1. Top
  2. >きれいになる
  3. >ダイエット
  4. >その他のダイエット法
  5. >バランスボールでダイエット!効果を高める使い方とおすすめの座り方
バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールでダイエット!効果を高める使い方とおすすめの座り方

バランスボールを使ったダイエットは、手軽な運動の1つ。普段使われにくい筋肉を刺激し、体幹を鍛えるだけでなく、引き締まった体づくりも期待できます。効果を高め、安全に使うためのポイントをご紹介します。

この記事をシェアする

バランスボールはダイエットに効果がある!

バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールがダイエットに良いと言われるのは、不安定なボールの上でバランスを取ろうとすることで、お腹まわりや背中の筋肉、特に体幹のインナーマッスルが刺激されるからです。

体幹を鍛えることで、基礎代謝が向上し、脂肪燃焼を促進すると考えられます。また、バランスボールを使ったエクササイズでは、腹筋や腹斜筋などを意識的に鍛えられるため、お腹まわりの引き締めにも有効です。

ここでは、バランスボールダイエットでお腹痩せする具体的な理由を深掘りしていきます。

体幹などの筋肉を強化できる

バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールの上に座るだけでも、不安定な状態を保とうとして、自然と体幹の筋肉が使われます。

体幹は、腹直筋・腹斜筋・腹横筋といったお腹まわりの筋肉や、背中の筋肉の総称で、体の軸を支える重要な部分です。体幹が強化されると、姿勢が安定し、日常生活における体の動きがスムーズになる効果が期待できます。

さらに、体幹のインナーマッスルはエネルギー消費の高い筋肉が集まっているため、鍛えることで基礎代謝が向上し、痩せやすい体質につながることも。

バランスボールを使ったトレーニングを取り入れることで、体幹だけでなく全身の筋肉をバランス良く鍛えることも可能です。総合的に見て、エネルギー消費量が高い“痩せやすい体”づくりにつながります。

姿勢改善で見た目もグッと若々しく

バランスボールを使ってダイエットする女性

30代をすぎると、加齢や筋力の低下により姿勢が崩れやすくなります。

特に、デスクワークやスマホ操作の時間が長いと、猫背や反り腰、骨盤のゆがみが定着してしまうことも。そこでおすすめなのが、バランスボールを使った「ながら姿勢改善」です。

不安定なボールに座ることで、骨盤が自然と立ち、背筋を伸ばす意識が無理なく身につきます。腹筋や背筋などの体幹が活性化されるため、正しい姿勢を保ちやすくなり、肩こりや腰痛の予防にもつながります。

姿勢が整うと、全身のバランスが美しく見えるだけでなく、見た目年齢もグッと若返った印象に。姿勢改善は、ダイエット効果に加えて“第一印象のアップ”にも役立つ、大人世代にこそ取り入れてほしい習慣です。

バランスボールを日常的に使用することで、自然と正しい姿勢を意識する習慣が身につくでしょう。

柔軟性アップで血流改善&むくみ対策にも

バランスボールを使ってダイエットする女性

30代以降では、運動量の減少や筋肉のこわばりから体が硬くなる傾向があります。特に40代・50代になると、股関節まわりや背中の柔軟性が落ちて、血行不良や冷え、慢性的なむくみに悩む人も増えてきます。

そんなお悩みに役立つのが、バランスボールを使ったストレッチ。ボールの弾力を利用して背中を反らしたり、体を預けるようにして伸ばしたりすることで、関節や筋肉を無理なく気持ちよく伸ばせます。

柔軟性が高まると、血流やリンパの流れがスムーズになり、冷えやむくみの予防・改善にも効果的。さらに代謝もサポートされるため、ダイエットの後押しにもつながります。

年齢を重ねるほどに感じやすい体の重だるさやコリにこそ、バランスボールを取り入れて、しなやかで軽やかな体を目指してみましょう。

バランスボールダイエットを始める前に

バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールを使ったダイエットの効果をしっかり感じるためには、始める前にいくつかの準備をしておくことが大切です。

まずは、自分の体に合ったサイズのバランスボールを選ぶこと。サイズが合っていないと、正しいフォームを保ちにくくなり、トレーニングの効果が十分に得られないばかりか、思わぬケガにつながります。また、エクササイズを行うときは、周囲に障害物がない広めのスペースを確保し、すべりにくい床の上で行いましょう。

さらに、急に体を動かすのではなく、軽くストレッチをして体を温めてから始めると、筋肉への負担を抑えながら効率的にトレーニングを進めることができます。

自分に合ったボールのサイズを選ぼう

バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールのサイズは、使う人の身長に合わせて選ぶのが基本。座った時に、股間節の角度が約90~110度になるサイズのボールを選ぶと、バランスの良い姿勢を維持しやすいのでおすすめです。

一般的なサイズの目安は以下の通りです。

身長ボールサイズ
1m35cm未満30~35cm
1m35cm~1m54cm45cm
1m55cm~1m69cm55cm
1m70cm~1m84cm65cm
1m85cm~2m04cm75cm

柔軟性やエクササイズの目的によって、最適なサイズは変わることもあります。

なお、椅子の代わりとしてバランスボールを使う場合は、デスクの高さとのバランスも考えて選ぶようにしましょう。体に合ったサイズのボールを選ぶことで、体幹をしっかりと鍛え、バランス感覚も養いやすくなります。

バランスボールを使う前の安全点検

バランスボール

バランスボールは手軽に使える反面、正しく使わないと転倒やケガのリスクも。体の変化や筋力の低下を意識しながら、安全に始めることが大切です。

以下の4つのチェックポイントを、エクササイズ前に必ず確認しましょう。

1.ボールに傷や穴がないかチェック
小さな傷や劣化は、破裂の原因になることも。空気を入れる前後で、表面にヒビや破れがないか確認しましょう。

2.周囲に十分なスペースを確保
家具や壁にぶつかると危険です。転倒しても安心なように、1~2畳分のスペースを確保してください。

3.滑りにくい床で使用する
フローリングの上では滑りやすくなるため、ヨガマットやカーペットの上で使用すると安定します。

4.空気の入れすぎ・少なすぎに注意
空気の量は、ボールが弾みすぎず沈みすぎない程度に調整を。メーカー推奨のサイズや圧力を守ることが大切です。

この一手間が、安全で快適なバランスボールダイエットの第1歩になります。初心者の人こそ、しっかり確認してから始めましょう。

バランスボールを使った部位別トレーニングのやり方

バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールを使ったトレーニングは、気になる部位を集中的に鍛えたい人にぴったりの方法です。不安定なボールの上で動くことで、普段あまり使われない筋肉にも刺激が入り、より効果的なエクササイズが期待できます。

ここでは、「ながらトレーニング」「お腹」「太もも」「二の腕」といった目的別に、自宅で手軽にできるトレーニングをご紹介します。

バランスボールの特性を活かし、無理をせず、自分のペースで続けていきましょう。

デスクワーク中もOK! 椅子代わりに“ながらトレーニング”

バランスボールを使ってダイエットする女性

「忙しくて運動の時間が取れない……」という人にこそおすすめなのが、バランスボールを椅子の代わりに使う方法です。テレビを観ながら、パソコン作業をしながらといった“座っているだけ”の時間が、自然と体幹トレーニングの時間に変わります。

不安定なバランスボールに座ることで、腹筋や背筋などの体幹が無意識に働き、姿勢の安定や筋力アップに効果的です。継続することで、腰まわりや下腹部が引き締まってきたと感じる人もいます。

ただし、長時間同じ姿勢を続けるのは体への負担になることも。30分に一度は姿勢や座り方を変えたり、軽くストレッチを挟んだりするのが理想的です。

使用時は、足裏がしっかり床につき、ひざが90度になる高さにボールを調整するのがポイント。正しい姿勢で座ることで、体幹をより効率よく刺激でき、美しい姿勢づくりにもつながります。

お腹の脂肪を落とす! 無理なく続けて下腹スッキリ

年齢とともに気になり始める、ぽっこりお腹やたるんだ下腹。加齢にともなう代謝の低下やホルモンバランスの変化により、運動してもなかなかお腹がへこまない……と悩む人も多いでしょう。

そんなときこそ、バランスボールを使ったお腹まわりのエクササイズがおすすめ。床で行うよりも不安定なため、自然と体幹や腹筋に刺激が入り、脂肪燃焼や引き締め効果が高まります。

以下の3つの基本メニューは、初心者でも取り入れやすく、継続しやすいエクササイズです。

<バランスボールクランチ>

バランスボールを使ってダイエットする女性
  1. バランスボールの上に仰向けになり、ひざを立てて足裏を床につける。
  2. ボールの丸みに沿って、おへそを覗き込むように上体をゆっくりと起こす。
  3. 腹直筋を意識しながら、ゆっくり元の姿勢に戻す。

※腰を反ってしまうと、腰痛の原因になるので注意しましょう。

<レッグレイズ>

バランスボールを使ってダイエットする女性
  1. 仰向けに寝て、両脚でバランスボールを挟む。
  2. 内ももと下腹部を意識しながら、脚をゆっくりと持ち上げる。
  3. 腰が反らないよう注意しながら、ゆっくり下ろす。

※ひざは曲げず、できるだけ伸ばしたまま行いましょう。

<バランスボールプランク>

バランスボールを使ってダイエットする女性
  1. 両ひじをバランスボールに乗せ、うつ伏せの姿勢をとる。
  2. 肘の真下に肩がくるように調整し、床につま先を立てて体を支える。
  3. 肩・腰・かかとが一直線になるように姿勢をキープ。
  4. お腹に力を入れて、30秒~1分間静止する。

バランスボールを使ったエクササイズは、床で行う運動よりも不安定です。その分、体を支えるために多くの筋肉が同時に働き、自然と負荷がアップします。

特にお腹まわりの筋肉(腹筋や体幹)を意識しながら、呼吸を止めず、ゆっくりと丁寧に動くことが大切です。無理に回数を重ねるよりも、「正しい姿勢を保てているか」を意識して取り組むことで、引き締め効果を実感しやすくなります。

年齢とともに筋力や代謝が落ちやすくなる年代こそ、“がんばりすぎない、でも効かせる”バランスのよいトレーニングを意識して、少しずつ続けていきましょう。

内もも・裏もも・前ももをバランスよく強化して太もも痩せ

バランスボールは、太もも痩せを目指す人にも適しています。特に、内ももやお尻の筋肉を鍛えるエクササイズがおすすめです。

「ヒップリフト」は、太ももの裏側(ハムストリング)やお尻をしっかりと鍛えられる動き。バランスを取るために体幹も使われるので、全身の引き締めにもつながります。

内転筋を引き締めたいなら「内ももエクササイズ」がおすすめです。さらに、おなじみの「スクワット」もバランスボールを使って行うとフォームが安定しやすく、太ももの前側や内側にしっかり効かせることができます。

<ヒップリフト>

バランスボールを使ってダイエットする女性
  1. 仰向けになって両ひざを曲げ、両足の裏をバランスボールに乗せる。
  2. お尻を持ち上げ、ひざから肩が一直線になるようにする。
  3. 息を吐きながらゆっくりとお尻を下ろす。2~3を繰り返す。

※腰が反らないように注意し、呼吸を止めずに行いましょう。

<内ももエクササイズ>

  1. 椅子に座り、バランスボールをひざの間に挟む。
  2. 内ももに力を入れて、ボールをギュッと押すように数秒キープする。
  3. 力を抜く。2~3を繰り返す(10~15回が目安)。

※呼吸を意識し、リズムよく行うのがコツです。

<バランスボールスクワット>

バランスボールを使ってダイエットする女性
  1. 壁と背中の間にバランスボールを挟んで立つ。
  2. ボールを転がすようにして腰を落とし、スクワットを行う。
  3. 太ももが床と平行になるまで腰を下げたら、ゆっくり戻す。2~3を繰り返す。

※ひざがつま先より前に出ないよう意識しましょう。

こうしたエクササイズを継続することで、太もも全体の筋肉をバランス良く鍛え、引き締まった美脚を目指せます。

二の腕痩せを狙い、たるみ改善&すっきりシルエットへ

年齢を重ねるにつれて、気になってくるのが“二の腕のたるみ”。特に上腕の裏側にある「上腕三頭筋」は日常生活であまり使われないため、意識的に鍛えないとたるみやすくなります。

バランスボールを使ったエクササイズは、そんな二の腕の引き締めにぴったり。体幹にも負荷がかかるため、全身のシルエット改善にもつながります。

<プッシュアップ>

バランスボールを使ってダイエットする女性
  1. 両手をバランスボールに乗せて、腕立て伏せの姿勢をとる。
  2. ひじを曲げて体を下げ、胸がボールに近づいたら元に戻す。

※バランスが不安な人は、壁際で支えながら行うと安心です。

<フレンチプレス>

  1. バランスボールを両手で持ち、頭の後ろに構える。
  2. 腕を伸ばしてボールを頭上に持ち上げる。
  3. ひじを支点にして、ゆっくり上下に動かす。

※ひじを開きすぎないように注意し、二の腕に効いている感覚を大切に。

どのエクササイズも、1日1~2セットを目安に、無理のない範囲で続けてみましょう。数回でも「しっかり効いてる」と感じられる、質重視のトレーニングが、すっきり引き締まった二の腕への近道です。

まとめ:“座るだけ”から始める、無理のないバランスボールダイエット

バランスボールを使ってダイエットする女性

バランスボールを使ったダイエットは、体幹を効率よく鍛えるだけでなく、姿勢の改善や柔軟性アップ、血行促進など、うれしい効果がたくさんあります。

椅子代わりに使う“ながらトレーニング”から、お腹・太もも・二の腕など気になるパーツをしっかり引き締める本格エクササイズまで、幅広く活用できるのも大きな魅力です。

始めるときは、自分の体に合ったサイズのボールを選び、まわりに危険がないよう環境を整えましょう。そして何より、「完璧を目指さず、自分のペースで続けること」が成功のポイントです。

今日から少しずつ、バランスボールを暮らしに取り入れてみませんか? 無理なく楽しみながら、軽やかで健康的な体を目指していきましょう。

この記事に興味を持ちましたか?
はいいいえ

この記事をシェアする

こちらの記事も読まれています

編集部オススメ記事

Recommend Article Recommend Article オススメ記事

オススメ記事をもっと見る