
ほうれい線も目元たるみもスッキリ!セルフ頭蓋骨ケア
頭蓋骨(ずがいこつ)が左右でズレると顔の筋肉が不自然な方向に引っ張られ、コリや老け顔の原因に。ゆがみが緩和され顔の左右差が整う“セルフエステ”で若顔を取り戻して。 このセルフエステは、リラックスして行うほどに効果があります!
目次
“手の重み”をかけるだけでバランスの取れた若顔に

「頭蓋骨(ずがいこつ)のズレを直せば、顔のゆがみもたるみも目立たなくなります」と、美容整体師の山本知子さん。
頭蓋骨は、加齢とともにゆがみやすい部位。骨が左右でズレると顔の筋肉が不自然な方向に引っ張られ、コリの原因に。さらに筋肉が皮膚を引き上げられず、片側だけほうれい線が目立ったり、片方の眉だけが下がったりと顔のバランスが崩れ、実年齢より老けて見えてしまいます。
これを解決するのが「寝ながら顔押し」。手の重みをかけるだけで、筋肉や骨をちょうどよく引き上げ、ゆがみを緩和させることができます。
このとき、下がった側をしっかりケアするのがポイントです。もし顔のどちら側がたるんでいるのかわからない場合は、鏡の前で一度目を閉じてから鏡を見てみて。左右の差に気がつけますよ。
「横になると顔も体もリラックスするので、自分で行っても“エステ級”の効果が期待できます。気持ちよさを感じながら、若顔を取り戻して」
頭蓋骨のズレが整えばゆがみの少ない若顔イメージに

姿勢のクセなどで片側の筋肉だけがコリ固まると、頭蓋骨が下に引っ張られます。すると片側だけほうれい線が目立つなど、顔の左右差が生じる原因に。ゆがみによって骨の可動域が減ると老廃物が滞り、さらなるコリやたるみを引き起こします。引っ張られた骨が正しい位置に戻ればゆがみが緩和され、若顔イメージに!
目を閉じて開ければ開ければゆがみがわかる

何げなく鏡を見ると、脳は「視覚情報」から顔を補正し、ゆがみを認識できません。顔の状態を正しく把握するには、鏡の前で一度目を閉じ、全身をブラブラと揺らしてから再度目を開けてみて。本当のたるみ・ゆがみが明らかになるはずです。
若顔のベース作り! セルフ頭蓋骨ケアのやり方
顔の左右差は、老け見えの原因の1つ。ゆがみを引き起こすコリをほぐし、若顔のベースを作りましょう。

(1)下がった側を上にして横になる
バスタオル2枚を三つ折りにして重ね、枕にする。たるみが特に気になるほうを上にし、横になる。耳全体をふさぐように、両手で顔をはさむ。
<ポイント>バスタオルを重ねて頭の位置を固定
三つ折りのバスタオルを2枚重ね、頭の下に置いて肩の高さに合わせましょう。背骨から頭蓋骨までまっすぐになれば、ゆがみが取れやすい状態になります。
(2)頭頂部に向けて圧をかける
鼻から息を吐きながら、上の手で頭頂部に向けて圧をかける。下の手は動かさない。力は入れず、手の重みを使って2回行う。
【プラス1テク】日中は「おでこ上げ」で目元を整えて

外出時などは、おでこに両手を当て、顔が下がっているほうの手だけをそのまま上に動かして。力は入れず、手と頭の重みだけ使えばOK。おでこの骨のズレを正し、たるんだ側だけを引き上げられます。
リラックスして行うほどゆがみが緩和され、顔の左右差が補正されます。ぜひ試してみてください。
撮影/古谷利幸(F-REXon) モデル/渋沢あき
(からだにいいこと2021年4月号より)
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