
目の形の種類と特徴・似合うメイクを解説。あなたはどのタイプ?
自分はどんなメイクが似合うのか疑問に思ったことはありませんか? 目の形にはさまざまなタイプがあり、それぞれに合った方法があります。メイク難民の方におすすめの、目の形に合わせたアイメイクを紹介します!
目次
目の形の種類を知るメリットって?
目の形の種類にはさまざまなタイプがあり、それぞれに似合うメイク方法も違いがあります。自分の目の形を知ることは、理想の印象に近づくための大切な第一歩。
たとえば、アーモンドアイなら横幅を強調するメイク、たれ目なら目尻を跳ね上げ過ぎずスッキリしたメイクが効果的。こうした工夫で、自然に美しさを引き出すことができます。
一方で、目の形に合わないメイクをしていると「アイラインが隠れる」「アイシャドウが映えない」などのお悩みが出ることも。
まずは簡単な診断で自分の目の形を知って、目元の魅力を活かすメイクを見つけてみましょう。

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目の形の分類とポイント

目の形は、まぶたの形状と目の全体の形、そして目尻の角度など、いくつかのポイントを組み合わせて分類することができます。自分の目を鏡で良く観察して、それぞれの種類の特徴と照らし合わせてみて。
まぶたの形でチェック

目元を美しく見せるには、まず自分のまぶたの形を知ることが先決。タイプに合ったメイクを選ぶことで、自然な立体感や印象的な目元をつくることができます。
アイラインが隠れてしまう、アイシャドウが映えにくい……そんな悩みも、まぶたの特徴に合わせたメイクでぐっと解消できるかもしれません。
まずは、自分のまぶたがどのタイプかをチェックしてみましょう。
一重
一重まぶたは、目を開けたときにまぶたに折り込みの線が見られないのが特徴。すっきりとしていて、クールビューティーな印象や知的な雰囲気を纏っています。
アイシャドウの色や塗り方によっては、まぶたが少し重たく見える場合もあるため、色選びや塗る範囲に工夫を凝らすことで、より魅力的な目元になります。
奥二重
奥二重は、目を閉じたときには二重の線があるものの、目を開けるとまぶたの皮膚の下に隠れてしまうタイプ。目を開けたときに目尻側に二重の線が見えることもあります。一重と二重の中間のような特徴を持ち、品のある優しい目元が魅力です。
まぶたの重なりによってアイシャドウやアイラインが見えにくくなる場合があるため、メイク方法に工夫を取り入れるのがおすすめです。
二重
二重まぶたは、まぶたにくっきりとした線があり、目を開けるとまぶたがその線で折りたたまれるのが特徴です。まつ毛の生え際がはっきりと見え、瞳に光が入りやすいため、明るく華やかな印象を与えます。
二重の線が目の輪郭と平行な「平行二重」と、目尻に向かって広がる「末広二重」に分けられ、二重の幅によっても印象が変化します。
目の形による分類

まぶたの形だけでなく、目の形状や目尻の角度によっても目の形は分類されます。自分の目の形が分からない場合は周りの人に判断してもらうのも1つ。ここでは、丸目、アーモンドアイ、切れ長、つり目、たれ目の5つの種類について深掘りしていきます。
丸目
丸目は、目の縦幅が広く、全体的に丸みを帯びた形が特徴です。鏡で正面を見たときに、黒目の上下どちらかに白目が見えることも。キュートでかわいらしい、人形のようなクリクリとした瞳で、実年齢よりも若々しい印象を与える傾向があります。
二重まぶたの人に多く見られ、あまりアイメイクをしなくても顔立ちがはっきりとして見えることも魅力の1つです。
アーモンドアイ

アーモンドアイは、名前の通りアーモンドのような形状で、横幅が広く、目頭と目尻がシャープな点が特徴です。目の輪郭はゆるやかで、黒目の上下に白目が見えないことが多いです。
このような目の形は、知的で大人っぽく、美しい印象を与えます。日本人にも比較的多く見られる形で、顔全体のバランスが取りやすく、親しみやすいイメージと言われています。
アーモンドアイは、メイク映えもしやすく、さまざまな雰囲気を楽しめることから「おしゃれ顔タイプ」とも言われることも。メイク次第でクールにも女性らしくも自分の好みに合わせることができる万能な形です。
切れ長
切れ長の目は、目の横幅が比較的長く、縦幅が狭いシャープな目の形を指します。目尻が横にスーッと流れるようなラインが特徴で、知的でクール、涼しげな雰囲気を与えます。
アーモンドアイよりもさらに横長の、細いすっきりとしたフォルムで、洗練された印象になりやすいのも特徴。日本人を含むアジア人に比較的多く見られる目の形の1つで、「アジアンビューティー」と表現されることもあります。
切れ長の目は、一重や奥二重の人に多い傾向がありますが、二重の人でも目尻が細く切れ込んでいれば切れ長とされる場合もあります。
つり目

つり目は、目尻の位置が目頭の位置よりも上にあるのが特徴です。目尻がキュッと上がっているため、クールで意志が強そうな印象や、かっこいい雰囲気を与えます。一方で、キツく見られてしまうという悩みを持つ人も。メイクで目尻の角度を調整することで、優しい顔立ちに見せることも可能です。
たれ目
たれ目は、目尻が目頭よりも低い位置にある目の形です。この特徴から、優しく穏やか、おおらかな雰囲気を与えます。特に笑顔の時に目尻がさらに下がるため、とてもかわいらしい印象に。
クールな印象にしたいという人は、メイクでバランスを調整することで、雰囲気を変えることもできます。
近年、たれ目メイクの人気も高まっており、優しい癒やし系の雰囲気になりたいと、メイクでたれ目を演出する人も増えています。

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目の形に合わせたおすすめのアイメイク

自分の目の形が分かったら、それぞれの特徴を活かしたアイメイクに挑戦してみましょう。ここでは、まぶたの形に合わせた代表的なアイメイクのポイントを紹介します。
一重のアイメイクは「立体感」がポイント
一重まぶたは、メイクによってまぶたが重く見えがちです。だからこそ、立体感を出すことがカギ。脂肪の厚さなど一重にも個人差がありますが、どのタイプでも縦のグラデーションを意識すると自然な陰影が生まれます。
まぶたを縦に3分割し、目頭から目尻にかけて明るい色から暗い色へとグラデーションを作ります。特に目尻側の締め色を広めに入れると、目元が引き締まります。アイシャドウは指で塗ると密着しやすく、発色もアップ。中指でベース、薬指で中間色、小指で目のキワを塗るとバランス良く仕上がります。
さらに、下まぶたに明るい色や細かいラメをのせると、目の縦幅が強調されて華やかさがプラスされます。シャドウの質感はマットや細かいパールがおすすめ。大粒のラメや強い光沢感はまぶたの厚みを強調することがあるため、控えめに取り入れましょう。
奥二重は「アイラインは目尻だけ」を意識

奥二重の場合、目を開けたときに二重の線がまぶたに隠れてしまうことがあるため、アイラインを全体に引くと隠れてしまったり、かえって目が小さく見えたりすることがあります。
そのため、アイラインは目尻側だけに引くのがおすすめです。目の形に沿って自然に少しだけ長く引くことで、目元を強調しつつ、抜け感のある印象に仕上がります。
また、インライン(まつ毛の生え際の粘膜部分)を埋めるように引くと、自然に目のフレームを強調できます。アイシャドウは、一重と同じように縦割りグラデーションを取り入れると、まぶたに隠れにくく、目の縦幅を強調するのに役立ちます。
二重はアイシャドウの「横割りグラデ」が◎

二重まぶたは、まぶたの立体感を活かしやすく、さまざまなアイメイクが映えるのが特徴です。なかでもアイシャドウの「横割りグラデ」は、目の丸みや柔らかさを引き立てながら、ナチュラルに目を大きく見せることができる定番テクニック。
横割りグラデーションは、まぶたを横方向に3段階で色分けし、まつ毛のキワからアイホールに向かって濃い色から明るい色へと重ねていく方法です。自然な陰影が生まれ、二重幅の美しさを際立たせる効果が期待できます。
より印象的に仕上げたい場合は、二重ラインの少し上まで締め色をぼかしながら広げると、奥行きが加わり華やかさがアップします。定番だからこそ、色の組み合わせや質感の変化で遊んでみるのもおすすめです。
目の形のお悩みを解消するメイクテクニック

目の形は十人十色。それぞれ魅力がありますが、なかには自分の目の形にコンプレックスを感じている人も少なくありません。
しかし、メイクのテクニックを工夫することで、気になる部分をカバーしたり、なりたい印象に近づけたりすることは可能です。ここでは、目の形の悩みを改善するメイク方法をピックアップしました。
丸目のアイメイクは「横幅を意識」する

丸い目はかわいらしい印象を与えますが、落ち着いた雰囲気に仕上げたいときは、目の横幅を強調するメイクを試してみて。まぶたの厚みによって目が小さく見える場合もあるため、横に広がりを持たせることで雰囲気が変わります。
アイシャドウは、目頭から目尻に向かって縦方向にグラデーションを作るのが基本。明るいハイライトを目頭に、ミディアムカラーを中央に、締め色を目尻側に入れることで、自然な奥行きと横幅が生まれます。
アイラインは、目の形に沿って目尻をやや長めに、平行に引くと横幅が強調され、シャープに仕上がります。目頭に軽く“目頭切開ライン”を入れると、さらに横への広がりが出せます。
涙袋に明るいカラーをのせれば、縦にも横にも目を大きく見せる効果がプラスされ、丸い目の柔らかさを残しつつ、落ち着いた雰囲気を引き出すことができます。
アーモンドアイは「斜め横グラデ」がおすすめ
アーモンドアイはバランスが良く、美しい形が魅力ですが、奥二重などだとアイメイクが見えにくいこともあります。そんなときは、斜め方向のグラデーションで奥行きを出してみて。
目頭から目尻に向かって、斜めに色が濃くなるようにアイシャドウを重ねることで、自然な陰影と立体感が生まれ、切れ長の印象が際立ちます。特に、黒目の外側に締め色が見えるように意識すると、目の横幅も強調できます。
さらに、まぶた中央や眉下にハイライトをふんわりのせると、明るさと立体感がプラスされ、目元全体が引き締まった印象に。このメイクは、アーモンドアイ本来の美しさを活かしながら、シーンに合わせたアレンジも楽しめますよ。
切れ長・つり目は「アイラインの引き方」がポイント

キリッとした印象をやわらげたいときは、目尻のアイラインを跳ね上げず、目の形に沿って自然に流すか、少し下げてまっすぐ引くのがおすすめ。特に目尻を下げて平行に描くと、たれ目効果でぐっと柔らかい雰囲気になります。
アイラインは、目頭から目尻まで太く描くよりも、まつ毛の根元を細く埋めるか、目尻だけにポイントで入れるとナチュラルです。二重できつい目元に見えがちな場合は、ペンシルタイプのアイライナーを使えば自然な仕上がりに。
ブラックが強すぎると感じたら、色を変えてみるのも◎。目尻のアイラインはライトブラウンやカーキなど肌なじみの良い色を選ぶと抜け感が出て、親しみやすくなります。
さらに下まぶたの目尻にアイシャドウやラインを足すとたれ目効果がアップ。アイシャドウを目頭に明るい色をくの字に入れると、目の横幅が強調され、バランスの良いアイメイクに仕上がります。
そのほか、眉毛を直線的にやや長めに描くのも相性が良いですよ。
たれ目は「締め色の使い方」で印象が変わる
かわいらしく、優しい印象を持つたれ目。「重心を目尻側に置く」という意識でアイメイクを行うと、バランスの良い目元を作ることができます。
アイラインの目尻は極端に跳ね上げすぎず、ほんの少しだけ上げるか、横にスッと引くのがおすすめです。アイラインの終わりがくっきりしすぎている場合は、綿棒などでぼかしましょう。
アイシャドウは、淡い色をアイホール全体にのせたら、メインカラーを目尻側の半分に塗って。目尻にのキワにはグレーやブラウンで細いラインを描いたり、締め色(濃い色)のアイシャドウを太めに入れたりすると、凛とした顔立ちに仕上がります。ただし、のせすぎると重たく見える場合もあるので、ぼかしながら調整してみましょう。
まつ毛のカールも、目尻側にくっきりとつけるのがおすすめです。
自分の目に合ったメイクで魅力アップ

目の形は多様で、それぞれに魅力や個性があります。気になる部分があっても、それは悪いことではありません。むしろ、その特徴を活かしたり、メイクで少し変えたい部分を調整したりすることで、さらに魅力を引き出せるチャンスです。
まぶたの形や目の全体の形によって、似合うメイクの方法は異なります。アイシャドウの色や塗り方、アイラインの引き方を工夫すれば、かわいく見せるのもきれいに見せるのも自由自在です。
目の形の特徴に沿ったメイクテクを参考に、毎日のメイクを楽しんでみては?
[ 監修者 ]