
運を味方につける新習慣「幸運まじない」で人生が好転
悩みがあるときは、まじないで運気を上げてみてはいかがでしょう。神様に愛される習慣を身につければ、トラブルを回避できるうえに、人生がハッピーに! 頑張らなくても人生が好転する“新習慣”をご提案します。
神様から愛されれば願いが叶い、幸せになる

「ツイてないときも、神様に愛されれば運気が上がります」と、古神道数秘術研究家の中井耀香さん。昔の人は、石の上などの“神様が降りてくる場所”に手を合わせることで、心身の安定を得て暮らしを充実させてきたそう。
「昔の日本人には、神様の意志を感じ取る能力があったといわれています。現在、その力を持つ人はほとんどいません。神様の存在を信じ、感謝の気持ちを伝えることで神様から愛され、守ってもらえるようになります」
悩みごとがあったら神様のいる神棚に手を合わせたり、神社に行ってお賽銭(さいせん)を入れたりすると運気アップに。さらに、日頃から神様を意識した言葉を使って行動を変えることで人生が好転するとも。
「言葉には、神様が宿っています。周りの人や自分に対して優しい言葉を使うことは、神様に優しい言葉をかけてもらうのと同じ。困難を乗り越えて、願いを叶えられるようになりますよ」
これで間違いなし「幸運まじない」の3つの掟
まずは自分の神様と繋がるための3つの掟をご紹介。日頃から心がければ運気がUP!
(1)望まぬことは口にしない

普段、「お金がない」「時間がない」「私にはできない」など“ないない言葉”を口にしていると、運気は“ない”に引っぱられてしまいます。口に十と書くと「叶う」という字になるように、口に出す言葉は現実化します。
もしも“ないない”と発してしまったときは、すぐに打ち消す言葉を言いましょう。たとえば、「お金がない」→「私はいつでもお金がある」、「時間がない」→「私はいつも余裕がある」など。ネガティブな言葉を口にせず、ポジティブな言葉へと変換する習慣を身につければ、悪いことが起こらずに、自然とたくさんの幸運が舞い込んでくるように。
(2)願いが叶う“祝詞(のりと)”を唱える

神道の元祖である古神道では、心と態度がそろったときに、願いが叶うとされています。何事も心を込めて行いましょう。神様とのつき合いは人づき合いと一緒です。神様に願いを届けるためには、神職が用いる言葉“祝詞(のりと)”を唱えると効果的です。
※祝詞とは、神職が用いる言葉で、神様に願いが届きやすいとされています。
神様に寄り添うことで願いが届きやすくなると言われています。祝詞は誰が唱えてもいいものですが、祝詞を唱えてもたちまち願いが叶うわけではありません。でも、毎日の習慣にすることで心が穏やかになり、不安や心配ごとから自分を守ることができます。
(3)ご機嫌で大らかな気持ちでいる

自分の内面と、現実に起こることはリンクしています。機嫌が悪くて、ムスッとしている人には、悪いことが起こります。いつも「ツイてない」と言っている人は、自分自身に問題があるのです。
反対に、いつもご機嫌な人はみんなから好かれて、たくさんの良いご縁を引き寄せています。神様も常に眉間にシワを寄せている人よりも、素直で明るい人を好みます。だから、日頃からご機嫌で大らかな気持ちでいることが、とても大切です。
現在、負のループに陥っている人は、外の世界を変えるためにも、まず自分の機嫌をとることから始めてみましょう。
目的別:「金運UP」の幸運まじない
お金に恵まれたい、収入をアップさせたい。そんなときは、金運を上げるまじないをやってみて。習慣になれば、豊かな生活に。
【家族の収入を上げたい】収納スペースを空けると金運がアップする

物にはエネルギーが宿るため、家族や自分の持ち物には今まで体験してきたネガティブな思い出が蓄積されています。運気を高めたいなら、持ち物を減らして身軽になるように心がけること。また、お金や幸運は空いているスペースにやって来るため、隙間を空けることが重要です。月に1回は不要なものを処分する習慣を。
【頑張ってもお金が貯まらない】お金に「いってらっしゃい」「おかえり」と言う

カードや電子マネーなどのキャッシュレス化が進んでいますが、大事な買い物は現金で払うのが◎。紙幣は“紙”なので“神”様が宿ります。財布からお金を出すときに「いってらっしゃい」、お金を入れるときには「おかえりなさい」と声をかけましょう。お金を気持ちよく送り出すと、たくさん仲間を連れて帰ってきます。
【予想外の出費を避けたい】神社やお寺では必ずお賽銭を入れる

神社でお賽銭を入れずにお参りしても、御利益は得られません。日頃から近所の神社にお参りして、感謝の気持ちを伝えましょう。古神道の数秘術では、お賽銭の金額は240円がベスト。24は「銀座の数」と呼ばれ、無一文からお金持ちになる数字といわれています。神様にごひいきにされたいなら、気前良くお賽銭を入れること。
目的別:「健康運UP」の幸運まじない
【病気を予防、災難から逃れたい】浄化の効果のある祝詞を唱える

体調が良くないなら、朝の太陽に向かって、ご先祖様を思い浮かべながら「とほかみえみため」と唱えましょう。ご先祖様に願いが届き、守ってもらえます。外出先などでトラブルを避けたいときは、出かける前に玄関先で手を合わせて。そのまま「サンバラサムサラ」と3回唱えましょう。昔、戦地の兵士も唱えていたといわれている、危険を回避する言葉です。出かける前に、玄関先で手を合わせて3回唱えましょう。
【なんだか体調が良くない】患部に手を当て右回りに円を描く

頭痛など、体に不調がある場合は患部に手を当てて、右回りに円を描くようになでます。神様のエネルギーは右回りなので、神様と同じ右回りに円を描くと神様に癒やしてもらう効果が。患部をなでながら「私はすでに癒やされている」と心の中で3回唱えましょう。潜在意識に働きかけることがコツ。
【何もやる気が起きない】お風呂につかって心身を癒やす

心が疲れているときは、お風呂の中で胸に手を当てて「私は癒やされている」と唱えましょう。心がすっきりするまで、何度も唱えて。邪気はあばら骨に溜まるため、胸を温めると浄化されます。お風呂は手軽に自分を清めることができ、心身を癒やせる絶好のパワースポットです。毎日、なるべく湯船につかって、体をしっかり温めて。
目的別:「人間関係運UP」の幸運まじない
他人に振り回されない、夫婦仲が良くなるなど、人間関係の運気が上がるまじないをご紹介。気持ちをリセットして、心晴れやかに!
【苦手な人と縁を切りたい】相手の背中に向けて手裏剣を投げる仕草をする

周りに苦手な人がいると、イライラするもの。嫌な人に遭遇したときは、相手に向かって、“シュッシュッシュッ”と手裏剣(しゅりけん)を投げる仕草を3回すると、縁が切れます。相手が離れて背中を向けたタイミングで素早く行うのがコツ。SNSで嫌なことを言ってくる人がいた場合も同様に、スマホやパソコンに向かって3回“手裏剣斬り”を行えばOK。
【トラブルに巻き込まれたくない】肩甲骨を寄せて“ケガレ”をブロック

日頃から背中を丸めていると、肩甲骨の間にある“邪気の門”が開き、そこから邪気が侵入。トラブルに巻き込まれやすくなってしまいます。予防するためには、背すじをまっすぐ伸ばし、肩甲骨をキュッと寄せて胸を張った姿勢を数秒キープ。ゆっくりと深呼吸しましょう。邪気は体内に入り込めず、逃げていきます。
【夫婦仲・恋愛運を良くしたい】寝る前に、パートナーに感謝する

人は誰しも、自分の中にご先祖様を宿しています。パートナーが寝ているとき、「いつも頑張ってくれてありがとう」と拝みましょう。不満を口にせず、感謝の気持ちを伝えることがポイントです。すると、ご先祖様に目をかけてもらえ、家庭円満で幸せに。パートナーとの絆が深まり、ケンカが減ります。
イラスト/のがみもゆこ
(からだにいいこと2021年2月号より)
[ 監修者 ]