
揉むと流すで、二の腕のタルタル肉を引き締める30秒「プヨ肉流し」
わきの下にある腋窩(えきか)リンパ節のリンパ液や血流が停滞すると、二の腕がたるむ原因になります。揉んでリンパを流す「プヨ肉流し」で、腋窩リンパ節にたまった老廃物を排出しましょう!
目次
揉んで流せば、たるんだ二の腕のタルタル肉がスッキリ!

「リンパ液と血液を流せば、たるんだ二の腕がスッキリします」と言うのは、エステティシャンのヒィロさん。わきの下には、胴体と腕をつなぐ支点「腋窩リンパ節」があります。多くの栄養や老廃物をやり取りするうえ、姿勢の悪さなどによって腕や肩の筋肉がこり固まるため、詰まりやすいのだとか。
リンパも血流も停滞すると、回収しきれなかった老廃物が二の腕の流れをさらにせき止め、余分な水分がたまって二の腕のたるみにつながります。そのうえ老廃物が脂肪にまとわりつき、セルライトの原因にも。
「こり固まった筋肉を揉みほぐせば、リンパ液や血液を押し流すポンプ機能が復活。老廃物や水分が流れ、二の腕が引き締まります」特にセルライトは温まるとほぐれやすくなるので、お風呂上がりに行うのがおすすめです。
当てはまったら注意!!
次の項目に1つでも当てはまったら「プヨ肉流し」に挑戦して!
タルタル肉の育てグセチェック

□スマホをよく見る
スマホを使うときは、わきまわりの筋肉が固定されがち。
□猫背になりやすい
腕が前に出た状態でこり固まると、リンパも滞ります。
□二の腕を触ると冷たい
冷えは、血液やリンパの巡りが落ちているサインです。
□湯船につかる習慣がない
セルライトを生む“冷え”を改善する習慣がない人は注意。
「プヨ肉流し」で二の腕が引き締まる理由

「揉む」&「流す」動きが筋肉を刺激して、老廃物をぐんぐん排出できるように!
筋肉と脂肪を“揉んで”老廃物をほぐす
こり固まった筋肉は、リンパを押し流せなくなります。揉みほぐせば酸素が行き渡り、筋肉がやわらかくなってリンパを流せるように。脂肪に絡みついた老廃物もほぐれ、セルライトも分解しやすくなります。
腋窩リンパ節の老廃物を“流して”スッキリ
腕の付け根の「腋窩リンパ節」を刺激して開放したら、ほぐれて移動しやすくなった老廃物を流します。腋窩リンパ節から老廃物が排出されれば、二の腕がスッキリ! 血流が上がるので、冷えも改善します。
「プヨ肉流し」のやり方
(1)腕全体を揉みほぐす

二の腕を気持ちいい強さでつまむ。手首から腕の付け根まで、腕の内側と外側を10秒間、まんべんなく揉みほぐす。反対側も同様に。
(2)腕の付け根をほぐす

手を軽くにぎり、第一関節を腕の付け根に当てる。そのままの位置で、小さく円を描くように10秒間ほぐす。反対側も同様に。
【ポイント】手の形はこう!

(3)左ひじからわきへと流す

左腕を軽く曲げ、右手で左ひじを下からつかむ。リンパ液や老廃物をわきの下のくぼみへと運ぶように、10秒かけてゆっくり大きく流す。
【ポイント】わき下のくぼみに入れる!

「プヨ肉流し」の前後に水を飲めば効果倍増

水分不足だと、体内のリンパはドロドロになり、詰まりがち。「プヨ肉流し」の前にコップ1杯の水を飲んでおくと、その水分でリンパが流れやすくなり、効果の倍増が期待できます! 老廃物を運んだ水は汗や尿として排出されるので、終わったあとにもう一度水分を補給しましょう。
習慣化すると、どんどんリンパの流れが良くなります。体内にたまった老廃物が少しずつ入れ替わって、ヤセやすくなるうえに、疲れにくく元気な体になりますよ!
撮影/神尾典行 モデル/西秋愛菜
(からだにいいこと2021年12月号より)
[ 監修者 ]