
女性ホルモン力UPのストレッチで代謝UP!お腹が凹んでダイエットにも
体を揺らせば女性ホルモン力がアップ!? ご紹介するストレッチは、女性インストラクターが考案した自律神経を整えてツボや経絡を刺激するというもの。リラックスしながらできるのでぜひ挑戦してみて。
目次
女性ホルモン力が上がったら10㎏ヤセて体が若返った!

「私は30歳のときに過労で生理が止まりました。その後、簡単なストレッチで女性ホルモンを復活させたら8カ月で10㎏減。“女性ホルモン力”を取り戻した今は20代より健康です」と、インストラクターの鈴木まりさん。
生理が止まったときにホルモン治療を行った鈴木さんですが、激太りのうえ、体調不良に。女性ホルモンの分泌を促して健康になるために自律神経を調整するストレッチを開発しました。
「自律神経を整えるには、リラックスする動きをマスターすることがカギ。交感神経は体を揺らせばオフ、お尻を締めるとオン状態に。
さらに体をねじり、伸ばすことでツボや経絡(けいらく)も同時に刺激され活性化します。すべての動きを同時に行うことで自律神経が整い、出るべき女性ホルモンが分泌されやすくなります。代謝が上がり、肌ツヤも良くなって体の若返りを感じますよ!」
40代の妊活成功者も多数いる“女性ホルモン力”アップ法。がんばらない簡単テクをお試しあれ。
自律神経を整えて代謝をアップするストレッチのやり方

(1)両足を肩幅に開き軽くひざを曲げる
両足を肩幅に開いて立つ。軽くひざを曲げて、お尻にキュッと力を入れて締める。両手をグーにして軽くつけ、胸の前に構えて“ぶりっこポーズ”をする。
(2)上半身を左右に倒し10往復する
1の姿勢から腹筋にしっかり力を入れ、ゆっくりと上半身だけを左右に倒して曲げきる。お尻が上体と連動して動かないように注意。左右に10往復行う。
<ストレッチのポイント>
朝イチに行う
交感神経が優位になり代謝が上がりやすい、朝イチが◎。寝る前は眠りが浅くなるので避けましょう。
座ったままでもOK
回数は気にせず、気がついたときに座ったまま、上体の動きを取り入れてみて。日中も脂肪燃焼力アップ!
【女性ホルモンに働く理由】経絡とツボへの刺激も女性ホルモン力アップのカギ

ストレッチのコツは、上体をしっかり左右に倒すこと。体を伸ばすことで経絡の1つ「肝経(かんけい)」が刺激され、左右へねじることでツボ「関元(かんげん)」の刺激になります。どちらも女性ホルモン力を高める効果が期待できます。
肝経(かんけい)とは
脚の内側から子宮や卵巣、脇腹を通る経絡。ホルモンバランスと、自律神経を整える。
関元(かんげん)とは
おへそから指4本分ほど下にあるツボ。ホルモンバランスを整えるほか、冷え性対策にも。
さらに女性ホルモン力をアップするお尻ストレッチのやり方

(1)うつぶせになり軽く両足を開く
うつぶせになり、両足を軽く開く。両手を重ねて額の下に置き、首は楽にして、全身の力を抜く。顔も眉間を広げるような感覚で力を抜き、口角を軽く上げてリラックスする。
(2)お尻だけを左右に大きくゆっくり揺らす
全身の力を抜き、お尻だけを一定のリズムで左右にゆっくり大きく揺らす。3分ほど行うと背中の筋肉から全身がほぐれ、眠りにつきやすい状態に。眠くなったらそのまま眠ってOK。
<お尻ストレッチのポイント>
顔の力を抜く

眉間の力を抜いて、口角を上げてみて。
卵巣にホルモン分泌の指令を出しているのは、脳の視床下部や下垂体。睡眠の質が落ちると脳が卵巣と連係を取れなくなり、女性ホルモンの分泌に影響します。しっかり眠れる体作りも、女性ホルモン力アップのカギ。ご紹介した左右に揺らすストレッチとお尻ストレッチで、理想の体形と女性ホルモン力UPを目指して!
撮影/神尾典行 モデル/川野由架子
(からだにいいこと2021年2月号より)
[ 監修者 ]