たった1本の輪ゴムでフェイスラインを整えて小顔に!「耳輪ゴム」とは?
たるみや二重あごの原因につながるファシア(すべての器官を包む線維状の物質)のゆがみ。このゆがみを改善する「耳輪ゴム」の方法をご紹介します。やり方は、耳に輪ゴムをかけるだけ。たった1本の輪ゴムで顔のゆがみを改善します。
目次
弱い刺激がたるみにアプローチ! 顔のゆがみを整えて不調も緩和

耳に輪ゴムをかけるだけでフェイスラインが整い美肌アップの効果もある、夢のようなワザがあるといいます。
「耳にごく弱い刺激を加えることで『ファシア』がゆるみ、顔のたるみが改善します」と話すのは、歯科医の佐藤青児さん。「私たちの体には骨や筋肉、血管、臓器など、すべての器官を包むファシアという線維状の物質があります。ファシアはもともと綿のようにやわらかいものですが、加齢とともに硬くなってつぶれ、ゆがんでいきます。顔のファシアが前後につぶれると、顔が横に広がって大きく見えるだけでなく、たるみや二重あごの原因に。
ファシアをゆるめて顔の奥行きを取り戻せばフェイスラインが整い、たるみやむくみも改善します」体全体の血液やリンパの流れも整うので、肩コリや腰痛などの緩和にもつながるとのこと。
「ファシア」がゆるめば小顔になる理由

「ファシアは緩衝材のようなもの」と佐藤さん。頭部のファシアがふんわりとゆるんでいれば頭は均等な丸みを保てます。一方、ファシアが硬くなってつぶれると、顔が横に大きく広がって見えがち。ファシアをゆるめれば横幅の狭いシュッとした顔に。
「耳輪ゴム」のやり方
準備するもの

一般的なサイズ(内径38mm)の輪ゴム1本
(1)耳に輪ゴムをかける

輪ゴムを右耳の付け根にかける。耳たぶがほんの少し圧迫される程度の強さが目安。
【注意点】

耳が変形するほど強く締め付けるのはNG。写真のように変形する場合は輪ゴムのサイズを変えてみて。
(2)ひじを小刻みに後ろに回す
両腕をまっすぐ上に伸ばして自然に下ろし、軽く握った両手のひらが顔に向くように、ひじを90度に曲げる。そのままひじを小刻みに後ろに10秒ほど回す。
(3)頰とおでこに手を当て斜め上を見る
右頰に右手のひらを、おでこに左手のひらを当て、右斜め上を見上げて3回深呼吸したら自然な姿勢に戻り、5分待つ。(1)~(3)を反対側でも行う。
「強い刺激では体が緊張し、逆効果。リラックスして行ってください」(佐藤さん)
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/中世古麻衣
(からだにいいこと2022年2月号より)

















