、全身の血行を促し代謝を高めるのが効果的。焦らず自分のペースで続けることが、健康的で美しい体作りの近道です。

40代・50代は、ホルモンバランスの乱れで髪の状態も不安定になりがち。パサつきを押さえたツ…
触りたくなるマシュマロ肌のためのケア

マシュマロボディは、見た目のラインだけでなく、その肌の質感も非常に重要です。思わず触れたくなるような、すべすべでふわふわな柔らかな肌は、マシュマロボディの印象を大きく左右します。日々の丁寧なケアが、潤いに満ちた透明感のあるマシュマロ肌を育む鍵となります。
保湿を重視したスキンケア
マシュマロ肌を目指すなら、まず大切なのが保湿。潤いがあってなめらかな肌は、水分と油分のバランスが整っている証拠です。顔だけでなく全身のボディケアも忘れずに行いましょう。特にお風呂上がりは肌の水分が失われやすく乾燥しやすいため、できるだけ早くボディクリームやオイルで保湿を。肌が濡れた状態で塗ると、潤いをよりしっかり閉じ込められます。
美容オイル入りのボディミルクは、なめらかになじんで、すべすべのマシュマロ肌作りに役立ちます。特にむだ毛処理後の肌は敏感になりやすいため、肌荒れやカミソリ負けを防ぐためにもアフターケア用のボディミルクを使いましょう。
毎日のスキンケアでは、化粧水を角質層のすみずみまで重ねづけし、その後に美容オイルや保湿クリームでフタをして潤いを逃がさないようにするのを忘れずに。こうした丁寧な保湿ケアを続けることで、触れたくなる柔らかなマシュマロ肌に近づきます。
肌への優しい触れ方

マシュマロボディを育てるなら、日々の肌への触れ方にも意識を向けたいところ。ゴシゴシと強くこする摩擦は、肌に負担をかけ、乾燥や肌荒れを引き起こす要因になります。特に洗顔時やタオルで水分を拭き取る際は、優しく押さえるようにしましょう。
化粧水を塗るときは、手のひらや指の腹を使って、包み込むようにゆっくりなじませるのが◎。ボディクリームやオイルを塗るときも、力を入れすぎず、肌が動かない程度のマッサージを意識してみて。
こうした日々の些細な動作でも、肌への優しさに気を配ることで、肌のバリア機能が守られ、しっとり柔らかなマシュマロ肌へと近づいていきます。
肌の質感を高める追加ケア

マシュマロ肌の質感をさらに高めるには、毎日の基本ケアに加えて特別なケアを取り入れるのがおすすめ。潤いあふれるなめらかな肌を目指すなら、週1〜2回の角質ケアをプラスしてみましょう。
例えば、ボディスクラブを使うと古い角質が取り除かれ、肌のターンオーバーを助けてつるんとした触り心地に。特にひじ、ひざ、かかと、お尻などザラつきやすい部分には、定期的なスクラブケアが効果的です。ボディスクラブを使う際は、力を抜いて円を描くようにマッサージし、古い角質を穏やかに落としましょう。
スクラブを使った後はしっかり保湿し、肌を守ることを忘れずに。
また、入浴剤やバスソルトを使うとリラックス効果に加え、血行促進や保湿効果もアップ。お風呂タイムを特別な時間にすることで、心も体もリフレッシュできます。
さらに、美容液成分配合のボディマスクなどのクリームを定期的に使うのも有効です。肌に潤いと栄養を集中補給し、ふっくらとしたハリとツヤを引き出します。
そのほか紫外線対策は一年中しっかり行うことで、透明感ある白い肌を保つことができますよ。
マシュマロボディにおすすめのケアアイテム
マシュマロボディを目指すには、日々の丁寧なケアが欠かせませんが、その効果を最大限に引き出すためには、肌に合ったケアアイテムを選ぶことが大切です。肌の潤いを保ち、柔らかな触り心地を叶えるために、様々な種類があります。ここでは、マシュマロボディにおすすめのケアアイテムをピックアップして紹介します。
日常の保湿ケアにはボディミルクを

マシュマロボディを目指すうえで基本となるのが、日々の保湿ケア。毎日のケアには、軽やかなテクスチャーで肌になじみやすいボディミルクが活躍します。
お風呂上がりの温まった肌に塗ると、角層までスッと浸透し、しっとり感をキープしながらもべたつきにくい仕上がりに。美容オイルなどが配合されているタイプを選べば、潤いだけでなく、ふっくらとした柔らかさも叶えてくれます。
よりさっぱりとした仕上がりが好みなら、ローションを使うのも一手。
乾燥が気になる季節や夜のケアにはボディクリームを

肌の乾燥が気になるときや、ひじ・ひざ・かかとなどパーツごとのカサつきには、こっくりとした質感のボディクリームがぴったり。クリームタイプは肌にしっかり密着し、潤いを逃さずキープしてくれます。
寝る前にたっぷり塗っておけば、乾燥が厳しい時期や、冷房によって肌の水分が奪われがちな夏場の夜にも頼れる存在になりますよ。
集中保湿やマッサージにはボディバターを
週末や特別な日の前など、肌を徹底的に整えたいときには、濃厚なボディバターを取り入れるのがおすすめです。シアバターや植物由来オイルをたっぷり含んだボディバターは、重ためのテクスチャーで、乾燥しやすい肌にじんわりと浸透。しっかり保湿するだけでなく、マッサージをしながら塗り込むことで、血行促進やむくみケアの効果も期待できます。
マシュマロボディは無理せず、自分らしく育てるもの

「マシュマロボディ」は流行の言葉の1つではありますが、だからと言って、無理なダイエットや偏ったケアによって目指すべきものではありません。大切なのは、自身の体質や骨格、ライフスタイルに合わせたアプローチで、健康的かつ継続的に取り組むこと。
食事を見直したり、楽しみながら体を動かしたり、肌を慈しむケアを続けるといった日々の積み重ねが、内側から輝くような魅力を育ててくれます。焦らず、自身の体の声に耳を傾けながら、理想の「自分らしい」マシュマロボディをじっくりと育てていくことが、美しさへの一番の近道。
ありのままの自分を受け入れつつ、より魅力的な自分を目指す、そんな前向きな気持ちで取り組んでくださいね。
[ 監修者 ]