
美白成分が肌に浸透!一晩「美白パッチ」で濃いシミを薄く
シミが濃い部分は角質が厚くなっていることが多く、単に美白美容液を塗るだけでは、なかなか肌の奥まで浸透しません。しっかり美白有効成分を肌に与えてターンオーバーを促す、「美白パッチ」をご紹介します。
目次
“一晩漬けおき”でシミに確実にアプローチ!

「シミ部分の肌は、角質が厚くなってゴワつきがち。そのため、普通のやり方で美白美容液を塗っても効果が出にくいことも」と言うのは、美容家の小林ひろ美さん。自身もシミに悩まされた経験があるとか。
濃いシミを薄くするには、美白有効成分を肌に与えてターンオーバーを促し、メラニンをできるだけ早く排出することが重要です。そこで、美容液を染み込ませたコットンを肌に貼り、一晩かけてじっくり美容成分を浸透させる「美白パッチ」を考案しました。
「美白パッチなら、美容液を長時間、肌にキープしておくことができます。翌朝までの間に美白有効成分が肌の奥まで浸透して、シミの元であるメラニンやメラノサイトに届きやすくなります。特に睡眠中は、成長ホルモンが出て細胞の代謝が高まるので、メラニンの排出が促され、美白成分がより浸透しやすいんです」
美白パッチが濃いシミに効果的な理由
ゴワついた“シミ肌”には美白成分が浸透しにくい

濃いシミができている部分は、肌が乾燥していて角質が硬い状態です。美容液を薄塗りしただけでは効き目が出にくい。
美白パッチで一晩おけば美白成分が奥まで浸透

美容液をコットンにたっぷり染み込ませてシミに貼れば、眠っている間に美白成分がじわじわと肌の奥まで浸透します。
生理後1週間は美白ケアの効果がUP!

生理直後の1週間は、コラーゲンを生み出す女性ホルモン「エストロゲン」が増加し、肌の状態が良好に。ここで美白ケアをすると効果が出やすくなります。シートマスクの集中使いや角質ケアなどにも最適。
「美白パッチ」をはじめる前のプロテクト洗顔
シミに乳液をのせて優しく洗う

米粒大の乳液をシミ部分にのせて30秒待つ。乳液の油分で肌が乾燥から守られるので、そのあと優しく洗顔しましょう。
<なぜ乳液?>
シミの部分は乾燥していて、普通に洗顔すると水分を奪われがち。洗いすぎを避けるため、乳液でシミ部分を“プロテクト”します。
「美白パッチ」に使うもの
綿コットン

化学繊維を使っていない、綿だけでできているものを選んで。
医療用テープ

皮膚呼吸ができる医療用のテープ。薬局などで数百円から購入できます。
美白美容液

ビタミンCが入ったもので、しみ・そばかす対策向けの美容液がおすすめです。
<敏感肌の人はパッチテストを>
始める前に美白パッチを二の腕の内側に一晩貼り、赤みが出ないか確認を。
「美白パッチ」のやり方
(1)コットンに美白美容液をのせる

綿コットンを2枚にはがし、シミより一回り大きくカット。医療用テープをさらに一回り大きく切り、コットンをのせ、美容液をつける。分量はコットンがしっとりする程度。
(2)美白パッチをシミに貼り、一晩おく

(1)の「美白パッチ」をシミの上に貼り、そのまま就寝して一晩おく。朝起きたらパッチをはがして普通に洗顔し、化粧水をたっぷり→乳液かクリーム→日焼け止めの順に塗る。
美容液をのせて&パッチで“フタ”をすることで、美白成分が肌の奥までより浸透します。美白パッチをした後は、シミ予防のために日焼け止めをしっかりを忘れずに!
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/高田有紗
(からだにいいこと2021年8月号より)