
「温冷スプーン」で手ごわいもやもやジミを改善する
シミ対策は、美白成分配合の化粧品を使うだけでなく、内側からの働きかけも重要です。肌代謝をアップさせて、薄いけど気になるシミを改善する、お風呂ケアの方法をご紹介します。
目次
広範囲の根深いシミはお風呂でケア

「薄くてモヤモヤしたシミは『肝斑(かんぱん)』と言われ、女性ホルモンのバランスが崩れたときに出やすいもの。美白成分配合の化粧品を使うだけでなく、内側からの働きかけも重要です」と、美容家の小林ひろ美さん。
そこでおすすめなのが、肌を内側から活性化させる「温冷スプーン」。モヤモヤしたシミに温めたスプーンと冷やしたスプーンを交互に当てる刺激で、シミを浮き上がらせます。
「皮膚のすぐ下には毛細血管があります。モヤモヤしたシミの下ではその動きが悪く、血流が滞っています。そこで、ほおに温かいスプーンを当てると、血管が拡張されて血行が促進。次に冷たいスプーンを当てると、今度は血管がキュッと締まります。これを繰り返すことでポンプのような効果が生まれ、毛細血管の血流を促すことができるんです」
血行が良くなると肌代謝もアップ。モヤモヤしたシミの“芽”であるメラニンが排出されれば、白肌が復活!
血流促進で代謝UP モヤモヤしたシミを改善!

毛細血管の血流が滞ると肌代謝が低下し、シミのもと・メラニンが排出されにくくなります。肌の上から「温冷スプーン」で毛細血管を刺激することで、血流を促進して肌のターンオーバーを正常化。メラニンの排出を促します。
「温冷スプーン」のやり方
用意するのは顔型と同じ形のスプーン
使うスプーンは金属製ならなんでもOK。丸顔の人は丸いスプーン、面長の人は細長いスプーンというように、顔型に合った形のものを選ぶと、よりほおにフィットして効果UP!
(1)湯船で温めたスプーンをほおに当てて温める

入浴時に、スプーンと氷水を入れたコップを用意する。まず、湯船で温めたスプーンを、ほおのモヤモヤしたシミの上に15秒当てる。パタパタ叩くと刺激が強すぎるので、当てるだけ。
(2)氷水で冷やしたスプーンをほおに当てて冷やす

15秒たったらスプーンを氷水で冷やし、同じ場所に15秒当てる。これを「温→冷→温→冷」と2セット行う。入浴できない日は、お湯のコップと氷水のコップで行えばOK。
浮かせたら保湿!速攻保湿パック
「温冷スプーン」でシミを浮き上がらせたら、即席保湿パック!
(1)キッチンペーパーと化粧水でパック

キッチンペーパーを4つに切リ、軽く水で湿らせたあと、化粧水をつけ、額、両ほお、あご部分に貼り、3分間おく。
(2)肌がうるおったか手を当ててチェック

3分後、手指の第2関節をほおに当て、うるおいをチェック。指に吸い付けば保湿は十分。サラッとしていたら化粧水をつける。
お風呂で簡単シミ対策。手ごわいシミに試してみて!
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/高田有紗
(からだにいいこと2021年8月号より)