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雨とカエル

ジメジメと憂鬱な梅雨の季節を、少しの工夫で快適に過ごそう

毎日降り続く雨。洗濯物は乾かないし、カビは生えるし、何だか気分までブルーになりがち。1カ月以上続く梅雨の時期を、快適かつ楽しく過ごせるアイデアをご紹介します。

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梅雨の基礎知識

雨

「梅雨(ばいう)」という言葉の由来は中国にあります。中国では、雨期が梅の実の熟す頃にあたるため「梅」という言葉が使われたようです。もともとは、黴(カビ)が生えやすい時期ということで、「黴雨(ばいう)」という言葉がありましたが、語感が良くないということで、「梅」の字があてられました。

お気に入りの傘で気分もアップ

傘

梅雨の時期にかかせないのが傘。なくしたり壊れたりするから使い捨ての安い傘で十分という人も多いのでは? 少しだけ奮発して、いい傘を手に入れると雨の日のお出かけも楽しみになります。

いい傘は骨組みもしっかりしていて、風に強いなど、さまざまな工夫がなされています。上手にお手入れをして長く使いたいものです。

買ったばかりの傘を、持ち手についたビニールをはがさず、そのまま使っていませんか? 隙間からじわじわと水が入り、傷む原因になります。

また、持ち歩く時は、故障や雨漏りを防ぐためにも、石突き(先端の部分)を地面につけないようにしましょう。

使用後は日陰で乾かすのがおすすめです。室外に乾かす場所がなければ、換気扇を回した状態の浴室でも乾かせます。直射日光は色あせするので避けましょう。

古くなってきた傘も、防水スプレーをかければ撥水効果が復活します。防水スプレーは靴やレインコート、バッグなどにも使えるので一本用意しておくと便利です。

この時期ならではの雨に映える植物を楽しもう

紫陽花

紫陽花

梅雨といえば紫陽花(あじさい)。乾燥に弱く、日差しが強いと逆に枯れてしまう、梅雨ならではの花です。関東なら鎌倉の長谷寺や明月院、関西なら京都の三室戸寺など、各地の名所を訪ねるのも良いですね。

また、色も種類も豊富なので、自宅で鉢植え、切花、ドライフラワーなど色々な楽しみ方ができます。最近は中心に花をつけない「ガクアジサイ」が人気です。

睡蓮

睡蓮

画家・モネの絵画でも有名な水生植物。涼しげで美しい花を水面に咲かせます。「睡蓮(すいれん)」という和名は、夕方には花を閉じる=睡眠する蓮、ということからきています。小さな睡蓮鉢でも育てられるので、ベランダなどに置いても大丈夫です。

クチナシ

クチナシ

クチナシは、沈丁花(じんちょうげ)、金木犀(きんもくせい)に並ぶとされる香木。白く可憐な花を咲かせ、甘くいい香りが初夏を彩ります。

バラ

バラ

5月〜10月頃まで長く楽しめるバラ。「花の女王」と呼ばれるとおり、華やかで、種類も2万種以上あるといわれています。色や形も多様なので、好みの品種を見つけてみてはいかがですか?

テラリウム
苔玉

濃淡様々な緑が魅力の苔。お寺や庭園以外にも、ガイドが案内してくれる森のトレッキングなどに出かけてみるのもオススメ。最近は初心者でも簡単に楽しめる、苔テラリウムや苔玉なども売られていて人気です。

セルフケアのすすめ

梅雨の時期は気圧が下がり、湿度も高く不快指数が上昇。自律神経の乱れから、倦怠感や頭痛などに悩まされる人も多いのでは。こうした不調は昨今「気象病」として話題になっています。そんな時に簡単にできるセルフケアをいくつかご紹介します。

入浴

暑いからとシャワーですませず、ぬるめのお湯で半身浴をおすすめします。また「湯船→冷水シャワー→湯船」を繰り返すとサウナのような“整う”効果も期待できます。ミント系の入浴剤などを使えば、爽やかさもプラス。ただし長風呂は逆に疲れてしまうので20分を目安にあがりましょう。水分補給も忘れずに。

東洋医療

湿気は体に余計な水分をため込み、胃腸も弱らせます。上手に余分な水分を体の外に排出させましょう。黒豆、ハトムギなどの豆類、夏が旬のゴーヤー、キュウリなどの瓜類、他にも海藻などの食品を積極的に取り入れましょう。水分を出しやすくする漢方を試してみても。

ゴーヤ

温活

冷たいものの摂り過ぎには注意。気温の変化が激しく、エアコンで体も冷えがちの時季。食品は衛生的な面でも火を通したもの、飲み物はなるべく常温を心がけたいものです。膝掛け、カーディガンなど、仕事場での冷房対策も忘れずに。薄いシルクの腹巻きなどもおすすめです。手軽にできる、貼るタイプのお灸などで、日頃の冷えを緩和するのも良いでしょう。

雨の日ならではの楽しみ方はたくさんあります。紫陽花をはじめ、梅雨の草花を鑑賞しながら神社仏閣をめぐってみたり、公園を散歩してみたり。雨の日限定サービスを行っている動物園やデパート、近所の商店街などを探して行ってみたり……。その際には、ぜひお気に入りのレインウェアを身に着けて、梅雨の憂鬱な気分を吹き飛ばしましょう!

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