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美肌な女性

筋肉から分泌される“美肌ホルモン”で体の内側から肌老化ストップ!

筋肉の量は、若々しい肌作りに大きく影響します。筋肉から分泌される美肌ホルモン「マイオネクチン」が、シミの原因となるメラニン産生を抑制したり、肌の弾力を保ってシワを目立たなくしてくれます。筋トレで肌老化に歯止めをかけて!

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筋肉を使えば使うほど若々しい肌に変わる

シミが少なく、ハリのある肌は年齢を感じさせない美肌の条件。実は、筋肉量がシミやシワのできにくい肌作りに影響しています。

「年齢を重ねて紫外線を多く浴びていても、シミがない人がいる理由は、筋肉に関連する遺伝子。これがシミのできやすさに関係することがわかりました」と、化粧品メーカーで美肌研究に携わる錦織秀さん。

筋肉で作られる「マイオネクチン」という物質が血中に分泌されて肌に届くと、シミの原因となるメラニンの産生を抑制するとか。

「“美肌ホルモン”ともいえるこれらの物質はシミを抑制するだけでなく、肌の弾力を保ち、シワを目立たなくするなど、さまざまな美肌作用があります。筋肉量が多いほど、美肌ホルモンの分泌量が増加するのです。また、運動による筋肉への刺激そのものでも、美肌ホルモンの分泌が促進されます」

筋肉量が多い人ほどシミが少ないことが判明

筋肉量とシミの関係
Ⓒ 2018 ポーラ化成工業

筋肉量とシミの関係について、40代、50代の女性100人を調査。顔を撮影して肌状態を解析できる機械で、微細なシミまで計測しました。グラフの相対筋肉量は体重あたりの両脚と体幹の筋肉量の割合。調査より、筋肉量が多い人ほどシミの数が少ないことが確認されました。

ほほのシミ

ほほのシミを比較
Ⓒ 2018 ポーラ化成工業

写真はどちらも40代女性のほほ。同じ40代でも、筋肉量によって、シミの数や濃さが一目瞭然。筋肉が多い人に対して、筋肉が少ない人は肌色がくすんで老化が進んでいるように見える。

ほほのシワ

ほほのシワを比較
Ⓒ 2018 ポーラ化成工業

今度は筋肉量の違う40代女性の顔のシワを比較。筋肉が少ない人は、細かいシワが多くほうれい線も深いことが見てとれます。筋肉量は、肌の弾力性やたるみ、シワにも影響していることがわかります。

下半身の筋肉は加齢とともに減少する

下半身の筋肉量と減少率の推定
日老医誌(2010)47:52-57より引用作成

18歳以上の日本人4003人を対象に行った調査によると、加齢によって体の多くを占める下半身の筋肉は大きく減少。女性の場合、20歳時と80歳時の減少率は29%でした。

何もしないままでは、筋肉量は減り、肌の老化も進みます。特に意識したいのは、全身の6~7割を占める下半身の筋肉です。次は、実際に下半身の筋肉を増やすトレーニング法をご紹介します。

美肌のための太もも筋トレの方法

各10回1セットで美肌ホルモンを分泌

太ももの裏側の筋肉を効果的に鍛え、下半身の筋肉量をアップ。勢いに任せるのではなく、正しい姿勢でゆっくり行いましょう。慣れてきたら回数を増やすと、美肌効果が高まります。ヒップアップや美脚も目指せますよ!

(1)背すじを伸ばして片脚を上げる

背すじを伸ばして片脚を上げる

イスの背などに手を軽く置き、背すじを伸ばしてまっすぐ立つ。太ももが床と平行になるように、片脚を上げる。

(2)脚を後ろに蹴り上げる

脚を後ろに蹴り上げる

脚をゆっくり後ろへ伸ばすようにし、背中が曲がらない程度の高さまで蹴り上げ、ゆっくりと(1)の姿勢に戻る。これを10回くり返す。反対の脚も同様に。

<これはNG>

状態が前に倒れる
ひざが曲がる

上体が前に倒れたり、ひざを曲げたりすると、太ももの筋肉が使われません。

ご紹介した簡単な筋トレで、肌の老化に歯止めをかけて!

撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/MAO
(からだにいいこと2021年6月号より)

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